【九島地区地域づくり協議会】愛媛県・九島インターン便り
2017/12/06
【九島地区地域づくり協議会】愛媛県・九島インターン便り
愛媛県の九島に、今年は総勢4名の研修生が訪れました! 一軒家での共同生活に自炊。青春も色々とあったようです(笑)
かぼちゃのジャムになりました!?研修生イリヤくん
この九島のインターンは、特にコレをやってください! というものはありません。島で暮らし、島民達に触れ合う内に気付く課題と向き合い、解決していくのです。
島はとてもゆっくりした時間が流れています。研修生らは、星を眺めたり、夕焼けを撮影したり、日の出をみたり、釣りをしたり、日常に確かにあるものの素晴らしさや豊かさを感じ、気付きはじめました。
新月の星空。研修生しふみんの撮影
島ではいつも自転車で移動
「あるべきものが、ちゃんとある。ちゃんと見られる」というのも、九島の魅力だと思います。研修生しふみんの名言♪
そんなのんびりしたインターンだったかというと、とんでもない!(笑)
九島の朝はとにかく早い! 6時半から地域の集会所で行われるガイヤ体操に毎朝参加。
9時から魚の行商のお手伝いや島の伝統の麦みそ作り、みがらし作り・焼肉のタレ作り・じゃこ天作りのお手伝い。その他に伝統行事「せんす踊り」の見学、島の夕日スポットを散策、お盆のかき氷販売の準備などてんこ盛り!
平井さんと麦みそ作り♪
この伝統が消えないように!美しい島っ子の「扇子踊り」
これは彼らが地域やそこに暮らす方々を知りたくて、積極的かつ自主的に行動したからです。
島民に会えば声がけや挨拶をし、会合があれば参加し、それから島の歴史を調べたり、島の話を聞いたり、自転車で島を一周したり―――。とにかく朝から晩まで島中を動き回りました。
現地の高校生と一緒に毎年恒例のかき氷に挑戦!
そんな中で彼らの内から湧き上がったのが、
「島の魅力を知ってほしいから、九島のサイトを作りたい!」
「島民の飲む場所がないから、軽トラのビアガーデンをやりたい!」
「島に滞在して良さを知ってほしいから、1泊2日の体験ツアーをやりたい!」
インターン期間の1ヶ月は、長いようであっという間に過ぎ去ります。
残りの期間で自分ができることを、やれるだけのことを寝不足になりながら、時には仲間や島民と衝突しながら、地域の方達に支えられ、挑戦しました。
その結果、彼らの想いが見事にカタチになりました! 本当に素晴らしいです。
その1 ミツキくん考案の「九島堪能プロジェクト」は、1泊2日のプログラム
ツアー当日は台風の為キャンセルもありましたが、2名の大学生が参加しました!
九島の何気無い風景に感激する学生達。島民の協力のもと、魚さばき体験やお寺の鯨大使の案内ができました。
またフレンドリーなたこ焼き屋さんで地元の方と交流もでき「人との触れあいを大切にした」プロジェクトとなりました。
人と触れ合えるミツキくんお勧めの「たこ焼き屋さん♪」
その2 島民の声から生まれた!イリヤくんとハルキくん企画。呑める場と集まる場「軽トラのビアガーデン」
九島にはスーパーやコンビにはありますが、飲食店がありません。飲めて集まれる場所がないのです。その島民の声をキャッチし、自分達もやりたくて地域のニーズに合う企画を行いました。
少しでもたくさんの方に足を運んでもらえて、尚且つ喜んでもらえるように夜な夜な準備を続けました。ビラを作って配ったり、おつまみを考え試作をし、九島を舞台にした映画上映を段取って――。
この企画が一回限りで終わらないように、利益率も考慮して、やることも考えることいっぱい!その作業は深夜まで及びました。(朝はガイア体操が待っています(笑))
そして迎えたビアガーデン当日!晴天の中、たくさんの島民の方が来てくださりました!
晴れて良かった!大盛況!!
親しくなったお店から「うちの餃子、売っていいよ~」と嬉しい申し出を頂きました。研修生ハルキくんが餃子の焼き方がどんどん上達しました(笑)
受入先の村上さんの念願!軽トラビアガーデン、完成!
おつまみは自分達でメニューを考案。九島地区地域づくり協議会が今後もビアガーデンを開催できるように、利益計算もきちんと行いました。その後、
「あの時は、楽しかった」
「有難う」
「またやってほしい」
と嬉しいお声がけを頂きました。彼らが帰った後も、またビアガーデンが開催されるといいですね。
そして修了日。近所の方々が集まって見送りに来て下さいました。
研修生が一人一人帰る度に――。
「いつでも帰ってきさいや」
彼らの行いがこのような大きな実を結びました。この経験を基に、ご自身の道をしっかりと歩まれるのを応援していますよ!君らなら大丈夫!!
最後に以前も紹介いたしましたが、改めてお伝えいたします。
その3 研修生しふみんが九島の魅力がつまったサイトを作成しました!
彼女は今年初めての九島の研修生です。一人から始まったインターンシップ。一人であっても臆せず島を動き回ったパワフルな女の子ですが、心はとても繊細です。
傷ついたこともあるでしょう。寂しい夜もあったでしょう。でも彼女の行動が、島の人たちの心を開き、残り3名の研修生の結果に確実に繋がっています。
「しーちゃん」と呼ばれ、彼女が帰った後も「しーちゃん、元気?」「よろしく伝えてなー」とお声を頂戴します。
そんな彼女と島民の身近な関係や日常のお裾分け「kushima_style_」が完成!しふみんが撮影した写真がとっても素敵です。九島の持つ癒しや温かさがチャージされるようなサイトになりました。どうぞご覧下さいませ♪
舞台は愛媛県の南西に浮かぶ九島。島民は口を揃えて「何もない」と言うけれど、豊かな自然、人の温かさ、九島ならではの光景が沢山。
「何もないから、みえるものがある」
「あるべきものがちゃんとある場所」
■kushima_style_(https://kushima-uwajima-ehime.localinfo.jp/)
恒例の!?お見送り。温かな時間が流れます
ハルキ君がチラシも作りました!1日借りても300円!お得です~♪
宇和島市と九島の研修生が大集合~! 本当にお疲れ様でした!
九島のインターンシップにご興味がある方は、是非リレー式の「九島ガイヤ学生日報」をご覧下さい!彼らの臨場感溢れる体験や声が感じられますよ!その後の交流なども一見の価値あり♪
■九島フェイスブック
あなたのお越しをお待ちしております!
(よびこみ部 彩)
【関連リンク】
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