お節句で学んだ神様のこと
先日、東津野村に住む友人に女の子が産まれたので、初節句に行ってきました♪
子どもの健やかなる成長と良縁に恵まれるよう、部落の人みんなでお祝いします。
主役の「笑生」(ニコリ)ちゃん。名前には、いつもニッコリニコニコ笑って過ごせますように…という素敵な意味が込められています♡
さて、初節句というと、女の子は3月3日桃の節句に、男の子は5月5日の端午の節句にお祝いするのですが、今回およばれしたお節句は4月13日(土)。聞けば桃の節句を旧暦にすると、2013年は4月12日(金)にあたるとのことで、一番近いこの日に決めたようです。
3月3日は梅が咲くまだ寒い時期ですが、4月にもなると桜も咲いてずいぶん暖かくなり、春らしさを感じることができるので、女の子をお祝いするには最適な日どりだな~と思います♪
そして、お節句のスタイルも、町中だと料亭やホテルなどのパックコースですませる傾向にあるのですが、こういった田舎では部落の公民館で行うことが多いようです。
そんな中でもこちらのお家は、『先祖が喜ぶから』という理由で、公民館ではなく「家」でお節句をあげていました! この話を聞いたとき、私の家族感は大きく変わりました。
本来、家の人の祝い事は、先祖さんたちと一緒に「家」で祝うもので、祖先を喜ばすことが家内安全と子孫繁栄にも繋がってきたのではないかと考えます。つまり、家族(祖先)への愛情を抱けない限り、繁栄しない! さらに言えば、家族をもって親子どもに愛を与えることが、いかに人生において大切で幸福なことか!! この家族愛の循環が上手にできる家は、神様の結界ができ、守られ、幸福でいられるのではないでしょうか。
こりゃ「結婚なんて興味な~い」なんて言ってる場合じゃありません!
現に、ご近所さんが続々と集まってくると、村の繁栄を祈る幸せな気持ちが家全体を包みこんでるように感じられ、神様が見てるな~とか、神様も一緒に笑ってるな~とか、神様に守られているな~とか、神の「気」を感じます。上手に言えないけど、やっぱり神様は笑いのある場所が好きで、いつもにこやかに笑っている人の家には、自然に幸福がやって来るんだと思います。
話が脱線してしまいましたが…
お節句にはナント、津野町の副町長さんまで参加し、祝いの挨拶を述べられました。子どもは村の宝。みんなで盛大にお祝いする風習に感動です。その後「ご両親の挨拶」「お子さんの紹介」「乾杯の音頭」で、飲めや笑えやの宴会がはじまりはじまり~。
食事も豪華絢爛です。高知と言えば皿鉢料理! 刺身の皿鉢、揚げ物の皿鉢、フルーツ&ケーキの皿鉢など、1皿5000円~10000円の皿鉢がズラリと並びます。ざっと数えて20枚。その他、イタドリのタタキや寿司の盛り合わせ、ニンニクたっぷりのかつおのタタキなどが振る舞われ、あわせてビールや日本酒も飲み放題! お家の人がたっぷりもてなします。
そんなこんなで、12時にはじまったお節句も17時にようやくお開き。永遠と繰り広げられる返杯に恐怖を感じたこと以外は、楽しくお祝いすることができました。
とにもかくにも、私は東津野村のお節句に参加し、次のことを悟りました。
【家族を愛おしく思うことができれば、自然とお祭りや儀式をすることが増え、家に笑いもたくさんうまれて福の神様がやってくる♪】と。
そのためにも私、まずはパートナー選びから♡♡