いなかで世界初のイベント開催

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執筆者 中橋啓太
所 属フリー

2022/09/22

プール×ラフトボート×映画は世界初

 少し涼しく夏の終わりを感じる8月下旬、三好市池田中学校にて「水上シアター ~ジョーズ・オン・ザ・プール~」が開催された。

 プールに浮かんだボートから映画を鑑賞する本イベント。参加者からは

「ボートが揺れることで映画の迫力が増した!」

「夜空を眺めながらの映画鑑賞、夏休み1番の思い出になりました」

などの感想が上がった。

 

 プールに浮かぶボートは、2017年レースラフティング世界選手権で使用されたボートたち。

 世界選手権後、ラフティング体験会などに使われたが、ここまで多くのボートが使用されたのは初めてだ。

 倉庫に長期間保管され汚れが目立つものもあり、当日の準備はボートの清掃から始まった。

 

プールに浮かぶラフトボート

 

子どもたちの思い出を作るため奮闘する大人たち

 ボート内でゆったりと座ったり、寝転んだりすることを想定し汚れを洗い落としていく。綺麗になったボートがプールサイドに並ぶ姿は圧巻、イベントへのモチベーションを高めてくれる。

 さらに準備は進み、上映前には映画の内容にちなんだ寸劇を予定、配役と内容を決める。

 

プールにジョーズの仕掛け

 

 短い打合せだったが経験豊富なスタッフの皆様、参加者を恐怖で震え上がらせることに成功。会場にはお隣高知から巨大なサメのオブジェが登場、リアルな口元が迫力を演出しイベント全体のクオリティを上げてくれた。

 

サメのオブジェ

 

 準備が佳境に入ったころ、開場に合わせ来場者が訪れる。最初の来場者は地元の中学生2人組。

「コロナ禍で我慢してきた子どもたちに夏休みの思い出を」

と意気込みを語る、みよシネマパラダイス正木代表の狙い通りとなった。

 その後は、家族連れ、友人グループなどが続く。上映前にはラフティング体験会も開催、ボートに乗って楽しむ子どもたちの姿は、初めてのイベントに戸惑いつつ様子を伺う来場者たちの雰囲気を柔らかくしてくれる。

 

星空のもと開放感が漂う

 いよいよ、乗船の時間。番号札をもとにそれぞれのボートに分乗、ボートをセットして上映スタート。参加者には乗船と同時にサイリウムライトを渡し、緊急時はライトを振ってもらいスタッフがミニボートで迎えにいく。

 

ミニボート

 

 ボートとプールサイドには微妙に距離がありトイレ等に行く場合は泳ぐか、プールサイドへ飛び移るしかないが、絶妙な距離感。上映中ミニボートを使いトイレへの誘導が数回あったものの大きな事故はなく無事に終わった。

 コロナ感染症の影響で直前、当日のキャンセルなどもあったが水上120人、陸上30人の方に来場いただいた。

 

受付スタッフ

 

 当初は湖にボートを浮かべる予定だった本イベント、紆余曲折ありプールでの開催となった。多くの方のご協力があり実施することができた。

 地元の方に普段見たり、触れたりすることがないラフティングを体験してもらったこと、なによりラフトボートを使って、参加した方の思い出作りに協力できたことが嬉しくとても楽しい時間でした。ありがとうございました!

 次回は市内の公園を会場にキャンプでシネマを開催とのこと。ご興味ありましたらぜひご来場ください。

 

【キャンプでシネマ詳細情報】

●日時 2022年10月1日(土曜日)17時入場開始

●場所 徳島県三好市シンヤマ 丸山公園

●料金 無料

●お申込み方法 みよシネマパラダイスHP内にある、こちらの申込フォームよりお申込みください。

●みよシネマパラダイスHP https://miyocinema.com/

 

【お問合せ先】

●みよシネマパラダイス 正木さん  090-4272-5789

 

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