私がTomosを離れる理由と感謝

2018/03/22

 みなさん、こんにちは京都府福知山市在住のTomos-人のココロに火を灯す-より、中田愛です^^
 みなさんの地域では冬が終わりましたか? 京都府福知山市にもようやくの春の兆しがやってきました。雪国出身ではない私はやっとシーズン開幕というところです。
 
 さて今回は、私がこの3年ずっと高校生や大学生と取り組んできたTomosのCEOを退き、オブザーバーとしての関わりへと変化する事への決意をお話しできたらと思います。

 

1.私がTomosの中の人間ではなくなる理由

 
 まず、皆さんが住んでいる地域には、大学がありますか。「田舎」と呼ばれるまちには、大学が存在していないところも多々あるかと思います。
 京都府福知山市は、人口約79,000人のまちで、1つの公立大学があります。今は、大学が私立から公立化を果たし、高校との連携である高大連携が見えるようになってきました。
 
 私が福知山市に関わりだしたのは、2014年10月。福知山市には高校が6校あり、約3600人が通っていました。
 ただその一方で、高校生はロールモデルとなる大学生や社会人と出会う機会がなく、人口流出は進むばかり。その一つの打開策として、高校生がロールモデルとなる大学生や社会人に出会い地元や自分のミライについて対話する機会を作りました。
 その当時は、そういった動きが「特に珍しい」と言った土壌の中でのスタートでした。しかし、今は福知山に公立大学ができ、少しずつまちに学生が出て、まちの動きが変わってきました。

 

福知山市にやって来た頃

 

 私が福知山市にやって来た頃とは、状況変化したというのは、とても大きく嬉しく感じています。ただ、学生が福知山市にたくさんやって来たからと言って、高校生と大学生が出会う機会があるとまでは言い切れません。高校生や大学生と出会う仕組みは、急ピッチで必要だと思います。
 都会では当たり前になっている世代を越えての出会い。でも、田舎ではまだまだ珍しがられます。なので、その仕組みづくりに奔走したいなという想いがでてきました。

 

仕組みづくりに奔走したい

 

 高校生や大学生のやりたいことや悩みを引き出すのは、とても好きなことなので、引き続きやりたいと思います。
 ですが、一緒に企画を中でグイグイと作っていくことは辞めたいなと感じました。どうしても、私が関わると私の色が出ます。それはよくも悪くもだと思います。
 なので、私がいない企画をもっともっと見たいし、何より一緒に取り組を始めた高校生が大学生になり、まもなく3回生になります。彼ら彼女らは、もう自分たちでできる。私がいなくても絶対多世代交流の場は作れると感じました。
 見てください、このファシリテーショングラフィック。当時、高校生だったスタッフが書いてくれたのです^^

 

ファシリテーショングラフィック

 

 初めて企画をしたとき、涙していた彼女が、Tomosで学んだファシグラを実践しているのです。とーーーーっても嬉しくて。家に飾ろうかなと。(笑)
 本当に一緒にやってきた高校生たちが、それぞれの場所で成長して帰ってきてくれます。その姿を見るたびに、自分自身がいなくなるタイミングを見計らっていました。(笑)「あ、もうちょっとかな~」「いやまだいたほうがいいかな~」など。

『地元の子が地元を動かす』

私が目標にしてきた動きが絶対できる。そう感じたので、CEOという立場からオブザーバーという形に変えることにしました。

 

2.オブザーバーって何するの?

 
 オブザーバーになって何をするかというと、「相談役」になります。呼んでくれたら駆けつけるし、呼んでくれなきゃ表舞台には一切でないというシステム。
 要はよきように使ってくれたらいいなと思っています。(笑)
 
 これからも私は彼ら彼女らとはミライを作る仲間です。急に一切かかわりません!とはしません。それだけはしません。
 私自身もこのプロジェクトに関わる際には、たくさんの大人と始めました。が、どんどん大人は消えていき、相談する人がいなくなった時がありました。今でも忘れません。(苦笑)
 そういう状況にだけはしない。それが日々伴走し続けてきたからこそ、はけ口はあったと方がいいなと思いました。

 

プロジェクト

 

 なので、名簿には私の名前は記載されたままです。引き続きTomosを応援していただけたらと思っております。

 

3.関わっていただいたみなさまに感謝!

 
 この3年半、Tomosとして活動を続ける中で、多くの方に出会いました。
 知りあいが全くいないところからのスタートでした。正直、スタートの時、全く不安はありませんでした。しかしどんどん活動をすることで不安になっていくことは多々ありました。
 周りからどんどん大人がいなくなったときはとても不安でした。でも、色々な出来事を高校生や大学生と一緒に乗り越えたからこそ今があります。
 
 私は引き続き、彼ら彼女らをサポートしたいと思います。今度は、仕組みづくり。なんとしてもやっていきたいと考えています^^
 本当に今まで応援していただきありがとうございました! 次回の私の投稿では、次に取り組みを行う内容についてお伝えできたらと思います!

 

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