離れた場所から、愛情再確認

2014/04/17

顔の写真
執筆者 松岡人代
所 属四万十農業協同組合

こんにちは。

とある事情で休職中のため、今回の記事は桜満開の滋賀から書いています。

高知・四万十は既に葉桜だとか。

水が。波の音が。無性に恋しくなり。

連れて行ってもらった琵琶湖。

 

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左手奥に見えるのは「琵琶湖大橋」。

 

高知県の海岸で猫を見かけたり。

久礼ふるさと海岸や、道の駅ビオスおおがたでニワトリと遭遇したときも驚きましたが。

こちらもなかなか衝撃。

 

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近江八幡休暇村。に、あひる。

 

似てると思うのです。

豊富な水資源。四万十川と、琵琶湖。

お米の産地。仁井田米・大野見米と、近江米。

自然の豊富さ。森林率8割以上の高知県。森林率5割+面積の1/6が琵琶湖の滋賀県。

 

子どもの頃、滋賀県が好きではなかった私ですが。

「滋賀も結構いいとこやん?」って思えるようになったのは。

気付くことができたのは。

高知県を好きになったから。だと思います。

 

前置きはさておき。

JA四万十、ホームページをリニューアルしました!

ということを書こうと思っていたのですが。

現在、離脱していてあまり携われていない状況でそれを書くのもどうかと思ったので。

 

特に、都市部に住む人にとっては。

謎の団体(と思われる)JA。

 

こんなことやってました。

ということを書いてみようと思います。

 私が見た風景であり、これが全てではないことをご了承ください。

 

・農家の方への栽培指導

・肥料や農薬等の販売

・農畜産物の販売(直販所・市場・インターネット通販など)

・冠婚葬祭

・地域の子どもたちや街で暮らす人への農業体験の場の提供

・JA共済

・JAバンク

などなど。

 

細かいことをあげれば。

強風でハウスが壊れたときの手伝い、や。

去年、四万十で行われた「もてナイ」や、四万十川桜マラソンなどのイベント時のボランティア。

交通安全のために旗を持って、道に立ったり。

 

「みょうが」が収穫のピークを迎えたときには、販売課さんやパートさんだけでなく。

他の部署の職員さんも行って、一緒にパック詰めを行ったりも。

 

3日間、農家さんのところで作業をさせてもらう「農家体験実習」も。

私の研修先は、みょうが農家さんのところ。

そこで教えてもらったレシピ。

 

【用意するもの】

みょうが・ツナ缶

1.縦に切ったみょうがとツナをよく混ぜる。

2.できあがり!

 

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油との相性がすごく良くて。

しゃきしゃきだけど、まろやか。

独特のクセがちょっと抜けて、万人受けに変身です。

ぜひ一度お試しあれ。

 

そしてもうひとつ。

Uターンして、農業を継いだという人のところに取材に行かせて貰って。

何より印象に残ったのは「JAを通じて、仲間ができた」という言葉でした。

 

新規就農。

いくら地元とはいえ。

Uターンとはいえ。

長く離れていた場所に戻るのは、多分勇気がいることで。

 

でもその関係をつなぐきっかけをくれたのが。

JAの部会、であったり。指導員さんだったり。販売の職員さんだったり。

「**さんと、++さんに本当に感謝してるんです(職員さんの個人名が入ります)」

という言葉を聞いて、すごく嬉しくなりました。

 

それは多分、お世辞でもなく。

本心の言葉、というのがすごく伝わってきたので。余計に。

 

この記事を書かせてもらっている「いなかパイプ」さんも。

「つなぐ」ということを軸として、お仕事されているけれど。

それはすごく特別なことだと思っていたけれど。

実は、JAも。

新規就農者の方と、仲間。とか。

農家さんと、お客さん。とか。

いろいろ、物や人は変わっても。

いろいろな形でつなぐ仕事をしてる。

 

この形でなければ、こういうことができない。

なんてことは、多分何ひとつないのではないかと。

 そんな風に思ったのでした。

 

1年くらい前に、言われた言葉。

「もしこの先。何かがあって、ここを離れることになっても。きっとこの日々はわすれないやろ。それくらいいろんなところに行って。いろんなひとと会うて。いろんなことを知っていくから」

 

その言葉の意味を、今。実感しています。

 

そして。

滋賀県から見る高知県は。

また、今まで気付かなかった魅力に満ちあふれています。

 

滋賀県のスーパーで見つけた、JA四万十ミネラルニラ。

 

JA四万十ミネラルニラ

 

農家さんの顔が、圃場が。撮らせてもらった写真が浮かびます。

別視点。大事。

 

 

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