地域活性と補助金と

2014/05/20

いなかマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。 大正町市場の川村です。

 

 この記事がアップされる頃は、鰹祭りを控えた中土佐町が、そわそわ気忙しくしているときでしょうか。町内の各地域ごとにそれぞれ、にんにくの皮むき、丼のたれづくり、鰹切り込み、などの仕込み作業に分かれます。本当に町をあげてのお祭りになっています。 町民はみんなボランティアだし。すごいなぁ。どこの地域のお祭りもこんな感じなのかもしれませんが。参考までに昨年の鰹祭り。

 

鰹祭り1

 

雨だったのに13000人もの人出でした。

 

鰹祭り2

 

鰹祭り3

 

鰹祭り4

 

 中土佐町は小さい町なのに、鰹祭り、門前市、アメゴ釣りな祭、久礼八幡宮大祭(土佐の三大祭の一つ)と、こうして書き並べるとイベント多いです。土佐の三大祭の一つもあるし。

 

で・も。

 

 こんなに元気で活気のある中土佐町でも、どこの地域でも抱える問題「商店街が廃れていく」ということも、例外ではありません。

 大正町市場はおかげさまでメディアでもよく取り上げられて、お客様の数や、にぎわいに、緊急の問題解決が必要!とまではいきませんが、地元の買い物客から観光客へとシフトしてしまってからは、平日のにぎわいだけは極端に減り。これでいい、というわけにはいかなくなっています。

 

 「地域活性」について、いろんな本読んでみたり、気になる地域活性のスペシャリストたちのFBを気にしてみたり、自分なりのアンテナを張りながら、「商店街」のことを日々、考えていると。見えてきた自分の答えは、自分だけじゃどうしようもないということ。同じように、このままじゃだめだって思って、なんとかしようと、その商店街のみんなの考えが一致しないと、なかなか難しいんだなと実感しています。

 

昨年度までは。

 

 私はまだ大正町市場の職員ではなくって、地場産品を開発して地元を元気にしようと立ち上がった有志5名が出資する企業組合、”企画・ど久礼もん”というところに所属していました。入ったきっかけは、田舎で起業する人を育てようという事業の補助金を正確に処理する経理スタッフとして。
 それまで、東京ではメーカー勤務で、主に官公庁向けの通信システムの導入、それに伴う提案書、仕様書などのドキュメントづくりがお仕事でした。高知へきて建設会社に入り、そこの経理事務をはじめたので、日商簿記と建設簿記の資格をとり、このまま田舎で経理畑に骨をうずめようと思ってました。でも、地域おこし、人材育成の補助事業を行うのに、スタッフの人出が足りないということで、”ど久礼もん”に入って。

 

 それまで官公庁に提出するドキュメントづくりは、どれも同じようなものだろうと思っていたら「補助金」というのはまた、全然違うものなんですねぇ。そりゃ、そうですよね。 その事業行うためのお金をくれるんですもん。きっちりかっちりした経理処理をして(どれもそうだけど)、それを証憑付きで示さないといかん、というのは当然ですよね。

 んじゃ、補助事業をとるってどんな流れ?というと。お金をくれる国や地方自治体が「”こんなこと”に役立つ事業」をしてくれる人、「経費だしてあげるよー」と企業団体とか自身のHPとかで公募をかけます。普段、”こんなこと”に対してアンテナ張っていると、それに対する有効そうな補助金、助成金などの情報が、その人のアンテナにひっかかります。ちょうどやってみたかった”こんなこと”に役立つ事業を、持っていたり、考えてみたりして、その事業の事業計画を、その補助金の応募要項にある、事業計画書の様式にのっとって書いてみる。書き上げられたら、補助金をとったことのある経験者とか、あるいはその情報をくれた人(たいがいそんな人は補助金のことに詳しかったりするので) などに計画書を見てもらって、場合によっては手直しも加えて、応募してみる。

 

 通れば、いよいよ正式な交付申請書を作らなければならないし、もちろん計画書に基づいて書きますが、だいたい応募先から、「計画書のこことここをこんな感じで直してから、申請書つくって」と指示がくるので、指示通りに申請書を作ります。

  計画書が通らなかった場合は、採択されず、という通知がきます。 残念だけど。そのとき採択された事業ってどんなものだろうって、その事業のタイトルとか、HPで見られるので、自分の出した事業と比較検討してみるのもあとあと役立つかもしれませんね。

 

さて”ど久礼もん”で。

 

 昨年一年は、担当していた人材育成の事業も終わってしまい、新しいものに取り組むことになっていました。それが「商店街活性化」。大正町市場を含む、その周辺の商店街全体を活性化させるというものでした。その中にメインのものが「空き店舗対策」。

 

大正町市場入り口の商店がとうとう閉店してしまい。
ここが閉店しちゃまずい!とさっそく、なんとかしなくちゃならなくなりました。
ど、ど、どうする?

 

このことについては次回に。

 

 

追伸

 

今年の「鰹祭り」も先日5月18日に晴天の中、無事開催され、盛況に終わりました。

ご来場頂いたみなさま、どうもありがとうございました!来年もまた会いましょう!

 

 

 

 

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