西埼玉の地域おこしはじめました!
2013/06/14
- 執筆者 亀崎祐也
- 所 属terve テルヴェ
四万十町から西埼玉に戻り2ヶ月が経ちました。
今回のいなかマガジンでは西埼玉に帰ってからのことについて書こうと思います。
私は帰って早々に、四万十や高知で学んだ事を忘れないうちにと、
以前より仲間と計画していた西埼玉の地域おこしチームを立ち上げ、活動しはじめました。
▲ チーム名のロゴマーク
チーム名はテルヴェ、山のシルエットは西埼玉のシンボル武甲山
念のためお伝えしておきますが、西埼玉は充分に「いなか」要素満載です。
一つ例を挙げるならば、私の住む入間市にはアウトレットや大型ショッピングセンター点在していますが、少し車を走らせれば一面が茶畑(入間市は狭山茶の一大生産地)です。
また、夏場には近所の牛舎や養豚場から、暖かい風に乗ってほのかな香りがしてきます。
あと、いわゆる「里山」が多いのが特徴です。
▲狭山丘陵周辺の茶畑の様子。 映画「となりのトトロ」の舞台は狭山丘陵と周辺地域です
こんな西埼玉にも少子高齢化の波が迫っています。
全体の傾向として総世帯数は増加しているものの、総人口は減少傾向にあります。
そして、一世帯あたりの住民数が減少しているで“核家族化”が進んでいます。
最近ではちらほらと廃校や限界集落が登場してきました。
すでに公共交通機関の廃止から高齢者介護まで、他の「いなか」と同様の問題を抱えています。
これにプラスして、埼玉にはもう一つの大きな問題があります。
それは「郷土愛の薄さ」です。
▲「地元への愛着」と「地元のオススメ度」。 噂は聞いていましたがまさか本当だとは
最近、ある有名旅行会社の調査で「地元への愛着」と「地元のオススメ度」という2つの項目で、
埼玉県は全国最下位という不名誉な数字を出してしまいました。
この統計が正しければ、全都道府県の人口総数で5番目に人口が多いのに、
その住民のほとんどが地元を愛していないということになります。
埼玉、かなりピンチです。
ちなみに、埼玉県内には様々な団体が活動していますが、
自らの県が抱える「郷土愛の薄さ」という大問題に取り組んでいる団体はそう多くはありません。
そこでterveの出番です。
私たちは「埋もれている地域資源の発見と活用」、「適切な情報発信」を行い、
県外はもちろんのこと、地元に一人でも多くの「西埼玉ファン(地元ファン)」を増やしていくことを目標とした地域おこしチームです。
▲お散歩マーケット前日の様子。 当日は釜でお米を炊いておむすびを販売
現在までに飯能市の上直竹上分地区で行われた「お散歩マーケット」への参加や、地域の自然と人材を組み合わせたハイキングとヨガのエコツアー「外ヨガ」を飯能市と日高市で開催し、自分たちにできることから少しずつ活動をはじめています。
▲外ヨガの様子。自然の中でのヨガは好評価も反省点あり
直近の最も大きな成果といえばやはり人との出会いです。本当に沢山の人たちとの出会いがありました。その結果として「外ヨガ」が実現したり、新たな動きが発生しつつあります。
▲日和田山の頂上で記念写真。 2回合計で30名の方にご参加いただきました
私たちは地域に入り込みはじめたばかりですので、
地道な活動をテンポよく行っていくことに力をいれていきます。
また、他地域の団体が行っている取り組みを学ぶべく、積極的に遠征をしていこうと思っています。
terveの今後の取り組みとしては、
6月22日土曜日に飯能市市民活動センターにてチームのお披露目、地域おこし勉強会と参加者交流会を併せたイベント「地域おこしはじめました!」を開催します。
▲「地域おこしはじめました!」の宣伝画像。 思い切ってストレートなネーミングにしました
当日はterveのお披露目、地域おこし勉強会や参加者交流会を行います。
今回の勉強のテーマは「アニメツーリズム」です。
深夜アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を活用したアニメツーリズムで注目されている秩父市からゲストをお招きして、お話を伺います。どの様な話しが飛び出すのか、今から楽しみです。
そして、皆さんのご参加を心よりお待ちしております。
※イベントの詳しい情報はココをクリック
いなかマガジン読者のみなさん、今後ともterveを宜しくお願いいたします。
そして、ぜひ西埼玉に遊びにきて下さい。お勧めスポット教えます!
なお、terveの最新情報は当面の間terveのfacebookページにて発信していきますので、
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▲東吾野・阿寺の岩場にて
西埼玉でも元気にやってます!
(terve/亀崎)