8/29(土)【滋賀・高島】朽木の織りを知る(くつきのおりをしる)
2015/08/11
滋賀県高山市、山村の暮らしとともにあった、植物からの糸づくり、布づくり、の知恵と技
朽木の織りを知る(くつきのおりをしる)
高島市朽木地域の山村では、木綿が普及するまで「麻」が主な衣類として自家製で作られていました。麻の繊維は強くて、茨(いばら)にひっかかっても破れず、肌触りが良く、汗をかいてもべとつかないので夏冬ともに山仕事用の衣類として重宝されました。
春になると、どの家でも四~五畝(せ)ほどの麻が栽培されました。夏に収穫し、麻蒸しして皮を剥ぎ、灰汁で煮た後、細く割いてつないでいく。糸によりをかけ、ノノバタで織り、ひと冬に一反ほどを自給する技術が継承されていました。
しかし、その技術も時代の流れとともに消滅しつつあります。わずかながら技術継承者や道具が残されている現在、かつての暮らしと共にあった布づくりに想いを馳せてみましょう。
【日時】
2015年8月29日(土) 13:30~17:30(13:00 受付開始)
【会場】
朽木 やまびこ館 大ホール(滋賀県高島市朽木市場792)
【参加費】
入場無料
※事前申し込みは不要です。直接会場にお越し下さい。
【プログラム】
一、<挨拶>
朽木の知恵と技発見・復活プロジェクトの紹介 -海老沢 秀夫氏-
二、 <講演>
朽木の織りと生活文化 -丸谷 彰氏(針畑生活資料研究会) -
三、<上映>
「ハルとのの」 1991 針畑の麻の仕事と日々の暮らし(55分) -針畑生活資料研究会-
四、<講演>
いにしえの知恵と心を伝える -田口 龍治氏(日本麻振興会岐阜支部-
【ロビー展示】
一、 麻ぬのをとりまく道具の数々
二、 麻ぬのと暮らしの写真展
三、 麻を活かす!商品紹介
【募 集】
一、 朽木の麻ぬの 調査員さん募集!
朽木の布づくりの生活文化や技術は貴重な文化遺産です。その調査のために地域の方への聞き取りなどを一緒にしてくださる方を募集します。
二、 朽木の麻ぬの 情報募集!
麻の仕事をされていたり手伝った経験のある方、見ていた方など居られませんか?お話を聞かせていただき
たいと思います。ご近所に居られたらご紹介ください!
【主 催・お問合せ】
高島市文化遺産活用実行委員会、朽木の知恵と技発見・復活プロジェクト
お問合せ先: TEL 090-5014-1600 info@musubime.tv (結びめ・文化庁事業担当)
この事業は文化庁の「文化遺産を活かした地域活性化事業」で取り組んでいます。