ハンターになったキッカケになった方との嬉しい再会
- 執筆者 上田知子
- 所 属ハンター民宿 BA-BAR
2020/03/17
こんにちは!鳥取のハンター民宿BA-BARの上田知子(旧姓:梅野)です!
時は遡り、狩猟期間に突入したばかりの昨年11月中旬のこと。鳥取県ハンター養成スクールの運営された方々と受講生の方々が交流の場として弓河内に来てくださり、私のハンター民宿BA-BARと、ハンター仲間がやっている農家民宿「猟師宿」に宿泊してくださりました!
まず、ビックポイントは、このスクールを運営された方は、私がハンターになったキッカケのイベントを運営しておられた方なんです!
ここで、私がハンターになったキッカケのイベントについて改めて書かせていただきます。私が大学生時代の12年前に参加した、「エゾシカと共存を考える 西興部村猟区の取り組み」というイベントでした。(当時の報告内容はコチラ)
エゾシカ捕獲現場の見学→解体→料理→食事の流れを体験したり、実際に野生動物の住む山を歩いたり、座学で狩猟についての講義を受けたり。
エゾシカの1頭をハンターさんが仕留めました。仕留めた瞬間、私は「カッコイイ!」と感激しました。それが「狩猟やりたい!」と思った最初の着火点です。
仕留めたエゾシカを参加者と運搬(当時の報告内容の写真より引用)
野生動物が歩く周辺の植物を見て回っていました。12年前の私、若い(笑)!
鹿肉BBQ。主催者や参加者と野生動物の課題や狩猟について中身濃く語った夜でした。
このイベントを通じて私は、
●狩猟はカッコイイし、獣害で困ってる人の役に立てる!
●鹿肉めっちゃ美味しい!
●狩猟を通していろんな人とつながれるのめっちゃ楽しい!
と狩猟熱が一気に沸き上がり、そのままのノリで狩猟免許を取得したのでした。そして、この体験や沸き上がった想いが、今のハンター民宿BA-BARにつながるのでした。ハンター民宿BA-BAR開業への道のりのざっくり記事がコチラ
上記のイベントを運営された方は、現在も、ハンター育成のために、いろんな県でばりばり動き回っておられます。
そしてあれから早12年。鳥取県でも初心者ハンターさんを対象にハンター養成スクールが開催され、現場実習の後、その受講生の方々との交流会の場として、弓河内を選んで来てくださりました!
弓河内のハンターチーム「三矢弓援隊」の隊長や、弓河内のご婦人方のご支援のもと、ジビエ料理をみんなで一緒に作り、ビールと鳥取の地酒を楽しみながらワイワイ交流。狩猟について楽しい話も、いろいろと大変な事情の話もたくさん飛び交い、中身濃い会になりました!
この写真の黄色の服の方が12年前のイベントを運営された方であり、今回の鳥取県ハンター養成スクールを運営された方です。
あの感慨深い想いを言葉にするのはとても難しいですが、とにかく熱い想いになれました。12年前に私がお客さんとして参加したイベントを運営された方が、今回うちのお客さんとして来てくださる。
「お互いに頑張ってきたからこそ今日につながったよね。」
と言ってくださったのがとっても嬉しかったです!サポートしてくださった弓河内のご婦人の方も、
「いつものイベントとはまた一味違った雰囲気で、ハンターさんたちの熱意を感じて、楽しかった!」
と言ってくださりました!こうして、ハンターになるキッカケを作ってくださった方と、今一緒に活動してくださっている方とつながったというのも本当すごいです!(ボキャ貧ですみません・・・)
私は家庭をもって以降は、キャパ不足もあり狩猟現場には出られておらず、でも狩猟を発信することはできるように民宿自体は続けており、その中でも自分はどのように動いていくのがベストなのかという葛藤も正直あったりします。
だけど、12年前のあのイベントがあったからこそ今がある、その事実自体を大切にしたいし、それを伝えられる場にしたい。そのような想いで今回の交流会の場を作りました。
今回の場を通して、小さいながらも葛藤をもちながらも続けてきて本当によかった!と思いました!これからも、小さくてもできることをコツコツ取り組み、前に進んでいきます。
ありがとうございました!またの再会を楽しみにしてます!