まなびお菓子

2017/04/26

 こんにちは! 種子島・立山地域担当の小原です。
 セミベジ(ベジタリアンのすごーくゆるいやつ)でもあるわたし、でもいっかいの女子として、スイーツ大好き!
 そんなとき、郷土料理のお菓子っていわゆるべジスイーツ(野菜をつかったお菓子)だったり、お砂糖も白砂糖だけでなく、黒糖ベースで体に優しかったりすることを発見する毎日です。(結局たべてるってこと?)年度もかわっちゃいましたけど(汗)
 まなび~隊で、立山校区のお母さんたちによる支え合い推進委員さんたちが作ってくれた、かわいくっておいしくってやさしい、おもてなしスイーツを紹介させてください!

 まほうのことば、おおきんなぁ(ありがとう)の合言葉でもらえたものは・・・・

 

じゃん!

 

 じゃん! こちら、小さいパックに彩りきれいにたーくさん入っているお菓子。実は、どれも本当にお野菜だったり黒糖ベースでつくられたものなんです。

 みなさん、何が何を使っているか、なんとなーくわかりますか??

 ひとつは、南国らしい黒糖のサータアンダギー。これも料理上手なお母さん(みんなが一目おくアンダギー担当さんがいる/おいしい!)いわく、ちょっとだけ冷たい水を足すのがコツなんだとか。
 まわりはサクッ! 中はふんわ。黒糖の甘さがじゅわーっとしみわたって、かむほどおいしい一品。種子島の特産品たまて箱みたいな、このお土産。

 

黄色い

 

 黄色いのはなんとなくわかりますか? 種子島といえば? 立山地域でももちろん金賞がつくほど特産の・・・そう、安納芋!

 

支え合い推進員さんのアイディア

 

 支え合い推進員さんのアイディアで、団子も焼き・蒸しの両方を味わうことができました。
 モチモチもぷるぷるも。同じ材料のお団子でも、やり方ひとつでこんなにバリエーションがあるんだなぁという種子島の団子事情もまた機会があれば探求したいところ。
(種子島含め九州にいらした時にぜひ探してみて下さい。芋団子は深いですよ~!)

 から芋が出てきたら、こちらの紫もわかりやすいかも? 安納芋と並行して同じ時期につくられるこちらも、種子島・立山の団子になくてはならない彩担当です。

 

紫芋

 

 紫芋。そうなんです。あ、だんだんだいたい野菜が芋だということがばれつつある?
 安納芋よりは甘みが少ないとも言われますが、最近では甘みの増した種類を育てる方も増えてきました(ちょっと白いんだけど、おいしい。)焼き上がりや蒸しあがりの発色の良さで、黄色のから芋団子とあわせておばあちゃんたちもよく作ってくれます。
 余談ですが、鹿児島名物かるかん(こちらは山芋カステラみたいな)も紫の山芋を使って作られる料理上手もいらっしゃいます。あとでご紹介する月桃の緑とあわせて、彩りを考える種子島女子たち、いくつになってもむじょか(可愛い)笑顔と一緒に女子度高いと思いませんか?

 強制的にそうですねを勝ち取ってから、さて、最後のひとつは・・・わたしもはじめて食べました。

 

白い色とお芋並び

 

 白い色とお芋並びがヒントかな・・・? これも甘いお団子なんですが。

 正解は、里芋。意外じゃないですか?
 わたしはびっくりしました。それもおいしいんです。ちょっとあっさりもしていて。

 立山の地域の中には、時期になれば野生の里芋が生えているところもいくつかあるのですが。種子島は隠れた里芋の名産地。
 立山地域の中でも、赤目、早生のほか親芋(エビかな?)など3種類以上あります。ほくほく、ねっとり、そして大きい! ものまでいろいろ。この日はその里芋に甘みを加えて、焼き団子に白が加わりました。

 加えて、さっきも少し出た緑わかりますか? この間仕切りとなんと爪楊枝も自家製!

 

昔からおにぎり

 

 昔からおにぎりを包む笹の役をしていたのが、種子島では月桃という葉。立山地域の月桃は、月窓亭のお茶としても出されています。お茶にすると赤い色が出るんですよ。
 東京にいるときには、アロマエッセンスなどでもみかけた月桃の葉っぱ。これも、なんと支え合いのお母さんたちの手にかかれればささっと! かわいい間仕切りに大変身! 創意工夫ってこういうことをいうのね・・・。
 いっさいがっさいオーガニック。子どもさんのお弁当にいれたらかわいい&抗菌作用もあるのかなぁ? ちょっとした葉っぱビジネスでした。
 この月桃の葉っぱ、男月桃(おじゃにん)、女月桃(めじゃにん)と呼ばれ種類も(実は品種も)違う2種類があります。食品に使うのは、もっぱら香りがやわらかく、葉っぱ自体もしなりがあり柔らかい女月桃がいいといわれています。
 こちらも、林業が得意なお姉さんととりにいってきましたよー! さくさく雨の山道もなんのその! 本当に頼りになります。明るいお母さんお姉さんたちといると楽しいなー。
 爪楊枝も、竹をそいで、熱湯消毒をして、あっというま。なんだかトト○をちょっと思い出すようなかわいいお土産になりました。

 

 

この笑顔
食べた子どもたちもこの笑顔。

 

いただいた感想1

 

いただいた感想2

 

 いただいた感想の中にも、お菓子がおいしかった。また食べたいという意見がたくさん見られました。

 

 

 おいしいもの食べるとしあわせですよね。こうやってたのしくつくって、おいしくよろこんでくれるひとがいると、本当に嬉しいですよね。
 それが、安心できるものでできる、種子島・立山のよさをまたひとつしみじみおいしくかみしめたのでした。

 さてさて、話は続くよ? 次回は番外編!届けさせて下さい。こうごきたい?!

 

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