小豆島へお越しまし~移住者情報~

顔の写真
執筆者 小林恵子
所 属えん(縁)もたけ(竹)なわ

2020/01/14

 2018年の8月、家の事情で小豆島に引っ越しました。 約一年小豆島にご縁があり住んでおりました。 初の島ライフでした!!! 島に暮らしてみて初めて分かることも多々ありました。 1年という短い期間の中で感じたことではありますが、島暮らしに関心のあられる方、島に行ってみたい!と思われている方の少しでもお力になれましたら幸いです。

 私はこれまで、3年に一度開催をされる瀬戸内国際芸術祭を毎回楽しみにしており、直島や豊島。犬島を楽しみました。島独特の風景、大らかでゆったりとした島の時間に憧れ、いつか島に住んでみたいと夢みておりました。

 実際、昨年の夏に小豆島での生活が決まると、初めての島くらし 買い物はどうなるのか、病院はどうなるのか、島では独特のルールがあるとも聞きます。島の方の中に溶け込んでいかるのか。 初めての島での生活は不安でいっぱいでした。

 いざ住むと、島の方々に助けられ、島暮らしのことを知り、慣れて馴染んでいくことで生活は楽しく心豊かなものに変わっていきました。 私の知る範囲内ではあります。小豆島での生活の中から、小豆島の魅力をお伝えをでき、お一人でも多くの方々が小豆島に、足を運んでくださいましたら幸いです。

 

小豆島フェリー

 

 小豆島は、瀬戸内海で淡路島に次ぐ二番目に大きな島です。 人口約3万人弱。高齢者が40パーセントを超える島です。 香川県の高松港、新岡山港から約一時間の島です。 小豆島は、オリーブに、お素麺に、お醤油などの特産品があります。 お醤油づくりは400年前から。オリーブは植えられて今年で110周年となっておる歴史ある島です。 地元のお野菜、果物など美味しく、瀬戸内のお魚は新鮮!美味しいものに囲まれています。

 

オリーブ

 

 景色も絶品!! 祈りの島でもあり、山岳宗教の残る島でもあります。山岳宗教がもとになって、小豆島霊場八十八箇所ができたとも言われています。

 

御朱印帳

 

お不動さん

 

お堂

 

階段

 

 2019年は、瀬戸内国際芸術祭も開催をされ、たくさんのアート作品。 小豆島も、世界各国の方々で溢れました。

 

海の絵

 

根っこ

 

竹アート 

 

そんな島からの空は美しく、流れる雲にも感動する日々です。

 

空

 

 島に住んでいると、地元の方からも小豆島へは、移住されている方が多いとよく聞きます 昨年は500人が移住されていると言われています。引っ越したばかりで と地元の人と話をすると、「移住ですか?」と聞かれ、地元の方から島のことをいろいろ教えていただけることが何度もありました。移住者がおられることが当たり前となっていて、移住者に親切な風土があるように感じられました。

 島は閉鎖的、保守的な先入観を勝手に持っておりましたが、小豆島に住んでみて思うのは、いろいろな価値を受け入れられ、温故知新、これまでの歴史を大切にしながら新しいもの、ことも積極的に取り入れられていく気概があるように感じられました。 歴史や文化も深く、新しいものも積極的に受け入れられる土壌は、新しい人や新しい価値を受け入れ、いろんな価値を認め生かしていく島の文化につながっているように感じられました。

 住んでみて感じるのが、小豆島は、移住者の受け皿がたくさんあることです。 まずは、家を探すときに地元の方に勧められたのが、 『空き家バンク』です 町をあげて、移住者募集されていることを感じられます。小豆島は、土庄町と、小豆島町と二つの町があります。 その二つともに空き家バンク制度があります。

 

島への移住者募集 土庄町役場ホームページです。 

小豆島町の空き家バンクのページです。

 

 不動産さんで物件を探しましたが、なかなか難航をしました。町の方からも空き家バンクをすすめられました。 次に仕事についてです。 お醤油に佃煮、そうめん、ごま油、オリーブ製品、ホテルなどの観光関連などの多様な産業があります。 フェリーに介護。多様な働き先があるように感じられました。 引っ越してすぐに、島の中の産業の多さに驚きました。 どの産業も高い質を保っているのを感じられています。

 

 オリーブ

 

 観光産業に関しては、瀬戸内の穏やかな海、海に浮かぶ島々の景色が他の国ではなかなか見られないとのことで、海外の観光客も多いことを感じられました。

 

海

 

 生活についてです。 スーパーにドラッグストア、コンビニ、大型電気屋さん、ホームセンター、病院、銀行、郵便局、小、中学校、子ども園、図書館、役場 日常に必要な社会資源はひととりそろっていると感じられます 移動に車が必要な地域もありますが、どれだけ乗っても一回300円のオリーブバスもあります。車があれば十分車で移動ができる範囲内で最低限の設備は整っていると感じられます。 必要最低限はそろいますが、必要以上にはないように感じられました。

 その分日常の生活のなかで何が必要で何が必要でないのかを考える機会となりました シンプルな生活になっていきました。 実は日常で必要なものそれほど多くないことに気づかされました。大自然のなかでのシンプルな島での生活。 ゆっくりと自分自身を振り返る時間となりました。

 

 病院については、離島であり、大病院への救急搬送の場合は、ドクターヘリや高速艇での搬送になるそうです。風邪や様子観察の持病などは(程度にもよりますが)、小豆島の診療所などがありました。歯医者もあります。 病は気から。調子を崩してしまうこともありましたが、元気でいられるよう心して生活も見直し、気合で過ごす日々でした。 島の癒される風土、お元気な小豆島の方々に触れるうちに心身元気になりました。

 2月には小豆島、豊島への移住、定住のサポートをされているNPO法人トティエさんの移住者交流会に参加をさせていただきました トティエさんのホームページからです

 小豆島特有の文化や、豊かな暮らしを守っていくためには、急激な人口減少をゆるやかな流れに変え、島の未来を考え、住む人みんなで創り上げていくことが求められます。 そういった理想のもとで活動をしているのが、私たち特定非営利活動法人(NPO)になります。 <移住・定住のサポート><空き家・空き地の利活用>の2点が主な活動となりますが、「住み始める段階」と「暮らし続ける」という視点で自治体(小豆島町・土庄町)、島内企業、民間団体等とも連携をして活動を行っています。

 

 私が参加をさせていただきました移住者交流会は、移住者の方、トティエの方、役場で移住を支えるお仕事をしている方々が集まられ、移住者と一緒にカードゲームをしながら、親睦を深めるというものでした ホームページから抜粋をさせていただいております。

 

【開催済】《小豆島町開催》第5回移住者交流会の開催について

 

地域の仲間を増やし、かがわ暮らしをもっと楽しみませんか? 大人も楽しめるボードゲームで気軽におしゃべり♪ ぜひご参加ください!

対  象:県外から香川県に移住された方 (ご家族でも、お一人での参加でも大歓迎) 定  員:20名
参 加 費:無料
集合場所:キッチンUCHINKU

 

 場所は、お素麺屋さんをリノベーショーンした素敵なお店でした。 カードゲームをしながら自己紹介や、小豆島暮らしのあれこれを話すことは、とても良い時間でした。それぞれいろいろな思いを持たれ、小豆島での島暮らしをされています。慣れない島暮らし、不安に思うようなこと、また小豆島の好きなところを話し共感し合えたり。 当時まだ不安でいっぱいであった島くらしでしたが、仲間がいること、支えてくださる方がいることが大きな大きな安心につながりました。

 

ケーキ

 

 移住、定住のサポートをしてくださっているNPO法人トティエさんだけでなく、町役場の方などもスタッフとしてサポートをしてくださっていました。何かありましたらご連絡ください、と言ってくださっていたことも大きな支えでした。 おいしいケーキとともに楽しく島くらしを後押ししてもらえる貴重な時間でした。 限られた情報の中での島暮らしは、直接人と会い、情報交換、情報の共有が一番の情報源でした。

 

 小豆島に引っ越す前には、何回か小豆島に通ったり、ネットで情報を集めていましたが、なかなかピンときませんでした そんななか、口コミの情報が一番強いと感じます 小豆島に引っ越す前に下見に来たときには、 〇〇の電気屋さんは安くしてくれる などの口コミ情報をいただき、とても役にたちました 情報を集め、できれば引っ越し前に知り合いを増やすため、 引っ越されるまでに何度か足を運ばれることをおすすめいたします。 都会のような便利さはありませんので、島くらしのコツを身につけられるためにも 人とひととのつながりが大切になってくることと思われます。 少し住み慣れてくると、お気に入りのお店もみつかることと思います 私は 『迷路のまちの本屋さん』というお店に足しげく通わせていただいておりました。

 

本屋

 

 島くらしは時として、隔離された閉塞感を感じることもあります。 そんななか、最新の本がそろい、それも私好みの本!!!! 本屋さんが社会の窓となってくれ、わくわくと通わせていただきました! 小豆島の暮らしや日々の暮らしを楽しめる本も置いてくださり、小豆島での生活を彩ってくれました。可愛い雑貨たちにも癒され元気をもらいました。

 さらに、本屋さんからいろんなことを教えてもらいました 年配の方の多い島で、年配の方からの学びも大きいですが、若い方からうかがうお話もたいへん貴重な楽しい時間でした 本屋さんから広がったご縁もたくさんありました。

 

妖怪

 

パンフ

 

 迷路のまちの本屋さんのある、迷路の町のパンフレットです。 迷路の町を楽しめ、住んでいる場所が大好きになれるものでした 不安でいっぱいだった島暮らしも、だんだん楽しくなってきました。

 島くらしは便利ではないこともある分、人とひととのつながりを大切にし、 住んでいるところの良さを見つけ、どれだけ好きになれるか。楽なことばかりではないかもしれませんが、どれだけ日々の生活を楽しめるかも大切であると感じられました。

 待っていては何も起こらない島暮らし。 楽しんでいくには、一歩を踏み出す勇気が大切であると思われます。狭い島である分、島の人も人とひととのつながりを大切にしてくれます。 一歩を踏み出し、島の中に溶け込んで行くこと。それが島暮らしにはたいせつであると感じられました。

 

 小豆島は、海に山に空に雲に。 四季折々に移り行く景色、ゆったりと流れる島時間が至福の贅沢な時間でした。 いたるところが大自然のアートでした。 それを、日常の用事の合間に感じられること、とてもとても心豊かな時間でした。

 住んでいる場所を好きになれ、仲間に恵まれ島くらしを楽しめる その貴重な機会に恵まれたことを大変感謝をしております 家の事情により、約1年間の小豆島での島暮らしでした。 その中で私個人が思い考え、感じたことではあります。

 もし移住を悩まれている方、小豆島に行ってみたい!! と思っていらっしゃる方の微力ながらのお力になれましたら幸いです。 小豆島は海に山に。 おおらかな明るい方々。 おいしい食べ物にアートに!! 本当に良いところです ぜひ、一度足をお運びいただけましたら幸いです。

 

オリーブ

 

農村歌舞伎

 

海

 


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