予土線沿線上初!無人駅にあると嬉しい駅ノート
- 執筆者 村岡明紀
- 所 属かっぱバックパッカーズ
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2020/04/28
かっぱっぱ〜!2020年2月某日、連泊して頂いたゲスト様が予土線全駅を制覇され「沿線上の無人駅に駅ノートをぜひ設置してほしい!」とのリクエストを頂きました。
皆さんは、「駅ノート」をご存知でしょうか? リクエストを頂いた当時は、駅ノートを認知しておらず「Google先生」に問合せてみました。
カタカタカタ・・・
「駅ノートとは、駅を訪れた人が絵やメッセージを残すことができるように、駅構内に設置されたノートや雑記帳のことで、主に無人駅に設置されています。」
・・・フムフム。かっぱバックパッカーズでも設置している「ゲストブック」と同じみたいです。
ゲストブック
「駅ノート」については把握できたのですが、実際にはどんな感じで駅に設置されているのかが気になり、勢いで愛媛県の無人駅に行ってきました。
まず始めに訪れた駅は、以前の記事でも紹介させて頂いたインスタ映えの海が一望できる駅「下灘駅」。
下灘駅
人気スポットだけあって、すぐにノートを見つける事が出来ました。
マガジンラックに設置されてあり。その名も「ウッフッフ」。なぜ??(笑)
ウッフッフ(駅ノート)
・・・フムフム。書き込んだメッセージに対して「管理者」からのコメントもあり、ノートを通じて交流するのが特徴みたいです。ノート数も脅威の70越え(驚) どっひゃー!!!
今度は、高知県に設置されている駅を知りたいと再び「Google先生」に問合せてみました。
カタカタカタ・・・
高知県は「秘境駅(無人駅)」に設置しているとの事で、ゴーゴー!
2カ所目に訪れた駅は大豊町の鉄橋の上にホームがある「土佐北川駅」。
土佐北川駅
ゲストさんから話は聞いていたのですが、本当にこんな駅があるんですね?!
橋の上という事もあり、強風で何度も帽子が飛ばされかけました(汗)
さて目的のノートですが駅の待合室に吊るしてありました。
土佐北川駅ノート
素敵なイラストやコメントの中に、かっぱサンタになった記事を発見!!
予土線3兄弟Xマス列車
・・・フムフム。鉄道記事を貼る場合もあるのかと勉強になりました。
それにしてもインパクトのある土佐北川駅。駅の真下には穴内川が流れており、透明度も抜群でしばらく癒されてました。
穴内川
最後に訪れた駅は、香美市にあるスイッチバックで有名な「新改駅」。
スイッチバック
今回の駅巡りは、全て車で向かったのですが、カーナビが記す場所が何故か山?
さすが秘境というだけあり、この先に駅があるのかという不安を覚える小道を進むと、突如山の中に現れてビックリ!!通勤で使われているのだろうか??
新改駅
駅ノートは入り口付近の木箱に何冊か入っており名前は「新改駅ノート」。
この場所のノートは鉄道記事の貼付けは禁止になっており、ルールも管理者によって決められている事がわかりました。
新改駅ノート
駅巡りをして「駅ノート」について認知した上で、JR四国にいざ交渉!
担当者が「駅ノート」を知っていた事もありスムーズに話が進み、「十川駅」に設置条件として週1回、チェックする「管理者」になる事で許可を頂きました。
名前はノートを通じてふれあいの場になるようにと「ふれあいノート」。さらに愛着が湧くようにロゴも勢いで作っちゃいました(笑)
ふれあいノート
問題の設置場所ですが、リクエストを頂いたゲストさんが「ホームより雨風が凌げる場所で、電灯がある場所がよい」とのアドバイスで「階段の踊り場」が候補に。踊り場の掲示板を含む管轄が役場という事もあり、役場にも交渉!
階段の踊り場
4月中旬、無事に許可を頂きついでに「チラシ」も作っちゃいました。
ホームの掲示板にも貼ってよいとの事で、2カ所に貼らせて頂きました!
土佐弁全開のチラシ
本来なら4月中旬〜5月中旬まで開催される「鯉のぼりの川渡し」は残念ながら、新型コロナウイルスの影響で4月19日(日)に撤去されました。
鯉のぼりの川渡し
イベントの自粛が続きますが、四万十川が一望できる無人駅が「ふれあいノート」を通じて、新たな交流がうまれますようにと願い、設置させて頂きました。
皆様、駅をご利用の際にはお気軽にメッセージをよろしくお願いしますっぱ!
四万十川が一望できる十川駅