広島県江田島でオリーブの冠作り体験をさせていただきました
- 執筆者 小林恵子
- 所 属えん(縁)もたけ(竹)なわ
2022/12/12
春から広島県江田島市に越してきました。
海に山に自然豊な島。江田島です。
島ならではのことを楽しもう!!!と「オリーブの冠作り」のボランティアに参加をさせていただきました。
江田島では「ミカンマラソン」というマラソン大会が秋にあります。そのマラソン大会の上位者に贈られるオリーブの冠だそうでした。
ミカンマラソンは、2022年の今年35回目だそうです。
今年は、広島県内の方限定であったり、コースや人数に制限がありましたが、3キロメートル、5キロメートル、10キロメートル、ハーフ(一般)、ハーフ(公認)とそれぞれのペースでマラソンを楽しめるようになっていました。
会場まで、フェリー乗り場から無料バスが出ていたり、チャーター便の船が出ていたり、江田島以外の方もお越しになりやすいようになっていました。
穏やかな瀬戸内の島々を見渡せる海辺を走るコースとなっています。秋のこの季節にミカンマラソンは最高だと思いました!!!
が、この春先に交通事故にあい、療養中の身ながら、早く良くなりたいあまり、申し込みましたが、周りに止められて大事をとり、今年は棄権をしました。
参加賞に、おみかん、タオルをいただきました。いずれ、しっかり治して、出場したいと心より思います。励みにしっかり治します!!
療養中ではありますが、一旦立ち止まって色々考える機会をいただいていると思う日々です。
江田島は、檸檬や、さまざまなミカンの栽培が盛んです。
以前はもっと柑橘の農業は盛んだったということですが、今は高齢化のため、山の斜面で、重いミカンを運ぶのはたいへんなので、ミカン栽培をやめられたり縮小されたというお話をお聞きします。ミカン栽培をやめられた山は、人の手が入らなくなり、荒れているというお話もお聞きします。
ご高齢の方でも取り扱いやすい、実が小さく軽いオリーブを植えられるようになったと島の方からお聞きしました。
昔からのミカンと、その後植えられるようになったオリーブに出会って、江田島はミカンもオリーブもとても大事なものだと思いました。
そのミカンマラソンに向けて、オリーブの冠作りに参加をさせていただきました。私は、オリーブで冠作りは初めてでした!!
友人と参加をさせていただきました。初めは緊張しましたが、数人が集まっておられ、和気あいあいとした雰囲気の中に寄せていただきました。
作業中は、オリーブの葉っぱの優しい薫りに満ちていました。
江田島には、たくさんのオリーブが植えられています。『江田島オリーブファクトリー』という、レストラン、ショップ、加工場を併設した全国でも珍しい、オリーブの六次化複合施設があります
おしゃれなイタリアンレストラン。人気で、休日は特にいっぱいとなります。どのメニューにも、安芸の島の実のオリーブオイルが、かけ放題となっています。
ショップでは、さまざまなオリーブオイル、江田島、呉エリアの特産品、お祝いギフトも揃っています。見ているだけで、ワクワクです。ショップからは、工場の様子を見学することができます。
私も、江田島に来てから、オリーブオイルや、オリーブの塩漬けなど美味しくいただいております。江田島に引っ越し、オリーブの木を見ることも多く、オリーブは身近なものとなりました。
オリーブの葉は鋭くとがっており、風水では、邪気を払う効果があるそうです。そのため、オリーブは「平和」や「安らぎ」を与えてくれる植物として、玄関先に植えられることもあります。見ているだけで、癒されております。
そんなオリーブで、冠作りをさせていただきました。
まず、オリーブの枝で円を作ります。その後、すこしずつオリーブの葉がついた小枝を着けていき、巻いていきます。それを繰り返すことで、オリーブの冠ができていきました。
話は変わりますが、ハートのオリーブの葉っぱを見つけたら、良いことがおこるそうです。私も見つけました!!!
集まられた方と作りながら、江田島のこと、広島弁の話などいろいろ地元のことを教えていただきました。手も口もフル稼働の楽しい時間でした。
自宅用にも1つ頂きました、クリスマスのリースにしたく思います。そして、この場所でつながったご縁から、門松作りのご依頼をいただきました!!
竹藪の事、竹文化のことを知っていただこうと、小さい門松作りワークショップはこれまで行っておりました。
大きい門松作りは初めて!!! 門松作りをしたことがある人や、竹を伐るのを応援くださる方々のご縁により、大きな門松作りのご依頼をお受けすることにしました。
門松について改めて調べる日々です。
~門松とは~
門松は正月に日本の家の門前などに立てられる、松や竹を用いた正月飾りである。
松飾り、飾り松、立て松とも言う。新年の季語。古くは、木の梢に神が宿ると考えられていたことから、門松は年神を家に迎え入れるために依り代という意味合いがある。
「松は千歳を契り、竹は万歳を契る」と言われ、松と竹で神の依代の永遠を願う。
(ウイキペディアより)
とあります。
とても縁起のよいもの。年神さまとは???と疑問に思い、ウイキペディアで年神様を調べると、
「年神、大年神は、日本神話、神道の神である」
とあり、とても厳かに感じられます。なんだかますます縁起が良いです。
お正月飾りに使われる縁起の良い「竹」や「松」。難を転じると言われる「南天」。
なるべく地元のものを使わせていただきながら、よい門松が作れますようしっかり調べ、何度も練習をして縁起のよいものを作ってまいります。
大きな張り合いをくださったご縁に感謝をしております!!
海に山に、素晴らしいご縁に。さまざまの恵みにあふれた江田島に感謝の日々です!!!
長文お読みくださり、ありがとうございます。