久しぶりの祭り(香川編)

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執筆者 佐々倉愛
所 属NPO法人Eyes

2013/10/23

 

こんにちは!今日も実家の香川から竹下です。

 

10月と言えば秋祭り!

大学入学と同時に一人暮らしが始まって以来、祭りの時期に家にいることがなかったので

10年ぶりくらいに実家近くの大宮八幡宮(通称:大宮さん)のお祭りを見に行ってきました。

 

01 大宮八幡宮

 

 

獅子舞が出るこのお祭りに小学生の頃は「太鼓ぶち」という獅子の横で

小さな太鼓をたたく役で毎年出ていたので、まだやっぱり太鼓のリズムは覚えてました。

いや~懐かしかった!

 

舞の練習はお祭りの数週間前から始まり、

毎晩ごはんを食べ終えると、練習開始時間になる前から近所の幼なじみとこぞって集まり、

練習しているんだか遊んでるんだかわからない楽しい時間が始まるのでした。

 

 

秋祭りは毎年第二土曜に開催。

今年は連日暑いくらいの秋晴れだった三連休でした。

 お祭り本番は3日目の月曜日だけで、

1日目、2日目はそれぞれの部落ごとに別々に動きます。

 

獅子舞は3日目には大宮さんに何体(獅子ってどうやって数えるのか?)

か揃うのですが、我が家が属する獅子組は「東川中北組」です。

 

1日目、2日目はこの東川中北組に属する家々やお店を周り「家使い」をします。

 

02 家使い

今年の家使いの様子。娘と見れました!

 

03 小学校の頃

私が小学生だった頃の様子。衣装が違います。

 

 

ちょっと残念だったのは、太鼓ぶちの衣装が簡略化されていたこと。

はっぴになってました。

母によると、一時は体操服にまでなっていたけど、さすがに雰囲気に合わずはっぴを作ったそうです。

私の頃は毎回バッチリ正装(?)で、トイレが大変だったなぁ。

 

この頃のことはよく覚えています。

土曜にこの衣装に着替えて、自分の通う保育所でみんなの前で自慢げに舞っていたこと。

そのあと、獅子組は次の場所へ行ったのに私だけ保育所に残されて大泣きしていたこと。

 

お祭りでミニおままごと買ってもらって

3cmくらいのコップについだジュースを一緒に練習していた

近所のお兄ちゃんに無理やり飲ませていたこと。

 練習場所のすぐ横に自生するイチジクをひとりで取って食べまくって口の周りがかぶれたこと。

 

そんなこんなで、小さい頃からこんなだった私はしっかり近所に覚えられていて、

今年、娘を連れてご近所さんと会った時にはみんな

「まぁーーー、愛ちゃんが!」の言葉連発でした。

 

当たり前ですが、自分の同世代も親世代も祖父母世代も

みんな10年ずつ年を取っているわけで。

おっちゃんだった父たちも、すっかりじいちゃんたちで

お互いの孫自慢が行われていたりしていました。

 

 

そうそう、父たち男衆はお祭りの日は色々と役割があります。

若い時には獅子舞を使ったり(舞うことを使うと言います)も

していましたが今は体力がないので(笑)そこは、

世代がバトンタッチされていました。

 

04 獅子舞

獅子は2人で構成されますが前も後ろも結構大変!

 

 

でもお祭り当日には、今年はお神輿を担ぐ役。

 

05 神輿

結構重たいらしくて次の日は腕があがらんらしい。

 

 

今年はやらなかったけど、お神輿の前に並ぶやっこさんとか。

 

06 祭りの様子

 

07 祭りな父

 

 

なぜか行列の前をちょろちょろしながらアメを配る天狗役とか。

 

08 子どもにもみくちゃ

こどもにもみくちゃにされるのでちょっと嫌な役。

 

 

この各役をお祭りまでにそれぞれの獅子組から

何人かずつ出さねばならず、割り振りや根回しが難しいのです。

 

今年は娘も生まれていたこともあって、

10年の時間が過ぎたことが玉手箱開けたような感覚で実感してしまいました。

 

太鼓ぶちしていた頃の自分の気持ちも思い出して、

ご近所でワイワイしていた今で言う「コミュニティ感」みたいな

ものを娘にも感じてほしいなぁと思ったりしていました。

 

私は女なので、家や地域を継ぐということは形式上は難しいけど

こうして四国中を行き来しながら暮らすことで実家のある地域の風土も残せたらいいなぁ。

 

 

 

おまけ写真。

ちょっとブレてますが、獅子の頭を前に逃げ出す娘。

 

09 にげる

こわい~~~~~~~~~~!!!

 

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