秋模様
2012/09/19
- 執筆者 安田真也
- 所 属菜食土源
こんにちは。農家見習いを継続中の安田です。
9月に入ってから感じていた秋の気配が、台風が通り過ぎた後にぐっと深まった気がするのは僕の気のせいでしょうか。最近は18時半頃になると急に暗くなり、季節は冬に向かって着実に動いていますね、当たり前ですけど。
そんな今回3回目は夏と秋の挟間な9月のことでも書いていこうかと思います。
9月になってもオクラの収穫は続いています。夏の続きです。
そんな夏野菜を採りつつもすでに冬の準備も始まっています。早いです。
「種を播く」までには「畑を耕す」ことと「畝を作る」ことの二つが必要です。ご存じの通り。畑は広いのでここでも機械の手を借ります。が、トラクターや管理機といった機械はまだ僕の手に余る代物なので新井さんの仕事です。なるべく早く身に付けたい…。
で、出来上がった畝に筋を付けて種を播き、上から押さえつける(鎮圧)という一連の流れがあるのです。あまり多くのステップは無いものの結構な広さ(1ヘクタールとか)をやるのは意外としんどい。
農具を使って土をいじる作業は「あ、農業してる」的な気持ちになる分、体力をもっていかれます、土に。ちなみに種を播くときに「芽よ、出ろ~」みたいなことを祈る(念じる?)と種が応えてくれるそうで。
「ナバナ」を播いた畑。白いのは「パオパオ」というちょっと間抜けだけど憎めない名前の不織布。
8月の初めのほうにもありましたが、9月になってもやってきました、台風。夏といえば台風、という感じがしなくもない。
台風16号は九州をかすったような感じでしたがそれでも風と雨はたいしたものでした。オクラがほとんど倒れるくらいには風が強く吹いていました。
それでもオクラはすごいもので、倒れても先端のほうはちゃんと上を向いてくるんです。台風だったりオクラだったりから、人間ではどうにもならない自然の強さとちょっとやそっとじゃやられない生命の逞しさを教えられた気がします。
9月の半ばで執筆中の現在ですが、栗を頂きました。秋の味覚です。秋らしさ満開。
鬼皮と渋皮を剥くのには苦労しましたが、やっぱり栗ご飯はおいしい。至高です。焼いた秋刀魚でも付けばなお良し。
鬼皮と渋皮を剥いた栗。1時間くらいかかったような…。
栗といえば栗ご飯。ホクホク。
台風が来る前日に釣り人を昭和大橋付近で発見。こんな大きな鮎が四万十川に居たとは…。と、実感した瞬間。
軽トラに迷い込んだ蝶。キャッチ&リリース。
そんなこんなで9月も終わりそうで、9月が終わったら一気に一年の締めくくりが近づくようなそんな感じがする秋の空です。今回も自由に終わります。ここまで読んで頂けたら嬉しいですね、ありがとうございました。
そして、今回も懲りずに締めは「カエル」な訳で。