給食室

2017/06/13

 こんにちは。種子島・立山地域担当の協力隊、小原です。

 立山校区の校区はもちろん?立山小学校の学校区がもとのこと。今年に入って一気に、この立山小学校の給食室改装がすすみ、てんやわんやして楽しくすごしていました。

 

給食室改装

 

 立山小学校は、27時間テレビなどで、SMAPの香取慎吾くんも訪れたことがある素敵な小学校。

 入り口にもこんな元気な子的な像や、

 

白い象さん

 

 白い象さん(最初はしっぽが長かったんだけどな?た、台風?)もいたりして、アーティスティックな雰囲気もある、とてもかわいい学校です。

 わたしはこのロゴマークもすきです。

 

立山ってなるほど
立山ってなるほど。

 

 私が地域おこし協力隊になったのは、2年前の7月なんですが、その年の4月に立山小学校は休校になりました。
 休校状態が10年続くと廃校という扱いになるのですが、いざとなったら(?)学校が再開できる期間である休校状態。

 とはいえ、校区の人たちが続けよう!と決めた運動会や時には願成就という秋の大祭、おじいちゃんおばあちゃんたちの会でのグラウンドゴルフ、そのほかにも利用希望があれば学校利用が可能。
 校区としても中心拠点施設のひとつであることにかわりはありません。地域に入って最初のころから行っていた聞き取り(という名の立ち話?笑)でも、この小学校の敷地内にある給食室が活用できたらという話がちらほらきかれました。

 これが、昨年度改装&校区利用ができるようになったのです!!

 

改装&校区利用

 ブラボー!
 地域の人の声と役所の担当課の力によるもの。

 

 最初のころ、給食室は校区管理施設ではないことや中の備品がなくなっていたことなどいくつかの課題がありました。
 ですが、もともと郷土料理を家庭でも作る人たちが多かったこと。役所関係の方が校区に来たときにもお菓子などをふるまったり、女性の方たちが料理上手だったことも手伝い、(加工所利用も希望があれば視野にいれつつ、まずは交流拠点施設という位置づけで。)1年半いろいろあったりなかったりしながら、改装が進むことになりました。

 西之表市中の小学校の給食を一手に引き受ける給食センターができたタイミングで、給食室の中の備品(家電なども)は大方公売などに出されていました。
 地域の公民館や学校の校舎の中にもそこからきたというなつかしい!給食室らしいお皿があったりします。
 給食センターから配達に来てくれる人たちの休憩所として利用はあったようですが、休校してからは人が入ることも特別にはありませんでした。

 区長さんはじめ地域の役員さんたちが視察してくださり、役員会などでもいろいろ良い提案が出て。さらにや役所の各担当さんたちが足を運んで下さり。要望を受けてくださり。
 ですが、まなび~隊の時にも大活躍の支え合い推進委員のお母さんたちが壁の色を改めて選んで下さり。

 

壁の色

 

 ピンクの入った桜のような白です。ミントグリーンの木枠はもとからあったもの。清潔感があってかわいい色の組み合わせ。
 業者さんにもたいへん、たいへんお世話になりながら。また区長さんと協議を重ねながら、備品のことや消耗品のことなどもどんどん進んでいきました。

 その結果、

「なんということでしょう(あのびふぉーあふたーの番組的な感じで)。

畳のあった土間は光の差し込む、広々としたスペースにかわり。
夏場の作業もお年寄りに優しいクーラー完備。

給湯器が設置され、専用のお湯蛇口もかねそなえた広い(ほんとうに広いです。)洗い場は3人でたっても十分なゆとり。

郷土料理専用のコンロは持ちはずして外でも使える使用。
通常のチャッカマンなどを使うタイプではなく、子どもからお年寄りまで安心して使えるチャンネルタイプ。」

 

手長川エビ
もちろん、夏のダクマ(手長川エビ)や角巻き、蒸し団子やふくれ菓子といった郷土料理にも対応の調理器具もあります。

 

外とつながる配膳台

 

そのまま活かして収納
外とつながる配膳台もそのまま活かして収納に。

 

 まなび~隊の経験から、焼き団子などができる大きなホットプレートや、要望の聞こえたパンやピザ、ケーキなどの柔らかいお菓子もつくれる石釜機能のついたオーブンも!(まってましたー!!!豆腐もつくれるそうです。)

 ゆくゆくのことを考え、かかせない衛生面対策も、西之表特産品開発センターきらりの山下先生の講座を受けたことで、食器乾燥機や消毒用アルコール、内外の履物管理なども考えることに。
 さらにこれから、小学校内の家庭科室にある調理台が今期運ばれてくる予定など、さらにパワーアップしていく予定です。

 別談ですが、今回お買い物をしていて、西之表の商店街やサムズ、まつもとと言った用品店の人たちのすごさも感じました。わからないことなども、相談すると他のお店の事なども教えてくださったり、とっても親切に対応してくださいました。
 また、島暮らしの中でも、種子島暮らしの便利なところのひとつなのですが、品揃えが豊富!だったり、いろいろ回るとそれぞれの得意や良さもあったりして楽しいのです。それが車があるとすいすいーっとすぐにいける距離にそれぞれがあったりもして。

 島暮らしって物価が高いのでは?品揃えってどうなの??という質問も時々きくことがあるのですが、種子島は地域の商店企業さんはもちろん、100円均一なども充実していて、今回消耗品を買い揃えるにあたっても、暮らしやすさを感じたのでした。

 関係各所の皆々様におかれましては、ご尽力・お力添え・ご協力いただきいつもありがとうございます!!

 

給食室実際の使い心地は

→さて、次回はこの給食室実際の使い心地は?

 

FacebookTwitterLine