お仕事

2016/07/01

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執筆者 川村かおり
所 属有限会社 西岡酒造店

 

 梅雨ですねー。 でも四国はもう週末には梅雨明け?の予感が・・・通勤路は桜からアジサイ通りに変化しています。

 

アジサイ通り

 

 うぐいすの鳴き声やつばめが飛び交って、雨の日はカタツムリや大きいミミズ、カンタロウが道ぶちにいたり、最近はカエルもはねてたり、何かが田んぼを泳いで隠れたり。季節の流れが自然に目や耳に入ってくるのは、東京での通勤ではあまりなかったですね。

 先日、仕事で東京に行っておりました。お酒の営業ですけども。でもうれしかったのは、お付き合いしている取引先さんの言葉。

 「仕事でもプライベートでも、やっぱりその人がどうかでお付き合いします」って。「人が一番ですよ」って。喜んでもらえるように、ずっと長くお付き合いできるように、まごころもって人と付き合っていくのって、仕事をうまく続け、成功させるカギなのだなーと思いました。ボスがよく言う「どんな人間が酒を造っているか、わかってもらえ」っていうのに通じるな、と。

 

高知 中土佐 姫路城

 

兵庫へも研修旅行しました。初めて姫路城にも。

 

高知 中土佐 亀泉

 

さすが酒造組合の旅行。 朝からバスの中で利き酒。

 

高知 中土佐 利き酒

 

 さてさて、今回のマガジンの本題に移ろうと思います。

 最近思うのが、私の周り、人手不足だなぁと。仕事あるのに人がいない。でもときどき聞くのが「いなかに行っても仕事があるかわからないし」とか。

  あるのに!仕事あるのに!と思います。ただ、仕事を探す手段が東京とはちょっと違うから?周りの人手不足のところはハローワークや求人広告を出しません。 口コミ、人づて、など。たぶん、そんなところに募集を出してもいい人は来ないと思っているのではないかと。それなら誰かの紹介など、その人となりをある程度知るすべをもってして、お仕事に誘っているみたいです。

 

 「誰かいない?」と私もよくきかれるし、そこに人が入ってくれたら仕事が回るなーと思ったりします。でも、もしあの人に声をかけてみようかと思っても、その人が本当に生活するための仕事が必要であるなら、中途半端なアルバイト程度では紹介しづらいし、ちゃんと正社員候補のようなきっちりしたお仕事だったら声もかけやすい。

 たしかに田舎ってすごくお給料安いと思います。東京に比べたら。たしか高知は特に日本全国で所得かなり低かったと思う。でも生活できるんですよね、これが。なんとかやっていける。それに、仕事を選ばなかったら掛け持ちでいろんな仕事している人、けっこういます。

 

 私の周りを見渡してみると、仕事があるだとか、ないとかではなくて、お仕事する人としない人に分かれる気がします。働く人はすごく働くもの。二つも三つもかけもちして生活費を稼いでる。空いた時間を無駄にしていない。

 それは大人だけじゃなくって学生さんでもそうです。学校が休みの日はもちろん一日バイト。この辺りは夜やっているお店はコンビニやスーパーくらいしかないので、平日学校が終わったらそういうところでバイト。そういう子は社会人になってもちゃんとお仕事続けて、もしもお給料が安くても文句を言わずに、空いた時間で何か掛け持ちするのだろうなと思います。

 

 こういう仕事がしたい!という気持ちって大事だとは思うし、そう思わないとやりがい感じないというのもわかる。

 それとも賃金?すごくお給料よいから、この仕事やめたくない、そういうのもアリ?けれど高知はさっきも書きましたが賃金は全国レベルですごく低いし、高知へ移住しようかと思う人はそのあたり、悩むのじゃないかと。家族で移住しようと思っても、生活できるほどのお金をはたして稼げるのか。今までの収入を維持できるのか。

 仕事を選ばず、何でもやろう、家族が助け合ってなんとかやろうって思ったら、私はできないことはないと思うのです。

 保険、ローン、年金、学費・・・生活するには現金がどうしても必要で、それは都会も田舎も同じ。正社員の働き口は都会よりずっと少ないかもしれないけれど、それって発想を転換させれば、何でも掛け持ちしてできちゃう仕事がいっぱいってこと。いや、正社員でもバイトしようと思えばできないこともないのだけど、会社にばれたくないって思うのなら、いっそ空いてる時間を有意義に全部バイトでいろんな仕事、組み合わせちゃったりして。逆に高知はチョコチョコした仕事がいっぱいある気がするのは私だけなのかな?

 

 一人の人にガッツリ働かせて、何もかも任せて、という仕事って、よっぽど経営者との信頼関係ができあがってからでないとそんな仕事に就くのは難しい。最初は少しの時間でも、そこで一生懸命働いて、仕事のできる人間だということを仕事っぷりでわかってもらって、初めて安定した地位に上りつくことができるって最近特に思います。

 それにいろんな仕事をかけもちでやっているうち、どれが一番自分に合うか、またはできるか、そういうことも、今まで知らなかった自分を見つける機会になるのじゃないかな。

 と、最近特に自分の周りで人手不足を痛感したので、仕事を選ばなかったら、いっぱい仕事はあるよってことをマガジンにしてみました。高知は特に今、移住に関してかなりサポートが手厚いと思うのでリサーチしてもらいたいなぁと思います。 職探しも家さがしも。

 来月もまた、高知の仕事事情、空き家事情、子育て環境など、そのへんに焦点をあてて書いていこうと思います。

 

 

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