高校生がまちのCMをつくる?!@京都府福知山市

2018/02/16

 みなさんこんにちは。そしてお久しぶりです。Tomos-人のココロに火を灯す-の中田愛です。
 みなさんの地域では、積雪はいかがでしょうか。私の住む京都府福知山市では、このような感じです。

 

あたり一面真っ白

 

 あたり一面真っ白です。四季のまさに「冬」を感じることができます。
 私は毎日「極寒やー」と叫んでいます。(笑)ちなみに雪かきをすると、遊びに走るので、旦那から「やらなくていい」と言われております。(笑)
 さて本日は、高校生が京都府北部地域である中丹地域のCMを作る「京都府高校生ミライカレッジ事業」で、お話させていただく機会をいただいたので、その時の模様をお伝えします。
 
 みなさん、高校生の時にまちと触れる機会ってありましたか。
 それは何気ない日常を思い返すと、町内会のおじちゃんおばちゃんと話してたなーとか、お祭りがあったなーとか思われる節があるのではないでしょうか。その一方で部活漬けの日々で、全くなかったという方もおられるかと思います。
 私は高校時代を思い返すと、日々まちと触れる機会はなかったなーと思います。
 ただその一方で、私の本家がある島根県雲南市に初めて訪問したのは高校1年生の時でした。その際に、人口減少が進み衰退がはじまっていたこの「いなか」を誰が守るのか、どうにかしなきゃという想いを持ち始めたきっかけの時期でもあります。
 
 今回は、京都府中丹広域振興局さんが主催する「高校生ミライカレッジ事業」は、中丹地域の高校生をはじめとした若者に地域の魅力を感じてもらい、将来的な移住・定住につなげるため、地域の企業や大学と連携し、高校生が地域CMを制作し、WEB等で広く発信する事業です。
 ここでみなさん、「?」と思われた方も多いんじゃないでしょうか。「中丹」という言葉。京都府の中丹と言えば、福知山市、舞鶴市、綾部市の3市のことを示します。
 
 高校生たちは2017年8月から11月までの間、自分たちで撮影し、動画を編集しCMを作ってきました。その発表会で私はお話させていただきました。
 タイトルは「学生と移住者と嫁と」です。

 

学生と移住者と嫁と

 

 なぜこのタイトルを選んだのかと申し上げると、私が京都府福知山市と関わりを持ち始めたのは、学生時代。その後移住、その後嫁と視点が変わったからです。
 
 今回、参加する高校生のみなさんは、兵庫県の方もおられましたが、実家から高校まで通学する生徒さんばかり。
 ということは、ソトから来た視点で「まちと関わる」ことについてお話させていただいた方がよいなと思いました。強制的にまちと関わることを推進したいとは思っていません。
 まちと関わる関わり方は色々な選択肢があるということと、もし進学や就職を機に、この地域を離れたとしても、関わりを持ち続けてほしいというメッセージを送りました。

 

進学を機に高校卒業後

 

 今回おられた高校生の中で9割が、進学を機に高校卒業後、他の地域へ行くことを考えておられました。それは素敵な選択肢であると思いますし、外に出ていいと思います。
 ただ、その一方でまちとの関わりは忘れないでほしい。それが1年に1回だとしてもいいと思うし、何かしらの自分らしい関わり方で関わってほしいなと思います。
 
 ちなみに私は、地元である滋賀県大津市との関わりは、ネットで情報をシェアするくらいですが、それでいいと思っています。
 一番アカンことは、「無関心」じゃないかなと感じています。

 
▼それぞれの高校での取り組みは、こちらからご覧ください。
 

日星高校編「舞鶴さんぽ」

 

福知山高校「自然と文化の福知山」

 

福知山成美高校「行ってみよう、福知山」

 

 そして別の機会に大阪府内の大学でお話させていただく機会があったのですが、その時に「京都府福知山市」の場所あてクイズをさせていただきました。

 

「京都府福知山市」の場所あてクイズ

 

 そうすると、約4分の1の学生が正解でした。その時改めて感じたことは、1700以上基礎自治体がある中で、一つのまちにしか過ぎないということです。
 
 数あるまちの中での一つ。だからこそ、「誰かのココロに残る」また「誰かがまちを面白くしたい!」という想いを持った人を育てる重要性を感じました。
 今は移住者の取り合いみたいな形になっていますが、中の人を育てる事ってとても大切です。
 外からの力をなんぼ頼っていても、中の人が動いださないと意味がない。また外の人も来ていただけないと、中だけでは限界があります。

「まちを面白くしたい!」

と色々な分野でふつふつ起こると、必ずまちは動きます。
 
 そのためには、この高校生がCMを作る取り組みはよかったと思いますし、改めて自分自身が住んでいるまちの魅力を再発見することができたのではないでしょうか。
 もちろん、高校生たちが「まちと関わるって面白い!」と思ったり、感じたかは定かではありませんが、「まちと関わる」経験をした彼ら彼女の今後に期待したいなと思います!

 

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