働きながら農業を学ぶ!~インターンシップで体験したこと感じたこと(体験編)~
2018/03/08
- 執筆者 谷藤晃宏
- 所 属一般社団法人いなかパイプ
今回は、10月末に四万十へ来てから1ヶ月の間に、自分が体験したこと、その中で感じたことなどを、つらつら書いてゆきます。
※あくまで私の感想ですので、「ココに来たらこんな体験が出来るのか」というと、それは人それぞれだと思います。体験の内容も、その時期や来た人の目的によってまちまちだったりします。なので、この記事の内容はざっくりと皿鉢料理の大皿のような気持ちで読んでもらえるとありがたいです。
高知県や四国に来たことがない方は、まず、お手元のスマホでgoogleMapを開いてみて下さい。
1. 画面の隅などにあるボタンから該当の項目をいじって、地図の表示を航空写真にしましょう
2.「十川(とおかわ)駅」と検索しましょう
3.ちょっと画面の表示範囲を広げ(縮小して)ましょう
画面のほとんどが緑色に染まりますね。
山と川。川に沿ってちょびっと人家。見える景色をざっくり言ってしまうと、それだけです。それだけなのですが、深く心を動かされます。
十川駅へ降り立って、最初に視界に入るのは眼前に広がる四万十川。
渓流釣り師達にとっては聖地とも言える川。それが目の前に・・・。何で俺は釣り竿を持って来なかったのかとひたすら後悔(但しこの時期は禁漁期間です)…釣りキチの血がムズムズ。
駅のホームから階段を下りたところに、お迎えのお姉さん(新・農業人フェアで説明してくれた方)が。
「谷藤さん、ほんとに四万十に来ちゃいましたねー」
「来ちゃいました!」(←夏休み気分)
車に乗り、各地を案内して貰い、いざ寮へ。川沿いの国道を走り、脇道に入ります。そして山道をずんずん進んでゆきます。このまま拉致されるのではないかと、だんだん不安になってきます。
不安を拭うために窓の外を見ると、ふと気付く。
「こんな奥に集落がある」
車はまだまだ進みます。
「・・・え、まだ奥に行くの?・・・こんなところに小学校(寮)があるの?」
(もちろん、山中に置き去りにされたり拉致されることなく、無事に小学校(寮)に辿り着きました。)
そして、そんな奥地に自然石を整然と積み上げた段々畑が広がる様を見て、この地を切り拓いた先人の方々の苦労を考えると、何とも言えない気持ちになりました。そしてこれは、四万十(旧十和村)のどの地区でも感じることになります。
この感覚は、以前にお世話になった長野の地域とは全く違うものでした。(また後日、体験した長野の地域と四万十の地域との比較なども書いてみようと思います。)
私は、来年度の「しまんと農業研修制度」に参加するという目的で四万十に来たため、農業メインのプログラムをいなかパイプの皆さんが私用に作成してくれていました。
その作体験内容を列挙すると・・・
1.栗の加工作業・・・しまんと新一次産業株式会社さん
(地域の栗をペーストにする工場で加工のお手伝い。新築で綺麗!裏手の景色も綺麗!)
2.お茶の刈慣らし・・・合同会社広井茶生産組合さん
(巨大なバリカンのような機械で、好き放題に伸びたお茶の木の枝を綺麗に刈ってゆきます。深さの見極めを間違えるとハゲてしまいます。。。(額に手を当てる筆者))
3.有機・無農薬農法の農家さんのお手伝い・・・桐島畑さん
(その時々に応じた野菜の収穫、出荷、苗作り などなど)
4.生姜の収穫作業・・・株式会社坂田信夫商店さん
(窪川地域にある会社さんで、生姜の収穫作業のお手伝い。規模の大きな農業法人さんで、作業方法の違いが勉強になります。)
5.プログラムの合間に、地域のお祭りに参加
(わっしょーい!)
他にも、(受講料は自費ですが)チェーンソーの講習を受けたり、県内の他の場所で地域活性に奮闘されている方の講演を聞いたり、と色々満載の29泊30日のインターンシップでした。
・・・え?「ザックリまとめた感がすごい」? 細かいことは気にしない! 1つずつ細かく書いてたらキリがないんです(`・ω・´)キリッ
他にも、貰った野菜を持ち寄って寮の皆で鍋をしたり、衝動に耐えかねて休日に海で釣りをしたり(1時間で太平洋に行ける!)、釣果に納得いかずもう一度釣りをして満足したり、と楽しく過ごしました。
ということで、インターンシップ中の出来事で『体験』に焦点を絞って書いてみました。次回は、その体験の中で『感じた』ことを書いてみます。
ではまた!
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