はじまりました!!
2012/10/31
- 執筆者 本澤侑季
- 所 属馬路村農協
朝晩とだいぶ冷え込むようになってきましたね。
馬路村では、この前まで青かったゆずの実もみるみるうちに色づいてきて、
実りの秋の到来です。
あっちでもこっちでも、ゆずが黄色く実り、なんだか村も黄色くなってきたなぁと感じます。
馬路村に越してきて初めてのゆずの季節を迎えるので、
日に日に黄色く染まってゆくゆずを見て、毎日感動を覚えています。
さっそく本題ですが、10月22日より、いよいよゆずの収穫が始まりました!
馬路村のゆずシーズンの幕開けです!
畑へ行ってみると、いましたいました!ゆずの収穫をしています。
いそがしそうにせっせとゆずを運んでいます。
平地が少ないため、ゆずの畑の多くが斜面にあります。
収穫したゆずを運ぶ作業がなかなか大変そうです。
枝からとったゆずを、今度は1つ1つ丁寧に枝葉を除いていきます。
この作業の手際の良さには、目が釘付けになりました。
いつもどおりに会話をしながらも、手のスピードは落ちることなくどんどんカゴにゆずが入れられていきます。
今はまだ収穫始めで、色づいたゆずは多くはないですが、
色づきは『えい(良い)。』そうです。
おばちゃんも、『えい色やねぇ。』と嬉しそうでした。
こっちの畑でも始まっています。
ゆずを摘むそばから、スッと抜けるようないい香りに、思わず息をいっぱい吸い込みました。
こっちの畑でも、いつものように話しながらも、手つきがはやい!
ゆずのことや、県外で暮らす息子さんのこと、お孫さんのことを話してくれました。
週末になると息子さんたちがゆずとりを手伝いに来てくれるから、ちょっとは楽になると言っていました。
まだ収量は少ないといっても、午前中だけで軽トラの荷台がいっぱいになっていました。
ゆずが陽を浴びてつやつやと輝いています。
運ぶのを少し手伝っただけなのに、帰り際に、とれたばかりのゆず玉をいただいてしましました。
大事に育てたゆずをもらってしまっていいのかな?!と思いつつ、ありがたくいただきました。
たった今とれたばかりのありがた~い、ゆず。
なんとかその香りをすぐに味わいたくて、
どうやって頂くか悩みに悩んだ結果、
水にキュッと、ゆずひとしぼり
搾ったとたんにいい香りに包まれ、
飲むとまた、キュッと程よい酸味があって、口中にゆずが広がりました。
贅沢だな~と、しばし、良い季節の到来の嬉しさに浸っていました。
これから村も忙しく、あわただしくなってくるようです。
ゆずの季節を楽しませてもらいたいと思います。