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山での暮らし(普段の生活リズム編)

2015/06/01


 

 皆さん、始めまして。佐賀市三瀬村で地域おこし協力隊をしております、門脇享平(かどわき きょうへい)と申します。詳細な自己紹介はプロフィールをご覧頂ければと思いますが、2014年9月に三瀬村に移住をしてきて、現在は地域のおばちゃん達が運営する直売所のお手伝いをしています。

 

イベントでの販売の様子

イベントでの販売の様子

 

 最初の記事ですのでどんな内容にしようかなぁと悩んでいましたが、読者の皆さんの多くは地域への移住を検討されている方だと思います。ですので、私が移住をしてきて9ヶ月、どんな生活をして、どんなお金がかかったのかを紹介してみようかなと思います。

 

 

○今回は1日ごとの生活リズムと季節ごとのイベントや地域でのお仕事のご紹介。

 

【一般的な平日のスケジュール】

 

7:00   起床

 

8:20~  佐賀市役所三瀬支所にて朝礼&メールチェック

 

都会に比べるとメールチェックは大したことありません。なぜなら地域の方はメールでやり取りしないから笑。その分電話の量は異常に増えるので、「電話かけ放題」は必須です。また電話に関しては、支所の中がauさんの電波が通らなかったため、慌ててdocomoさんに変更しに行ったのは田舎ならではでしょうか。

 

9:00~  直売所に出社。その日の野菜の写真を撮影してSNSにて発信

 

新鮮な野菜をアピール

新鮮な野菜をアピールします

 

9:30~  情報発信やPOP作成やイベントの準備や経営戦略策定など

 

 午前中はクリエイティブな仕事を中心に行うようにしています。地域の方たちだけでこれまで運営を続けてきた直売所なので、きちんと季節の情報が発信されていなかったり、売られている商品がどんなものなのかきちんと伝えられていなかったりします。ですので、ブログやフェイスブックで情報を発信したり、商品のPOPを作ってあげたりすると喜ばれます。

 また、直売所を維持していくためにはどれくらいお金を稼いで、どれくらい利益を上げなければならないか、という経営目標もありませんので、こちら側できちんと目標を立てて、直売所が維持できるようなお手伝いをしてあげる必要があります。

 

13:00~  生産者訪問や打ち合わせや野菜の配送や研修など

 

 生産者さんは、基本的に午前中は畑作りなどで忙しくしていらっしゃります。なので午後の空いた時間を狙って生産者さんと仲良くなりにいきます。地域のことを知り、良さを感じるためには、まずは【人との繋がり】を広めていく必要があります。道端で話しかけまくる、というのも一つの手段ですが、私の場合集落支援員や直売所の会長にお願いして、紹介してもらいながら交流を深めています。

 また、村の人は極端に村外に出ることを嫌っている節があります。ですが、直売所を存続させていくためには外に出て行く必要もあるので、私が積極的に福岡のスーパーへの出荷やイベントへの出店を行っています。その他、野菜作りや地域おこしや6次産業化に関わる研修に参加することは、知識を深めるだけでなく、村外でのネットワーク作りに役立つので時間が許す限り参加するようにしています。

 

地域の農家さんと雑談

地域の農家さんと雑談

 

17:00~  畑作りor打ち合わせor飲み方(飲み会)

 

 平日でも容赦なく有志によるプロジェクトの打ち合わせや歓送迎会や打ち上げを含めた飲み方(飲み会)が開催されるのが田舎の特徴ではないかと思います。今後も当マガジンにてお伝えしていく予定ですが、田舎では地域を守るために本当に多くの活動がされています。何もしていないわけではないのです。ただ、やり方が顧客目線になっていなかったり、プロジェクトの実現までの手法がわからなかったりして、なかなかプロジェクトが進まないことも多いので、私も参加して微力ながらお手伝いさせて頂いています。

 また、飲み会も本当に多いです。しかも都会と違って基本的には家飲みなので、飲み会の時間が長いです。食べ物もお酒も美味しいので太らないように気を使います(笑)

 予定の合間を縫って、家の前の畑を耕します。現在は2畝(200㎡)ほどの畑を耕しており、わからないことばかりながら、地域の方に手法を教わりながら手作業で野菜を作っています。これからの季節は本当に雑草が恐怖です。

 

畑作り

畑作り。ジャガイモを植えています。

 

19:00   帰宅

 

帰ってからもやることは沢山あります。お野菜を頂くことが多いのでその日のうちに調理しなきゃいけなかったり、自宅で飲み会を開催することが多いのでその準備や後片付けに追われたり、地域で必要なスキルは今までと違うものだったり、未修得のものだったりするので、本を読んで知識を習得したり。なかなか休まる暇がありません。

 

交流会

毎月1回、自宅で開催する交流会。地域をまたいで交流する機会は意外と少ないです。

 

○私の場合、地域おこし協力隊という職業上、平日の業務時間内は担当直売所の支援を、業務時間外に定住の準備や地域の活性化のお手伝いを、という形式になっています。

 

【休日を含む地域ならではのお仕事】

 

 先ほども書いたのですが、地域では「雇用」という形とは別で有償・無償問わずさまざまな取り組みがなされています。参考までに私が手伝っている(ほんの少しだけの場合も含む)プロジェクトや団体を記載すると、

 

・村おこし団体「三瀬村人(むらんと)」(旧青年団)

 夏祭り(村内の方々にお願いして企画から実行までを自分たちで行います。)

 婚活イベント(詳細は情報公開後)

 

・味噌加工部

 味噌作り(25年以上作り続けています。)

 

味噌作り

 

・菊芋研究会

 菊芋を使用した加工品研究(地元の特産品開発の一環)

 

・三瀬林業研究会

 放置林の整備(枝打ちや下草刈りなど森林の維持管理)

 

三瀬林業研究会

 

・井出野活性化協議会

 大学生にお手伝いをお願いしての竹林伐採&竹粉砕(単発)

 

・地元有志

 フットパスコース整備(観光による交流人口の増大を目的とした取り組みの一つ)

 地域おこし関連の視察

 空き家対策事業検討会議

 稲苗手植え体験

 

稲苗手植え体験

 

・自治会

 区役(草刈り)

 ソフトボール大会

 ソフトバレー大会

 ゲートボール大会

 体育大会        などなど

 

もちろん単発のイベントや一参加者としての参加など、あまり時間を取られない物もありますが、これを仕事終わりや休みの日にやるとなると多いと思いませんか?これでもまだまだ他の方に比べると少ないほうだと思います。普通はこれに(忙しい)消防団や集落ごとの行事などが増え、そういった活動での役割分担は年齢と共に増加していくようですので。(やはり年功序列で無理やりでも回ってくるものが多いようです)

 

○そんなわけで普通に田舎暮らしをしようとすると、スローライフを行うことは全く出来ません。

 

田舎暮らしを検討している方は、「自分がどれくらい地域と関わりたいか」をきちんと考えておいたほうがいいと思います。誰しもが「地域おこし」をしたいわけではないでしょうが、地域は「地域おこし」をしようと、もがいているはずだと思いますので。

 

ブログでは田舎暮らしの様子だけでなく、イベントのレポート(苦労話や反省を含む)や地域おこしのノウハウ(研修での学び)などもアップしています。よろしければそちらもご覧くださいませ。

最後までご覧頂きありがとうございます。

 

佐賀市三瀬村地域おこし協力隊 門脇 享平(かどわき きょうへい)

ブログ:http://chikioksohi-mt.hatenablog.com/

フェイスブック:https://www.facebook.com/mitsusezibasan

 

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