旅して生業を創る!について考えてみたpart2
- 執筆者 たつみかずき
- 所 属LODEC Japan合同会社
2018/07/04
長野県北アルプス山麓よりこんにちは。「地域と人を繋ぐ」LODEC Japan合同会社のたつみです。2018年度が始まり、新たなことが早速始まり年度始まりから怒涛のスタートを切っております。
2018年度に取り組むこと
●ゲストハウスを離脱します
実は、2011年から運営をしておりましたゲストハウスを離脱し、地域密着型ゲストハウスの新名称【noie】に変更することになりました!
●おばあちゃんと暮す家、始めます!
拠点である大町市において三軒目となるシェアハウスの【シェア&コミュニティハウスmetone-芳仙閣-】の運営を開始します!このお家はなんと、おばあちゃんと暮らす家。80年もの時間をこの地で暮らした大先輩の暮らしを間借りします。
●滞在型市民農園(クラインガルテン)の管理を任されました
大町市美麻地区のクラインガルテンという体験型市民農園の管理業務を大町市から任されました!公共施設からの移住促進に本気で取り組みたいと思います!!
●大町市のコワーキングスペースを創る仕事
大町市外地にコワーキングスペースを創る!お手伝いをします。長野県の自治体ではコワーキング新設がブームのようになっていますが、、ちゃんと意味のある公共施設を創りたい!と熱気むんむんです。笑 管理人を募集!してるよ!
実際に、旅して生業を創る!を実践中(つづき)
本編に戻ります!笑 前回は、旅=好きなこと に見立て、好きなことを生業に変える!!的なお話をつらつらと書かせていただきました。
前回の話
>>旅して生業を創る!について考えてみたpart1
今回は、「旅して生業を創る」を現在目下実践中のお話を書きたいと思います。
ぼくは20歳になる直前人生に迷っておりました。当時ぼくは京都で暮らしていて、順風満帆な桃色のキャンパスライフな大学生でありました。
大学生!という、最強のジョブを装備したぼくは縦横無尽にキャンパスから部室棟からバイト先からライブハウスからクラブから繁華街から、あっちこっちのあれこれに首を突っ込み楽しいことに貪欲に日々を過ごしておりました。
そんな当時、「楽しい!」ことの先が全く見えない!!ということに気がついたんですね。楽しむことを「構築」するではなく、ただひたすらに「消費」していたんです。集まって騒いで呑んで。見通しの見えない未来よりも、目の前のキラキラ輝く現在に夢中になっている!ふりをしていたことに気がついたんです。
で、大学を辞めました。笑 勢いはよかったんです!でも、その後についてが見えなかったんですね。そのときにあれこれ考えた中で行き着いた一つの答えが
「10年間は旅に出ない。」 だったんです。
そのときの話は長くなりますので、ご興味のある心やさしきあなたは以下のリンクをご笑覧ください。
>>「楽しいこと以外やらない。」そうやって生きていくことだけ、決めました。
そして、気がつけば自分で決めた10年間が経過し、ぼくも歳をとり、、めでたく旅が解禁されました!笑 20歳の頃に「やりたい!!」と思っていたことが10年越しに思う存分できるようになったのです。
とは言え、ただ旅をする!ではなく、ぼくが実践しなければならいことは 「旅して生業を創る」 ということなのです。
そこでぼくは旅の中でお金を生むことはなんなのか? について考えてみたのです。
旅を生業にどう変えるか?考えてみた
宿を運営していて感じたことは「誰かの非日常」を人は欲する!ということです。
ぼくは長野県のど田舎の古民家で暮らしていて、当たり前に縁側から外の景色を眺めていました。
「この景色をぼくと同じように眺めたいと思う同年代(若年層)って、結構いるんじゃない??!」
ぼくが暮らす長野での日常は、誰かからすれば「非日常」で、その地域間が生む「差」というものが、人を動かす能動性と成る!! ぼくはそんなことを考えていたんですね。
つまりは、この「差」が「お金に成る」ということです。
①そこにしかないものとここにしかないものは
②地域間/他国間をわたることで価値の差を生み
③物も情報も場所が変わることでお金に変わる
→これを旅をすることで生業に変えることはできないか?
ということを考えました。
そこで、現在実践していることは3つ
①講演会
②車(古物)の販売
③食器雑貨(古物・海外買付)の販売
講演会は、ぼくたちがこれまで行ってきた地域での暮らしと生業の話を他地域で行い。
車の販売は、自分の乗りたいオンボロ車を日本のどこかで手放したいと思う人から譲り受け、直し使える状態にして、日本のどこかでほしい!と思う人に譲る。
食器雑貨の販売は、旅で出逢った素敵なものや、地域の捨てるにはもったいないものを集め、使いたい人に引き継ぐ。
こんなことを実践しています。全てが、場所を移動することで生じる「価値の差」を引き継ぐ作業です。
車も食器も、古民家と同じく「必要」と思う人に出逢えずして朽ち、廃棄されている。古い家の価値を移住してから知ったぼくは、「失う」ことへの女々しさをどうにかする!ことをしてみたかったんですね。
なので、実際に「旅」をするは、ぼく自身だけではなく人と人と渡り、「古く成る」まで、誰かに愛された「物」のことも指しているのです。
人と人とを旅した古物の物語
そんなこんなで、つい先日古物商を取得いたしました!笑
一枚のお皿にも、サビが目立つポンコツの車にも、誰よりも地域を知る古家にも、「人の時間」が詰まっている。
人と人とを旅した古物の物語。
そんな物語を後世にお伝えすることができればな〜〜〜〜。 というのが、古物商をやりたい!と思った理由です。
そして、旅して生業を創る!ということを、これかも実践してしていきたいのです。あなたも「好き」を生業にしてみませんか?地域の中であなたの「好き」を、誰かに届ける。
ここではないどこかに
ここにしかないなにか
を届けること。それが、あなたの愛しき地域で生み出すことのできる生業だと思うのです。
2部に渡る長々しい文章をお読みいただきありがとうございました!
旅して生業を創る!実践中♪
>>旅する古物商-hito.to
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長野県北アルプス山麓地域の人
たつみかずき