人生初のお茶摘みから、土佐茶に癒やされちゅうよ !!

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執筆者 和田玲子
所 属Array

2019/06/12

 女性シェアハウス&民泊「土佐指南家」おかみのレイです。

 意外と知られていないのですが、土佐は実はお茶どころでもあります。清流といわれる四万十川、仁淀川などの流域である中山間地域が主な生産地。昼夜の気温差、山の急斜面を利用したお茶畑で土佐茶を育てています。気温差が川霧を発生させて日光が遮られることで茶葉に苦みのない、まろやかな風味をのせていきます。どうです、土佐茶を飲みたくなってきたのでは? ぜひ、ご試飲くださいませ。

 先日、仁淀川町で、日頃からお世話になっている方から、「お茶摘みをしてみんかね〜」とお声かけいただきました。そのご縁で、おかみは人生初のお茶摘みを体験することになりました。そして、東京から高知に移住された仲良しご夫妻を誘って、一番茶のお茶摘みへと、馳せ参じたのです。

 

土佐茶

 

 風が強い時間帯もありましたが、晴天の青空と茶葉の美しさに魅了されて、ただただ感動していました!! 作業を進めていくと、次第に茶葉を摘む手から、ほのかに香りが匂ってきます。嗅覚、視覚、触覚と普段あまり意識していない感覚を身近に感じていました。お茶畑で食べるお弁当の味も、最高で作業の疲れも癒忘れていく感じ・・

 自然に育まれて、生きていることを実感していく時間でもありました。

 茶摘み専用のハサミも使いましたが、実はコレ、予想以上に重くて、「筋肉痛は、間違いなく、出るろうね」とみんなで大笑いしたものです。地道で、体全身に疲労を感じる作業を体験する中で、美味しいお茶を飲むまでには多くの行程があり、それに携わっている方々への感謝の思いが溢れてきました。

 心の底から 日本人でよかった〜 と思い、ほっと一息に、気分転換に、食事などで気持ちまで癒やしてくれるお茶の時間、これからも大事にしていこうと心に決めました。

 

仁淀川

 

 本日5人でのお茶摘みで、約45kgの茶葉収穫。作業中に、ご近所の方が声をかけてくださったり、一緒に笑ったり、こうしたらいいよと教えてもらうコトもありました。いなか暮らしでは、よくあることで、不思議と次第に声をかけて、かけられのやりとりが楽しくなってきます。

 お年寄りの方から聞く話は、その地の歴史であったり、祭事などの言い伝えなど聞き入ってしまうことがよくあります。先人達の知恵や工夫を知ることにもなります。高知に興味がある方、移住を考えている方に、ぜひこういった何気ない日常の体験をしていただきたい、そんな機会をつなぐ役を土佐指南家が担っていこうと考えています。

 

お茶摘み

 

 本日収穫した茶葉は、近くの茶工場へ持ち込み、翌日には荒茶に仕上がる段取りとなりました。荒茶で収穫時の2割ほどの重さとなりました。今年は手摘みの土佐茶を味わうことができ、市販品の茶葉を購入しなくても大丈夫そうです。初めての手摘みでの新茶を飲むというワクワクが止まりません。今年の土佐指南家は、手摘みのお茶がウエルカムドリンクになります。その時には、お茶摘み体験での様子もお話ししながら、ティータイムを楽しみます。ホットをはじめ、暑い日には水出し茶などで楽しもうと考えています。

 お茶畑を所有する方々も高齢となり、いつまで茶摘みができるかと心配されている方も増えてきています。そういった心配が軽減されるような取り組みができないものか・・・この美しいお茶畑の景色を次世代へと継承するためにどうしたら?

 

 現実の課題にも直面しました。高知は、自然に恵まれている場所が多いからこそ、大事にしたいです。高知の自然の中での作業体験をこれからも行っていきます。気持ちが癒やされ、ゆったりした気分で皆様をお出迎えできることでしょう。シェアハウスで泊まるだけでなく、高知の自然に触れる体験、高知のおすすめスポットの紹介なども取り入れていきます。

 高知でのいなか暮らしのトライアルのステップとしても気軽にご利用ください。移住相談や、実際に高知に来てみたけど・・誰かに話をきいてもらいなどのご相談もどうぞ。1人で抱え込まずに、話すことで肩にのしかかった荷物を軽くしていきましょう。

 おかみのおすすめとしては、誰かと話す、美味しいものを食べる、自然の中で体を使う作業をするなどです。晴天で農作業や茶摘みなどをしていると、無になることができて適度な疲れもあって気分爽快です。世話をすると、花が咲く、実を結ぶなどの成長が見られて充実してきます。

 2019年、令和元年も、いなかマガジンのライターとして楽しいワクワクするような記事をお伝えできるように頑張っていきます!

 

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    • 和田玲子