第23回 四万十川ウルトラマラソンを通じて
- 執筆者 村岡明紀
- 所 属かっぱバックパッカーズ
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2017/11/20
かっぱっぱー♪皆さんこんにちは。ムラかっぱです。
秋の四万十町はイベントづくし! 先月10月15日(日)に「第23回四万十川ウルトラマラソン」が開催されました。
四万十川とのぼり旗
四万十川ウルトラマラソンとは、平成6年から毎年10月中下旬に四万十川流域で開催されるマラソン大会で、フルマラソンよりも長く「100kmマラソンの部」と「60kmマラソンの部」が併設されています。また主なコースの特徴は、四万十川の景色を堪能でき、名物の沈下橋を渡ることができます。
コースマップ
かっぱバックパッカーズは60kmスタート地点「こいのぼり公園」から一番近いという事もあり、昨年のリピーターさんの口コミのおかげで今年4月から予約が入り、有難い事にお盆より先に前日の10月14日(土)が埋まりました。
60kmのスタート地点まで徒歩10分
毎年抽選になるくらい人気の大会で、今年は「100kmの定員1800人で2.22倍」、「60kmの定員が600人で2.26倍」だったそうです。
ランナーさんの多くは抽選日まで「仮予約」で押さえる中、1本の電話。
予約はお電話でも承ります
ラ:「ウルトラマラソンの前日、男性1名確定でお願いします。」
ム:「1週間前まではキャンセル出来るので、抽選結果がでるまで仮予約も可能ですが…。」
ラ:「外れてもボランティアで応援に行くので、大丈夫です。」
ム:「わかりました。確定で押さえて置きますね。」
7月4日の抽選日を迎えて確定&キャンセルの連絡が相次ぐ中、確定のランナーさんからの連絡はなく、大会の1ヶ月前に1本の電話。
ラ:「遅くなりましたが、当選しました。9月下旬に窪川に用事があるので、1度下見がしたいです。」
ム:「了解です、お待ちしてますね。」
9月下旬
「こんにちは。お世話になります」
と来られたのは大月町からお越しの年配のランナーさん。
早速、館内を案内して気に入った場所に布団を用意させて頂く事になりました。
キッチンと小上がり
大会前日の10月14日
昨年のリピーターさんをはじめ、沢山のゲストさんの緊張感が館内に漂う中にポツリと座って居た年配のランナーさんにお声を。
ム:「お疲れ様です。いよいよ明日ですね。」
ラ:「昔は至る所のマラソン大会によく出場していたんだけど、足を痛めてしまって走れなくなってしまってね。その足を走れるようにしてくれるという名医が宿毛から窪川に移動になってしまって…。それで前回お邪魔したんですよ。」
ム:「足は大丈夫なんですか?」
ラ:「歩くより、走る方が楽なんで大丈夫ですよ。」と微笑む。
ゲストさん達から頂いたお土産
…ウルトラマラソン大会の前日は土砂降りの雨。
消灯の見回り時にゲストさんが作った「てるてる坊主」を発見!!
天気が回復し、皆さんが無事に完走しますように!
大会当日の10月15日
大会当日はてるてる坊主の効果があったのか小雨に。
60kmのランナーさんが次々とチェックアウトする中、一番最後にチェックアウトをした年配のランナーさん。
ラ:「先生に治してもらった以上、完走を目指しますね。」
ム:「お宿から応援してます。ファイトです!」
とガッツポーズ。
負け時と満面の笑みでガッツポーズをして会場に向かわれる姿が印象的でした。
会場に向かうランナーさん達
夕方のチェックイン対応中に1本の電話。年配のランナーさんからでした。
ラ:「お世話になりました。ぐっすり眠れたので無事に完走出来ました。年代別で3位に入る事ができました。本当にありがとう。」
ム:「おめでとうございます。来年もお待ちしてます!」
最後に嬉しそうな元気な声が聞けて、少しホロリとしてしまった15の夜でした。
来年はどんなランナーさんと出会い、ドラマがあるのか楽しみです。※ちなみにもうすでに仮予約が入ってます(笑)
「第24回四万十川ウルトラマラソン」に参加される予定の60kmランナーの皆様、かっぱバックパッカーズでお待ちしてますっぱ♪
■かっぱバックパッカーズ
TEL:090-5278-4402
E-mail:kappa.bps@gmail.com