なんちゃって山暮らしの近況報告

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執筆者 吉田晶子
所 属フリー

2024/03/11

 大変お久しぶりです!

 誰にも怒られることはありませんが、長い間記事を書かないと、なんとなく強迫観念にかられる、高知県香美市にてなんちゃって山暮らし中の超真面目な吉田です笑

 

山暮らし

 

いまさらながら昨年を振り返る

 思い返すと最後に記事を書いたのって確か昨年の田植えの季節だと思います。

 1ヶ月に1本を目標にしていたのに早くも脱落してしまいましたが、目がまわるほど忙しかったわけでも無いのになかなかPCに向かうタイミングがとれませんでした。

 では田植えのその後からいきます。

 

田植え

 

稲

 

 おかげさまで田んぼの師匠や、放棄地の田んぼを無償提供くださった地主さんのご協力もあり、立派に育ち稲刈り〜脱穀まですることができました!

 

新米
嬉し過ぎてSNSにアップ!

 

 稲刈り事情がうちの地域と、脱穀〜乾燥までひと通り完結できる師匠の田んぼ事情とは全然違っており、結果稲刈り後は四万十の師匠のところで脱穀させてもらうことに。

 

脱穀

 

脱穀
師匠のリップサービスで昔ながらの機械で、田んぼ仲間たちにもご協力をいただき脱穀しました。

 

 初めて自分で作った不耕起栽培の無農薬・無肥料のお米の感想はと言うと…

「やはり師匠の作るお米の味には敵わない!」

でした。

 

新米
念願の新米~~~~

 

 苦労した割にはあまり納得していませんでしたが、ほかの新米と食べ比べたり、プレゼントした人の感想やら、実家で食べた市販の米と比較すると、あれ?なかなかイケるやん?と思えてきました笑

 そもそも師匠のお米と比較するなんて10年早過ぎでした!

 収穫高は20キロ弱。広さから言うと普通に除草剤を使えば20キロ強採れるそうですが、無農薬でしかも初めてで、きれいな白いお米が採れただけでも「上等上等」と師匠からも合格印をいただきました!

 20キロはあっという間になくなってしまい、早くも自分の米の味が恋しくてたまりません。

 今年も頑張ります!

 

藁の枯れ草
無肥料なので堆肥ではなく刈った萱の枯草が栄養分です

 

田んぼ以外の生産活動

 昨年は決して農家とは呼べないながらも色々作りました。

 まずは生姜。

 

生姜づくり
比較的広めの畑を借りることができ夫と作りました。

 

生姜
掘り立ては鮮度抜群!

 

無農薬生姜
もちろん無農薬栽培(栽培期間中…を書かないといけません笑)

 

 昨年まではメルカリやスーパーの生産者コーナーに出荷していました。

 メルカリに出すと、県外の人からの高知の生姜需要がめちゃくちゃ高いことに驚きました。

 特に北海道や九州、関東方面からたくさんの方にご購入いただき、キロ単位で買ってガリや佃煮に加工される方が一定数いることを知りました。

 

サツマイモ
おなじみのサツマイモは3年目。

 

 今年は苗から育てて、大きさや形もようやく思うようないい感じに作れるようになりました。

 

ゆず畑

 

ゆずの収穫

 

 そして今回ももちろん行きました!

 天空の柚子畑での柚子収穫。昨年はどこの地域もそうだと思いますが、柑橘類は大豊作だったので1ヶ月近く通っていました。

 

オリジナルハーブティー

 

 それらの合間に一昨年から試作を始めたオリジナルブレンドのハーブティーのパッケージ化ができ、
日曜市で試飲販売させていただきました。

 

新たなる展開

 そんなこんなで農作物を育てながら、実は予想もしていなかったプロジェクトが昨年の夏の終わり頃から始まりました!

 

カレー屋開業

 

ムスカンカレー

 

 現在週1で高知市内のカフェにて間借り営業させていただいております。

 Instagram account:muskan_curry

 そもそも、なんでカレー屋なのか・・・⁈

 実を言うと田舎暮らし云々の前に、わたしの半生はカレーと共にある、と言っても過言ではないと言うくらい、カヲタ(カレーおたく)を極めています。

 辛いカレーに目覚めたのは(当時はスパイス・カレーなどというジャンルは存在しなかった)小学校高学年くらいです。

 父が辛いカレーが好きだったので、幼い頃の父との思い出にカレー屋めぐりがあり、まだ味覚が子どもで完食出来ず、辛いカレーの完食が幼い頃の目標でした。(中学生になり達成)

 

 その後もカレー屋めぐりはもはやライフワークで、色んな名店に通っては自分でもお気に入りの店の味に近づけるべく、カレー作りに勤しんでいましたが、時はスパイス・カレーブーム到来の少し前。某スパイス料理研究家主催のインド料理教室に出会います。それ以来10数年間、カレー屋めぐりとインドカレー作りがライフワークとなりました。

 そんな単なるカヲタが店を出すなんて、それはプロの料理人に対する冒涜であるとずっと思っていましたが、今では間借り営業なんていうスタイルがあり、有難いご縁に恵まれ単なるカヲタがカレー屋をやれることになりました。

 

インド旅行
15年前に行ったインド旅行の写真

 

 インド旅行がきっかけでインド料理教室にはまり、インドカレーを作り続けて十数年。

 

インド料理教室

 

インド料理教室
昨年はインドに縁ができた年。

 

 時々お手伝いしている宿泊施設の、インド人ゲストさんとのカレーパーティーに、調理アシスタントで混ぜてもらう。

 友達のアテンドで15年ぶりの渡印も果たす。

 

インド訪問

 

サリー
インド人の結婚式にて初めてサリーを着ることに

 

インドの結婚式
初めて参加したインド人の結婚式は想像以上にド派手で、まさにボリウッド・ムービーの世界そのものでした!

 

インドの人たち
この父娘さん、お父様は10年前高知大学に留学していて、娘さんは南国市生まれだそうです!めちゃくちゃ日本語上手!

 

なんちゃって山暮らしからのなんちゃってお店開業

 田舎暮らし、山暮らしからのカレー屋。

 思っていた展開とは全然違うのですが、かと言って飲食業始動宣言なんてするのは、それこそプロの料理人への冒涜なのでそれはあり得ません。

 高知でできた人とのご縁により、思いもよらない機会に恵まれたものの、そこは慎重に決して調子に乗ることなく、自分の身の丈を念頭におきながら、これからの展開を考えていこうと思っています。

 とりあえずの目標は、最低限カレーの具材である「玉ねぎ、生姜、にんにくは自家栽培」です。

 

しいたけの駒うち
今年も昨年に引き続きやりました!

 

 しいたけの駒打ち。

 

原木しいたけ
昨年に打った分に加えズラリと並べています。

 

 今年もしいたけから始まり、春には農始め〜茶摘み、初夏には田んぼ、その合間、合間にカレー屋があるというサイクルになるでしょう。

 農的暮らしの合間にお店があり、バランスをとりながらどちらも細く長く続けていきたいです。

 

米麹

 

味噌づくり
米作りからの麹〜味噌作りもやりましたよ♪

 

 あくまでもマイペースです。

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