島のパワーは素晴らしい
2014/04/25
- 執筆者 村上将司
- 所 属九島地区地域づくり協議会
どうも、宇和島の村上です。
前にちらっと書きましたが、私の実家は宇和島湾に浮かぶ「九島」です。
宇和島を知らん人からの「宇和島ってどこの島?」っていうお決まりの流れはすっ飛ばして、
ウチはちゃんと離島なんで「宇和島は島やないけど、ウチはフェリーで15分の九島って離島です」って答えてます。
目の前の島が九島!人口は900人ぐらい、50%超は65歳以上!
宇和島市内の借家で生活しよったけど、来月(平成26年5月)から嫁さんと子供2人連れて九島に住み始めます。宇和島市内Uターンします!
両親は仕事の都合上、宇和島市内に住んでるんで、ばあちゃん5人暮らしがスタート!
88歳のばあちゃんと1歳のひ孫が同居します。
九島では野菜畑を「あさじり」。四万十の方では「しゃえんじり」っていいますね。
ウチの子もお手伝い。
嫁さんもお手伝い。松山出身の嫁さんは、ばあちゃんがしゃべる九島独特の方言の解読に難航中。
さて、九島には約2年後の平成28年に橋が架かり本土と結ばれます。
九島架橋 工事中。島民の足として長い間活躍した九島フェリーから。
島の人にとっては船通学・船通勤など今までフェリーの時間に制約されていた生活から、橋ができることで劇的に島での生活が変わるんだろうなと思います。救急の場合なんかは今まで船で運んで、港で救急車に乗せよったけど、橋ができたら救急車は島まで来てもらえるし。
九島のみんなも、ただ橋ができるのを待っているだけじゃありません。
少しずついろんな動きをしています。
「橋が架かるところに何もないのは寂しい」ということで、渡ってすぐの斜面に苗木を植栽。
段々畑の急斜面に植栽
手際がいい!さすが!
「みかん山や海があるけん、島へ観光に来てもらいたい」ということで「海と山の幸を探しに ~九島にきてみんかな~」を開催。みんなでノボリを立ててお出迎えし、参加者と一緒に鯛をさばいて鯛めしにしたり、山でみかん狩りしたりなど、九島ならではのアットホームな交流が好評でした。
山でみかん狩り。
色とりどりの紙テープでお見送り。
また、「独身男性が多いけん嫁さんを探さんといけん!」ということで
婚活イベント「島婚ストーリー」を開催。
島の男性はシャイなので1回だけでは伝わらない。同じメンバーで3回開催。
大漁旗で並走してお出迎え。
大漁旗でのお出迎えは、やろうって急に決めてすぐ動き出して、こんなところがパワフル。
島婚は、結果的に参加7組中、2組のカップルが誕生。
今回をベースに今年もやろうとしていますので、またご報告します。
これら以外にも、「九島には食べるところがないけん、カフェをやりたい」とか、「九島のものを買ってもらえる場所がいるね」とか出ているので、これらも具体的に動いていくと思います。
ただ、「今までのような島ならでは良さは残したい」「いろんな人が島に来るのは治安的に不安だ」という声もあるのは事実。いいバランスの中で、九島の人がこれからも幸せに暮らしていけるような形になれるように、微力ながらガンバロウと思います。
いなかマガジンでは、上のような九島の動きや九島での子育てを書いていきたいと思いま~す。
追伸
愛媛県宇和島市にある離島・戸島の地域おこし協力隊を募集しています。地域の活動がスタートしたばっかりやけん、そのスタートダッシュの助っ人としての役割を期待しとります! ぜひご応募ください!
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★愛媛県・宇和島市~ 地域おこし協力隊募集!
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愛媛県宇和島市にある離島・戸島の地域おこし協力隊を募集しています。
地域にある「NPO法人元気島プロジェクト」と連携しながら
1)NPO法人元気島プロジェクトの運営、活動支援
2)農林水産業の振興に関する活動及び協力
3)特産品開発及び販売促進に関する活動
を行います。
▼詳細は以下のサイトから!▼
【JOIN 募集ページ】
http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/search/detail/10464
【いなかマガジン参考記事】
https://inaka-pipe.net/20140124/
【募集人数】 1名
【募集期間】 4月7日~5月9日 締切間近!!
【給与・賃金等】 月額166,000円
その他の条件は宇和島市嘱託職員の規定に準じます。
【着任時期】2014年7月1日
【任用期間】採用~2015年3月末日
ただし、活動状況を勘案して最長3年を限度に再任あり。
【選考採用】一次選考:書類選考の上、5月上旬に結果通知
二次選考:宇和島市において面接
結果通知:5月下旬