漁村留学しませんか??(・▽・)
2015/12/11
- 執筆者 鈴木陽子
- 所 属一般社団法人 ピースボート災害ボランティアセンター
私・林陽子が、お仕事として担当している「イマ、ココ プロジェクト。」。7日間からの漁村留学と銘打ったこのプロジェクトは、その言葉の通り(?)漁師さんの家にホームステイしながら漁業のお手伝いをするというもの。詳しく知りたい方は私の記念すべき第一号の記事を読んでいただくとして…
今日は、「興味はあるけど一人で参加するのはちょっと不安…」とか「友達と同じ受入先にしてもらえますか?」とか、それから「こういうのに参加するのってやっぱり若い子ですよねぇ?私の年じゃ無理かしら」なんていう、よくあるお問い合わせにお答えしたいと思います!
結論から言うと
です。
あ、この人は受入漁師さんの一人で通称・バビちゃん。今まで100人以上の参加者を受け入れている、イマココ受入のベテランです☆
さて、心配ないって言われたってなぁ~って方のために、もうちょっと安心材料を。
〔 安心材料① 〕
「イマココ」に参加する人の90%くらいは、「おひとりさま」での参加です!
※正式にカウントして出した数ではありません。あくまで概算です。
この写真に写っている参加者も全員おひとりさま参加でした☆でもとっても楽しそうでしょ?
ちなみにこの子達は、津波で家が流されてしまった漁師さんたちの住む浜でのお手伝いだったため、ホームステイではなく浜の公民館のようなところでみんなで集団生活をした組でした。
この週もほとんどがおひとりさま。というかどの週もほとんどがおひとりさまなんです本当に。
〔 安心材料② 〕
友達と一緒の参加? ………大歓迎です!!
※見知らぬ土地、初めての漁業、一週間もホームステイ…不安になって当たり前!
この写真の手前の女の子二人は同じ大学の友達同士で同じ受入先のお宅に滞在しました。う~ん、楽しそう☆
こちらの男の子3人は、両端の2人が一年前たまたま同じ週におひとりさま参加して仲良くなった2人で、真ん中の彼は左の彼に「去年楽しかったから今年はお前も一緒に行こうぜ!」と誘われてのグループ参加です。
「友達同士だから同じ受入先にして欲しい」とか、「去年も参加したからまた同じ受入先のところに行きたい」という希望にはできるだけ(実質100%)添えるようにマッチングします☆
〔 安心材料③ 〕
ホームページにも書いてある通り、参加可能年齢は16歳~65歳ですよ!
※いわゆる「生産年齢」って言われる辺りの人たちほとんどみんなですね!
ほら、見てください。こちらのお2人は、片方が漁師さん、片方が参加者です。どっちがどっちかわからないでしょ?実際、年齢も4つしか変わらないんです。この参加者の方は、「石巻に4つ上の兄貴ができました」と言って嬉しそうに帰って行きました^ ^ あ、ちなみに参加者は向かって右側の方です。
これまでの約3年の間に10代から30代、40代、50代、60代…様々な年代の方が参加してくれました。
さて、これだけ老若男女様々な人が参加してくれているこのプロジェクト。始動から3年が経とうとしている今、様々な形での「繋がり」が育っています。
休みを使ってまた手伝いに来る人、漁師さんのことを「石巻のお父さん」と慕って毎年会いに来る人、期間限定でアルバイトに来る人、中には「漁師になりたいです!!」と言って移住してきちゃう人もいるんですよ。
あ、それから移住と言えば今年一番のビッグニュースは、イマココ参加者の女の子が漁師さんと結婚し、石巻に引っ越してきたことです♡その子は去年の3月にイマココに参加し、そこで後々旦那さんとなる漁師さんと出会います。そして彼女が地元に戻って間もなく交際が始まり、400kmの距離を乗り越えてこの冬めでたくゴールインしました(o^^o)
東日本大震災が起こる前までは、浜の住人以外ほとんど誰も出入りしないような場所だった石巻の漁村。「震災で失くしたものもたくさんあるけど、『人との出会い』は震災がくれた。」とは、地元の人の言葉です。
イマ、ココ プロジェクト。では、参加して終わりではなくそのあとどんな形でかかわりを継続、発展させていけるかということも参加者に考えてもらっています。上に書いたような「また石巻に足を運ぶ(もしくは移住しちゃう!)」という選択以外にも、お世話になった漁師さんが作った海産物を自分が通っている大学の学食で出せるように学校側と掛け合ったり、漁師さんがネットショッピングのお店をスタートするのをゼロからサポートしたり、「かかわり続ける」方法は様々です。
イマ、ココ プロジェクト。を通して生まれていく繋がりが、今後も浜の人たちや参加者自身の財産になっていってくれたらいいなぁ。
さて、これからの時期は牡蠣やわかめが美味しい季節!ということは、牡蠣やわかめの漁師さんたちが大忙しな季節です。不安な気持ちはどこかへ置いて、浜の人たちに、きれいな風景に、美味しい食べ物に、出会いに来ませんか?
☆7日間からの漁村留学お申し込みはこちらから▼