子はかすがい。

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執筆者 佐々倉愛
所 属NPO法人Eyes

2013/07/29

 

こんにちは。四万十から竹下愛です。

 

只今、午前2時45分。

 

家事・育児中心の生活真っ只中で昼間に

子どもと一緒に寝てしまったりして、

夜中授乳で起きてしまうとこんな時間に眠れずにいます。

 

子育ての日々、いなかマガジンで何を伝えていけばよいか

これと言ってイベントごとのない日々ですが

「読者はコレが知りたい!と思っているんじゃなく

日常の様子を見聞きする中で、あぁこんな感じなんだ!と思うんだよ」

という夫・ササクラレオの言葉を信じ(笑)

最近の雑感をお伝えします。

 

 

産後の手続きの諸々があり(詳細はコチラ)、

現在、住民票は香川県にある私と娘。

 

娘には毎月続々と予防接種だの検診だの

離乳食の講座だのの案内が香川の実家宛てに届き、

それは県内でしか受診できないので、まだまだ

香川⇔高知を行き来する日々を過ごしています。

 

予防接種

予防接種一覧

 

 

母が看護師なので必須の予防接種を最短かつスケジュールを

固めて受けられるスケジュールを組んでもらっています。

 

いや~、全く相変わらずこの仕組みの効率の悪さに

お役所に訴えたいことはまだ多々ありますが!!!

言ってるときりがないので、今日はいいや。

 

 

で、高知の家を空けがちな私たちなのですが、

家にもいない、地域の集まりにも出られない等々で

いつまでも地域の方々との距離が縮まらないなーとちょっと不安も感じていました。

 

ど田舎にいるのに、マンション生活の時と変わらない感じ?

この状態ってあんまりよくないんだろうなぁ。

第一、どちらの親もいないこの地でこどもを育てていく上で

ご近所さんは頼りたいし、迷惑もかけるのになぁと心苦しい。

 

それは、夫婦ともに外に出ることの多い働き方なので

こどもが産まれる前から思っていたことでした。

 

 しかも、ようやく5ヶ月になった我が子ですが、

まだまだ小さい上に、異常に暑い今年の夏。

出ていく場所もなければ、そもそも出ていくために車に

乗ることすらもためらうような状況。

高知の家にいると、朝、夫見送り後は1日娘以外の誰とも

会わずに家から出ることもなく過ごすことも多いのです。

 

これも田舎のちょっと困るところかも。

 

1,2週間足らずしか高知の家にいられない時には、

「週末には実家に帰るし。」と思って

(実家に帰ると家族もいるし、イオンが車で5分の場所にあるので(笑))

そうやって過ごしていたんですが、7月中旬からの滞在(?)では

産後はじめて1ヶ月くらいまとまって過ごすことになったので

とにかく予定を作るように画策しました。

 

まずは、知り合いに遊びにきてもらう!

 

同じく出産を経験・控えている同世代の知り合いに声をかけ、

子どもの話を理由にお家に行ったり、来てもらったり、

 

ゆきちゃんと朱美さん

ゆきちゃん、あけみさんと。

道の駅とおわで働くゆっこさんととおわで農業を営む朱美さん。

 

 

物の受け渡しを理由に家でランチをしてもらったり、

とにかく誰かと会いたい!話したい!ということで何かと連絡をしておりました。

じゃないと、この大自然の中、家から出ずに

Facebookでのコミュニケーションのみになってしまう!!!!!!

 

そして先日一緒にごはんを食べてくれた山脇佳子さんのアドバイス、

「人の繋がりの濃い田舎でも出て行かんと、つながれん。

私の場合は畑仕事をしていると、見られているし見てくれている状態に

なって声を掛け合うようになっていったよ」という話を参考に

毎日の生活の中に、散歩を取り入れました。

 

自宅は道の駅の目の前なので、人の集まる道の駅周辺を

30分程度でゆーっくりぐるっと。

 

そうすると、同じ町営住宅に住む人たちや

道の駅に用のある人たちと会えて、

「赤ちゃん、大きくなったね~!声が聞こえんき、寂しかったよー。」

って言いながら抱っこしてくれるおばちゃんたちの井戸端会議に参加したり、

「そういや、出産のことで聞きたいことが…」と

声をかけてくれる同世代がいたり。

 

佳子さんの言う通り、

わざわざ家にまでは来なくても近況を報告したり、

こどもの状態を知ってもらえたり、ご近所さんとの距離が

急に縮まった気がしています。

 

お祭り1

 

お祭りの様子2

 

お祭りの様子3

お祭りの様子

 

この間は住んでいる地区のお祭りを見に行ってきました。

こどもがいるとその場にいるだけで声をかけてもらいやすくて、

自己紹介もしやすい(笑)

 

これまでは、

夜一番うるさいのは蛙の泣き声なくらい静かな住宅に、

こどもの泣き声が響くも迷惑じゃないかと気になっていたので

あまり存在感を出さずに過ごしてきてましたが、

ようやくここで暮らしていくことにも安心感を感じられるようになったし、

この地に住む一員になれているかもと感じ始めました。

そう思えるようになったのも、娘の存在のおかげですね。

 

「子は鎹」と言いますが、

 

【解説:故事ことわざ辞典】

夫婦仲が悪くても、子への愛情のおかげで夫婦の縁を切らずにいれるということ。

子が夫婦の縁を保ってくれるということのたとえ。

「鎹(かすがい)」とは、材木と材木とをつなぎとめるために打ち込む、

両端の曲がった大きな釘のこと。「子は夫婦の鎹」ともいう。

 

1人では出ていくことも躊躇するビビりな私の場合は、

夫との関係だけではなく、

地域との関係も娘が取り持ってくれています。

 

生ちゃん

生ちゃん

 

あっという間に5ヶ月。ごはんもたくさん食べて大きくなるのだー!

 

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