はじめてのこんにゃく
- 執筆者 久米可奈子
- 所 属阿南市地域おこし協力隊
2019/12/19
「大変」「手間がかかる」「むずかしい」と聞いていたこんにゃく作りなんですが、めっちゃ楽しかったのでご紹介します!!
先日、新しく農業を始めた方や若手の農家さんなどを対象に、地元で直売所を経営するベテラン農家のおばちゃんたちが開いてくれたこんにゃく作り教室。ちょうど地域実習に来ていた東京の大学生と一緒に参加しました。
こんにゃく芋ってこんなもの。
まずこんにゃく芋を洗って、火が通りやすい大きさに切ります。
そしてしっかり茹でます。
茹でたら皮をむいて
ミキサーにかけます
水酸化カルシウムを溶いたものを入れてしっかり混ぜたら
成型していきます
まだ固まる途中のこんにゃくを優しく撫でて、手の中でまぁるくまぁるくしていきます。こんにゃくはとろとろほわほわな状態で、かわいくてなかなか手放したくないくらい。
次々に成型していかなきゃいけないので、名残惜しみながらたっぷりのお湯に落として茹でます
1時間くらいしっかりと茹でたらできあがりです!
この日はたけのこの押し寿司も。
手作りのゆず味噌やミョウガ漬け、おすましも振舞ってくれて、みんなで
「おいしいーー!全部のレシピ知りたいーー!」
とわいわい言いながら楽しいお昼ご飯をいただきました。
できたてのこんにゃくってふわっふわ!!
田舎には「手作りのもの」がたくさんある。名物じゃなくても手作り味噌もあれば麹もあり、梅干し、お漬物、山椒漬けなどなどたーーーくさん!そしてそれを教わる機会もしょっちゅうあります。
「自分で作ることができるもの」が増えることはとても嬉しい。なにげなく料理に使っているものでも作り方を知っていると、どんな風に育ったのか想像しやすいです。
たとえばこんにゃくでいうと、こんにゃくはこんにゃく芋から出来ていて大きくなるまでに約3年もかかるから長い間土の中で育ったんだななんて考える。そうしたらこんにゃくってなんてありがたい食べ物なんだ!!って、今までおでんや煮物の中にちょこんと入っているように見えていたものが輝いてみえるようになります!
些細なことのようですが、田舎で暮らしているとこういうことの繰り返しで自然のめぐみと自分の生活との繋がりが見えてきます。自然とともに暮らしているんだなーと実感できるのは山の頂上で大きく深呼吸するような心地よさがあるので、みなさんもぜひ海や山、川、田畑とのつながり見つけてみてください。