龍馬パスポート体験プログラム〜手ぶらではし拳体験〜
- 執筆者 村岡明紀
- 所 属かっぱバックパッカーズ
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2019/02/21
かっぱっぱ〜! 突然ですが、皆さんは龍馬パスポートを集めてますか?
龍馬パスポートとは、高知県内の主な観光施設などで提示するだけで特典が受けられる、高知観光に断然おトクなアイテムです。
龍馬パスポートの楽しみ方
参加施設でスタンプを集めるごとにパスポートの色が変わり、どんどんステージアップしていきます。ステージは全部で5つ。各ステージをクリアするごとに難易度も楽しさもアップしていきます。ゴールドの後は「殿堂入り」!
ステージアップの仕組み
殿堂入りすると高知駅前の観光情報発信館「とさてらす」にて達成記念プレートが希望者のみ掲示されます。また殿堂入り後は、観光達人初段パスポートが発行され、一段〜十段そして「免許皆伝」になるらしいです。
かっぱバックパッカーズも参加施設ですので、宿泊の際にはぜひご提示してください。かっぱだけに「かっぱえびせん」をプレゼント!
特典はかっぱえびせん
さてさて、本題に。このパスポートはブロンズから「体験スタンプ」が1個以上必須になってきます。先日、ゴールドのゲストさんが宿泊に来た際に、
「あと1つの体験スタンプで殿堂入りになるんですが、どこか良さげな体験ないですか?」
とのご相談を受け、早速リサーチ開始!!一番近い施設が四万十市西土佐にある四万十天文台の「星空の街で天体観望会」。早速、問い合わせしたところ
「2月14日まで休館です。」
との事で却下。 ・・・さて困った(汗)。
ふと目に止まった宿毛市観光協会の「手ぶらではし拳体験」。
高知出身の自分も「はし拳」という言葉は知っているものの、ルールは全く知らない。「体験は1人から受付可能で2名になると割引、体験を通じてでルールがマスターできる」との事で、この機会に便乗して宿毛市へゴーゴー!!
宿毛までは約1時間20分
宿毛市街地にある「宿毛ふれあい市場」では四万十の山奥では手に入らない新鮮な魚やめずらしいモノが並ぶのでちょくちょく買いに行きます。
ネイリが100円
無事に定刻時間に到着。宿毛市観光協会は宿毛駅の真下にあるのでわかりやすい!四万十町観光協会ももう少しわかりやすい場所にあればよいのに…(涙)
早速受付を済ませて、法被を羽織って気合い十分!
はし拳とは、2人が相対して3本ずつの赤箸を前面に突き出し、箸の合計本数(自分のものと相手のもの)を威勢よくリズミカルな調子で当てる競技であり、高知県に伝わる「土佐のお座敷あそび」の1つです。
はし拳体験
由来は、幕末の(嘉永2年1849年)に宿毛の商人•大黒屋丑松のもとを訪れた鹿児島の船頭が「薩摩拳」を伝え、それを宿毛の船頭達が発展させたという記述が残っているので「土佐のはし拳」は宿毛発祥の文化なのです。
当初は食事の箸を用いて数当てのバクチを行っていたのが、その後金銭を賭ける代わりに、盃に満たした「酒」を負けた方に飲ます風習に変わったとの事です。酒っていうのが高知らしいですね。…自分はできれば負けたい(笑)
宿毛発祥の文化
それでは、実践しながらルールを学んで行きましょう。
①対戦する2人が赤箸を3本ずつ持ち、正座して向き合いじゃんけんで先攻•後攻を決めます。(最初はグー、じゃんけんポンが基本)
②お互いに両手を後ろに廻し、相手から見えないようにします。
③後攻は何本かを相手から見えないように握って前に出し、「いらっしゃい!」と言います。
(持つはしの数は0~3本の4 通り。 このとき0~1本なら「1本」2~3本なら「5本」を後で宣言します。 宣言するとき「1本」「5本」以外の数を言ったり、1本しか持っていないのに「5本」と言ったりするとチョンボで負けです。 )
④先攻は相手の数を予想して、合計が3本になるように自分でも何本か握り、相手から見えないように威勢よく前に出し、「3本」と言います。(3以外の数は言えない)
⑤後攻が合計を予想し、「1本」または「5本」を宣言します。(先攻と同じ数や偶数は言えません)
⑥両者が手を開いて箸を見せ合い、合計を数え合っていた方が勝ち。両者外れたら、先攻•後攻を換えて続行。
⑦3本勝負で先に2回勝った方が勝ち。負けた方が座に置かれた罰杯を飲みほす。
ゲストさんとスタッフさんの1戦
はし拳は頭脳戦であり、上級者になると相手の手の握り方や手首の角度で何本握っているかわかるとか。自分は素人ながらスタッフさんにストレート勝ち。 ・・・酒飲みたかった(笑)
場に出るはしは全部で16通り
また高知では、高知県酒造組合が認定する「土佐はし拳全日本選手権大会」に正式認定された高知場所(高知市)、安芸場所(安芸市)、野市場所(香南市)、宿毛場所(宿毛市)、南国場所(南国市)の4大会のほか、馬路村大会、土佐のおきゃく場所など、各地ではし拳大会が開催されています。
これを機に一度現場を見たい人は、2月の最終日曜日には南国場所、3月のには土佐のおきゃく場所もあるので行ってみてはいかがでしょうか?
まずは、手ぶらにはし拳体験をしたいと言う方は下記に問い合わせをどうぞ!
【手ぶらではし拳体験】
料金:3,000円~(税込)
※1人追加ごとにプラス1,000円(例:2人だと4,000円)
※内訳:レクチャー&参加費1,000円/1人、会場設営費2,000円
最少催行:1人
所要時間:1時間程度
定休日:無
予約方法:2日前までに、お電話かメールにて宿毛市観光協会にお申込みください。
☎0880-63-0801
mail:info@sukumo-darumayuhi.jp
ムラかっぱに挑みたい方はかっぱバックパッカーズにお越しくださいっぱ♪
勝利品「はし拳セット」をゲットしたので、いつでも挑戦者を求むっ!!!!!
はし拳セット