好奇心の向こう側へ旅をする。信州北アルプス山麓ゲストハウスカナメです。
 
- 執筆者 たつみかずき
- 所 属LODEC Japan合同会社
- 2018/04/06 
長野県大町市中綱集落の、ゲストハウスカナメです
 
 日本の四季を感じる北アルプス山麓よりこんにちは。「地域と人を繋ぐ」LODEC Japan合同会社のたつみです。

 
 今回は、私達が運営している「ゲストハウスカナメ」のお話をさせていただきます。
 北アルプス山麓地域と私達が勝手に呼称する地域は、日本海から南に真っ直ぐ!その距離約140キロ山脈が松本市まで連なっております。
 その約140キロの北側半分、安曇野以北である地域で活動しています。
 
 最北は、私達が初めに運営を始めた「古民家ゲストハウス梢乃雪」がある、小谷村-OTARI-。
 その南はスノーリゾートして世界中から人々が訪れる白馬村-HAKUBA-。
 その南は私達LODECの事務所兼シェアハウスがある大町市-OMACHI-。
 
 と続きます。

 ゲストハウスカナメは、大町市の北側で白馬村との境の中綱集落に経つ築60年ほどの昭和の一軒家。
 中綱集落には無人の簗場駅-YANABA-があり、駅を降りると真正面に伸びる橋と小さな湖。その向こうには集落と、山。
 
 ここにあるのは、ひたすらに大自然と、その自然と共存してきた人々の暮らしそのもの。なんだかとても「旅」を感じさせるようなロケーションに魅せられます。

 集落の向こう側の山には「鹿島槍スキー場」があって、集落の坂を登ればすぐにゲレンデです。
 この道を歩いて集落に入り、すぐのところにゲストハウスカナメである、屋号北屋は佇みます。

外観だけを眺めると、少々殺風景なおうちなのですが、、中に入ると、なかなかレトロでフォトジェニックで可愛いお家なんですよ♪





 外観では想像できないほどカラフルなお家でしょ?笑
 ゲストハウスの中では珍しく、カナメでは宿泊者のゲストみんなでご飯を作ってみんなで食べます!
 
 みんなで「いただきます!」も「ごちそうさま!」もして、みんなで片付けます。
 雑魚寝で畳に並べて敷かれた布団に入る頃には、まるで昔からの友人のような関係性になっているのです。



カナメから徒歩2分で、鹿島槍スキー場のリフト乗り場にたどり着けて、そのリフトに乗ると、、

 どどん!!と、こんな景色が広がります。
 真正面にそびえるのは、北アルプス鹿島槍です。なんと壮大な、、

ゲストさん同士が仲良くなって、こうやって一緒にゲレンデにでかけていくのは、冬のカナメでよくみられる光景です♪

 このお家は2014年から私達がゲストハウスとして運営を開始しましたが、それまで20年ほどの間空き家なっているお家でした。
 20年もの間、暮らしの場ではなくなっていたけど大家さんが大事に大事に管理していたお家です。
 ゲストハウスとして運営を開始するときに手をかけたのはトイレと洗面所の水回りだけでした。
 
 人の想いが詰まったお家を預かるに際して、私はこの家の名前に大家さんの名前をいただきました。
 ゲストハウスカナメは、ゲストハウスとして新たな時間をお家が刻み始めた数ヶ月後に亡くなった大家の「要」(かなめ)さんから頂いた名前なのです。
いなかパイプさんとの出逢いは、カナメがきっかけでした

 私がいなかパイプさんと出逢ったのは、カナメを管理していたのスタッフが「旅に出たい!!」と言い出したことから始まりました。
 そうです、辞めたい!と言い出したのです!!笑
 
 カナメは、管理運営を完全歩合制でスタッフに委託する形の運営をしているので、スタッフが「辞めたい!!」となればなかなかあたふたしてしまいます。笑
 とは言え、これからの新たな一歩を歩きだそうとするスタッフを送り出してやろう!! と前向きに考え、(そう考えるしかないよね。笑)私は新たにカナメを愛して運営してくれる方を探し始めたのでした。
 
 そのときに出逢ったのがいなかパイプさん!
「いなかととかいのパイプウェブ」??!
「いなか求人」???!!
ぴったりじゃないか!!
 そうして私は、一心不乱にいなかパイプさんに向けてメールに恋文をしたためたのでした。
■いなか求人
>>信州北アルプス山麓のゲストハウス宿主さん
こんにちは。信州北アルプス山麓ゲストハウスカナメです。

 そんなことから、いなかパイプさんはじめたくさんのみなさんのご協力を賜り、無事にゲストハウスカナメは今日も元気に運営を行っております!!
 2017年8月より、ゲストハウスカナメには、ご夫婦がお家の管理を手伝う野球少年のような男の子が3人で暮らしており、宿主!はご夫婦の奥さんが務めてくださってます!!

左から
わかめさん(旦那さん/LODEC社員でもある)
よーこさん(奥さん/カナメの宿主)
なかむー(お家の管理のお手伝い)
 ご夫妻が中心になっての運営から半年が経ちました。
 要さんからお預かりした屋号北屋には、今日も日本中(たまに世界中)から「ただいま!」と、人が訪れます。

 ゲストハウスカナメの冬ももう少し。
 春めいた陽気の日が続いたかと思えば、吹雪く日もあり、、そんな毎日を繰り返しながら、少しずつ春に向かう。
「毎年冬になれば、こんなところ出てやる!!思うのにねぇ。春になって花が咲いたら、こんな良いところ他にないわ!って思うんだよねぇ。」
集落の母ちゃんがそんなことを言っていたことにとても納得する次第です。笑
 この村は、この地域は、さいっこうに美しく愛おしいのです。

「ここには、あなたの知らない日本の世界が広がっている。」
そんなことを私はよく口にしています。
 それはちょっとおおげさかもしれないけど、驚くほどに美しい世界がここには日常的に存在しているのです。

さぁ、好奇心の向こう側へ。旅しにおいで。
 
■ゲストハウスカナメのこれまでの話
>>ゲストハウスカナメ<第3章>突入!新スタッフが北アルプス山麓の「暮らしの日常」に手招きします♪
 
■北アルプス山麓地域への入口は、こちらから。
>>LODEC Japan合同会社
 
長野県北アルプス山麓地域の人
たつみかずき









