民泊おかみ、ときどき○○のライフワークで自分らしく
- 執筆者 和田玲子
- 所 属シェアハウス土佐指南家
2022/11/09
女性専用の民泊&へんろ宿 「シェアハウス土佐指南家」おかみのReiです。
先日体調を崩して1週間ほど安静にしていた時に、今後のことについて考えていました。ここ数年、元気に過ごしてきたので自身が一番驚いたのですが、改めて健康の有り難さを実感。日頃、何気なく行っていることも、健康だからこそできるんだと思い知らされました。
現在、民泊のおかみをして、ときどき保健師をしています。コロナ感染拡大以降は、本業の民泊より、副業の保健師の仕事で随分と助けられました。
そういえば、自分の周りでも複数の仕事をこなし、定年といわれる年齢以降も、いきいきと活動されている先輩達がいます。憧れの存在です。自分も体力が続く限り、見習っていきたいと思っています。
実りの風景に癒やされる
そして、自分の中でもう一つ実現させたいことがありました。それは、5年前に資格をとり今年の夏に更新したキャリアコンサルタント国家資格を活用して実践していくこと。
キャリアコンサルタント国家資格は5年ごとの更新が必須で知識講習と技能講習の規定時間があります。更新できないと新規登録に戻り、さらに追加された時間の講習を受けなければなりません。
コロナ感染拡大のため、講習をキャンセルしたり、zoom研修を受けたりと思い出深い5年間でした。次の5年後の更新に向けて、また新たなスタートとなりました。計画的に研修を受けて自分のスキルアップを目指していきます。
一般的にキャリアコンサルタントというと、行政機関や民間企業、教育機関などで仕事をしているイメージが強いかもしれません。
組織に属さないフリーで、どうしていくのか迷う中、コロナ感染拡大の影響もあり、実績がほぼない状況で5年経過。更新や更新講習も有料で、資格取得までの講座や受験などを含めると、実践しないゼロのままでいるのはモッタイナイ!という思いが強くなりました。
そこで、自分がキャリコンの資格取得に至ったきっかけ、初心を思い出してできることから挑戦してみようと行動することにしました。
宿に来られたお客様や、県外から移住した方から相談を受けることがありました。
自分の対応に自信がないことがあり、気持ちがスッキしない日々を過ごしていた時に、キャリアコンサルタント国家資格という資格があることを知人から聞いたのです。
人と接する時や相談を受けた時に役立つのではないか、国家資格ということで相手に安心して相談してもらえるのでなないかと思い興味をもちました。
受験資格を獲得するための養成講座があったのですが、当時は高知県では開催されていなくて、香川県へ車を運転して通いました。1か月に4回の講座を3か月間、そして養成講座修了から4か月後に大阪で受験しました。
筆記試験と技能試験が別日にあり、人生で最大級の緊張した時間となりました。両方とも合格した時の喜びは、今でも忘れられません。家族におめでとうと言ってもらえたことが何よりものご褒美でした。
念願のキャリアコンサルタント登録証
キャリアコンサルタント国家資格取得するために学んできたことは、お客様からの相談をはじめ日常生活全般において活用できるということを実感しています。
以前に比べて、相手の話をじっくり聞くことができるように変わった気がします。会話の中での、キーワード、表情の変化などを観察して、寄り添うことを大事にするようになりました。
稲穂をめでる
キャリコンの更新研修で、人生の振り返り、棚卸しを更新研修で行ったことがありました。
人生を年齢ごとに振り返り、記憶に残るできごとなどを年表のように記入していきます。グループで他者から見た自分の人生についての感想がとても参考になりました。
私の場合、人との接点が必ずと言っていいほど顕著に出ていて、今の仕事に繋がっていることが明確となりました。
コロナ感染拡大で民泊が困難な状況となっても続けたいという私は、zoom研修で前のめりになり、その思いを伝えていました。
前のめり姿勢を指摘された時には、思わず笑ってしまいました。看護や健康、介護など人と接する仕事にずっと関わり、人の役に立ちたいという思いが根底にあったことを再認識しました。
今までの人生を振り返ってみると、小さい頃から好きだったことや興味があったことが現在の自分に繋がっていることを発見したりします。
自分は何の取り柄もないと嘆く方もいますが、ぜひ一度やってみていただきたいと思います。
あれこれと考えている間、ここからの人生楽しみながら自分らしく仕事をしたい!という結論にたどり着きました。
民泊のおかみさん×保健師さん×いなかのキャリアコンサルタントさんというスタイルで、自分の体力に応じて、無理せずに分散して細く長く続けていこうと。
看護師や保健師の経験を活かして、健康から人生全般の、よろず相談のようなことができればいいなと思ったのです。
体力が続く限り、ライフワークとして副業を上手に組み合わせて、精一杯やってみようと思うようになりました。
黄金の棚田で気分転換
棚田の風景
相談者に寄り添って一緒に考えるスタイルです。学校の保健室みたいに、しんどい時に心身を休めて、悩み相談もできるような感じでしょうか。
自分の肩の荷物を下ろして、ほっとできる時間を共有したいです。誰かに話すだけでも、荷物の重さが軽くなると思います。就活、結婚、出産、育児、介護など人生の節目では予想外の展開もあり、ストレスにもなることもあります。
まずは、相談者に信頼してもらえるような関係の構築、そして健康、仕事、生活全般のよろず相談ができるように、更新講習と実践などでスキルアップを目指していきます。
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●土佐指南家HP https://10347n8.com