続 有機菜花の買手、募集!
2013/02/19
- 執筆者 新井みなみ
- 所 属菜食土源
四万十町十和で有機農業をしている新井です。
前回は『有機生姜の買手、募集!』というタイトルで書かせて頂き
嬉しいことに何件かのお問い合わせを頂きました。
気になって下さった皆様、本当にありがとうございました。
そこで今回も生姜に引き続きウチのメイン野菜である
『有機菜花の買手、募集!』をさせて頂きます(笑)
突然ですが、菜花料理と言われて思いつく料理は何ですか?
ウチの家族に好きな菜花料理を聞いてみました。
3歳になったばかりの息子は『菜花納豆』
大好きな菜花に茹でた菜花を和えた、我が家の定番おかず。
息子もたくさん食べてくれるので2日に1回は、食卓に登場します。
それから旦那は『菜花鍋』
昆布ときのこのダシに豚肉少々を入れて
たっぷりの菜花とたっぷりの生姜で食べる鍋。
全ての具材から旨味がでるので
味付けは、おいしい醤油だけあれば、ばっちりです。
お客さまに人気なのは、やっぱり『菜花の天ぷら』『菜花のパスタ』
他に『菜花のお好み焼き』、または『菜花チヂミ』もおいしいですね。
そして私が好きなのが『茹でた菜花』です。
すぐに出来てとっても簡単ですが、コツがあります。
それは、茹で過ぎないこと。
茎が少しコリっとするくらいの硬さを残しておきたいので
本当にさっと茹でます。
茎の甘さと菜花特有のほろ苦さが本当においしいです。
そんな我が家では毎日食卓に登場するくらい大好評の菜花ですが
世間では、あまり知られていないように思います。
3月、春が近づいてくると河原の土手などに
小さい黄色い花がたくさん集まって形を作っている花が咲きます。
それが菜の花です。
その花が咲く前のツボミと若葉、茎を菜花(なばな)と呼び
冬~春にかけて葉物野菜の1つとしてスーパーに並びます。
もちろん土手のものも食べられますが(※1)
食べておいしい菜花を選別して採った種で
丹精込めて育てられた菜花とは、やっぱり味も食感など全然違うと思います。
菜花は、お浸しや白和え、天ぷらと和食にもピッタリですが
フランス料理やイタリア料理などにも、おいしい食材として登場します。
フランス料理の場合は、お肉料理の付け合わせとして
じゃがいも等と一緒にソースと絡めて食べると絶品です。
イタリア料理はパスタやピザはもちろん、
チーズやオリーブオイルと相性抜群なので、よく見かけます。
そんな如何様にも変身してくれる菜花は、3歳の息子も大好きです。
もちろん食べるのもですが、収穫するのも大好き。
種蒔きや水やり、植え付けなど、
夏の盛りが過ぎた頃から始まる菜花栽培のはじめから
お手伝いをしてくれたので、菜花が気になるようで
畑から帰ってくると菜花が大きくなってたよ~と報告してくれます。
そして今は、菜花の出荷の最盛期。
出荷のお手伝いもしてくれて、家族みんなで頑張っています。
是非、興味のある方は、菜花を1度食べてみて下さいね~。
(※1)土手に咲いているものは、風や鳥のフンに混じって
どこからか飛んできたもので、出所が分かりません。
今は、遺伝子組み換えの菜花の種が落ち、
咲いていることもあるそうなので、安全とは言えなさそうです。
▼菜花のお問い合わせはこちらからどうぞ
菜食土源(さいしょくどげん)
Email :yasai@shimanto.tv
▼菜食土源のFacebook