あれもしたい!これもしたい! “半漁半コンサル”という生き方
みなさん、こんにちは。対馬から一般社団法人MITの吉野です。対馬は、サバやハガツオに脂がのり、おいしい季節になってきました〜。
細井代表からのおもてなし。アジ・サバ・ハガツオ、タチウオ・ワラサ(ブリの子ども)のお造り。
つい先日、MITの細井代表理事の船に乗せてもらいました!
夕方出航し、戻ってきたのは翌朝7時。
奇跡的に、糸を切らずにサワラをゲット!ラッキー。
MIT銭本と記念写真。とったど〜!
細井代表は、対馬に十数年前に移住してから漁師を目指し、今では漁師一筋で家族を養っています。持続可能な資源利用を追求し、一本釣り漁業にこだわり、魚の鮮度を保つための血抜きや神経締めを一匹ずつ船の上で丁寧に行っており、限られた資源を高く売っていこうと日々戦っています。
細井さんのいなかマガジンの記事はこちらから
一本一本丁寧に釣り上げていく。今が旬のハガツオ。あぶりが最強。
ブリの子供ワラサ。冬のブリは、一本1万円になる。寒ブリの炙りトロ寿司は食べたら死んでもいいと思うほど美味。
男らしいさが半端ない漁師、細井尉佐義 20歳(特技:法螺吹き、サバ読み)
一本ずつ、丁寧に血抜きと神経締めをして、お客様に最高の魚をお届けする努力を惜しまない。高く売れるようにしたい!
サワラ。刺身よし、あぶりよし、鍋よし、焼きよしの最強の魚。
高級魚の真鯛。これまたうまい。
これを見たら、漁師にあこがれるわな〜。
最近では、インターネットでの直販にも取組み、安定した価格を維持できるような仕組みづくりにも取り組まれています。是非、みなさんも一度食べてみてください。
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細井代表の漁師としての活動に憧れて、私も漁業をはじめました。
といっても、まずは釣ですが…。
対馬ではアラカブといわれているカサゴ。うまし!
アオリイカの釣りはとっても面白い!うまし!
アジやイカも良くつれます。これまたうまし!!
堤防から大きなヒラメをゲット!引きが強かった。
今年はMITに釣り好きの新人(銭本)が入ってきて、MITに釣り部ができました。銭本は大の釣り好きで、サステナブルフィッシングアドバイザーとして頑張っています。
そんなMITの釣り部では、デザイナーの松野がMIT釣り部オリジナルグッズ第一弾としてアオリイカ手ぬぐいを作りました。現在MITオフィシャルホームーページにて好評販売中です!釣ったイカのサイズもその場で測れる優れもの!
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私の今年度の目標は船舶免許を取ること。そして次年度は、旬の魚が大漁に釣れる期間で、天候が良い時は、漁にでて、漁協や直販で魚を卸していきたいと思います。さらに将来的には、自分でとってきた魚をお寿司として自分の民泊で出していきたいな〜。
細井さんの漁についていき、釣った魚を自分で捌き、握る。炙り各種(ワラサ、サワラ、ハガツオ、しめ鯖、カサゴ)がやばすぎです!!
そんな漁師に憧れる私ですが、本業はコンサルタントです。昨年度から、対馬市第2次総合計画の策定業務を請け負って、対馬の10年後のあるべき姿(ビジョン)とそのためのアクションプランを提案しています。12月には議会に提案する予定であり、いよいよ大詰めです。 まだ内容は公式発表できませんが、案として出している対馬のビジョンはこんな感じです。
対馬の2025年ビジョン(案)のイラスト(MIT松野デザイナー作成)
若い人が対馬に集まり、市民がつながり、誇れるふるさとや持続可能な仕事を作っていく、わくわくする対馬の未来像。(ちなみに、この仕事には市民の巻込みの観点から、いなかパイプのササクラレオさんにもワークショップの組み立て方等の研修の講師として協力してもらいました。)
表紙(案)はこんな感じです。
対馬第2次総合計画表紙
市民一人ひとりが、主役になり、船(対馬の伝統的な船“舟グロー”の漕ぎ手となり、乗組員が協働して、宝の島 対馬を追い求めていく、という思いを込めて。次年度以降は、それらのアクションプランを円滑に実行するための仕組みや事業を計画・提案していきたいと思っています。
また、対馬では、「学びの力を地域に、地域の力を学びに」をスローガンに、域学連携事業に取り組んでいて、私たちは地域と大学を結びつけるコーディネーターとしての仕事も任されています。毎年多くの大学生のインターンや研究を受入れています。
学生とスタッフの夕食会のワンシーン。この時は多くの学生が集まりました。
行政や地域の事業者、住民の方々が活躍し、暮らしやすい持続可能な対馬を作っていくための仕掛けづくりをお手伝いできればと思っています。
本業のコンサルと漁師。どっちもやっていきたい…。欲張りな自分。ならば、“半漁半コンサル”の暮らしができないかと最近、思っています。
対馬の地域課題を解決するための提案や実践をおこなう“地域づくりコンサルティング”をMITで進めながら、条件がよく、釣果・魚価があがる時期には船外機で漁を営むというものです。
コンサルと漁師、どちらも片手間ではできない職業ですが、どちらも極めることができれば、新しい働き方や暮らしを実践・提案できる。難しいことだけれども、挑戦してみたい。そして、そういう働き方に共感してくれる若者を対馬に集めていきたい。そう思っています。ということで、最後に採用情報を告知させていただきます。
MITでは、現在、対馬の地域づくりをコンサルティングできる人材をさがしています。また、Uターンのきっかけづくりにも寄与したいので、対馬出身者を優遇したいと思います。 MITはメンバーの一人ひとりが、持続可能なくらしをキーワードに、対馬でやりたいことを互いに協力して実現していくための受け皿(組織)です。
「対馬でコンサルタントとして挑戦してみたい、対馬で新しいビジネス・価値を作り出し、持続可能な社会を作っていきたい。将来は経営者として起業したい。半農半MIT、半漁半MITに自分も挑戦してみたい。対馬に戻って、対馬のために仕事をしたい。」
そんな熱い想いを持った方が、考えを即実行に移すための準備・環境がMITには整っています。現実的で魅力的な事業計画さえあれば、あとはMITでそれを実行するだけ。MITで新しい挑戦をしてみませんか??
詳細はこちら▼
MITのことや対馬の暮らしに興味を持たれた方は、11月27日-29日に「民泊体験モニターツアー 対馬を暮らす旅(秋)」をMITが企画していますので、どうぞお申し込みください。
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