和歌山で初めての昆虫食イベント開催!!
2014/05/21
先に言っておきますが、私は昆虫の専門家ではありません。
人やモノ、地域をつなぐ「コーディネーター」です。
今年3月に和歌山、大阪、東京でお披露目した「イナゴソース」(イナゴ発酵調味料)は試飲会会場の都合上、火を扱えないので生の原液およびそれを使った簡単なメニューを提供させていただきました。
が、生原液を加熱するとまた味や香りが変わるはずなので、その反応を知るために日を改めて試飲会を行う必要を感じていたのと、ちょうど春の生き物を食べたいなーと思っていたので、現場にいる生き物を自ら採って食べる会:
『野食倶楽部』~第1回~
■メイン食材「現場付近にいる昆虫+イナゴソース」
■サブ食材「現場付近に生えている野草か山菜」
というイベントを行いました。
第一回ということで和歌山県内からの参加者は少なかったのですが、昆虫の専門家が筑波から1名、大阪から3名もわざわざ来てくれました!
外からわざわざ田舎に来てもらう手段としてのこのイベントを考えているので、調理協力していただける料理人のおられる有田川町清水(周りを山に囲まれた山村地域!)を舞台にして行いました。
★今回の食材
(昆虫系)
・エンマコオロギ
・トノバマバッタ
・カイコ
・ツチイナゴ
・シオカラトンボ
・キアゲハ幼虫
・ゾウムシ
・キバラモクメキリガ
・ゴミムシダマシ成虫
・ミールワーム
・シブイロカヤキリ
・イナゴソース 米麹版
・イナゴソース 醤油麹版
・イナゴソース 米麹 もろみ粕
・イナゴソース 醤油麹 もろみ粕
(植物系)
・ノビル
・アサツキ
・タラの芽
・ウド
・ハチク
・クズの若芽
(その他)
・サワガニ
の全22種を、調理して頂きました。
※私個人で探したり、みんなで現地で虫取りもしたのですが実は時期的に虫がほとんど見つからず、昆虫のほとんどは専門家の方々からの差し入れでした。(><)
★味
・コオロギは・・・自分にはうーん・・・。
・ミールワームはコクがあっておいしい
・トンボは小さかったので天ぷらの味しかせず。
・幼虫系は食べた植物の味がするらしい。私が食べたものはギシギシやイタドリ系の酸味を感じました。不思議や~。
・カイコはグリーンピースの味でした。見た目とのギャップにびっくり!
・ゴミムシダマシは野菜とかき揚げに~。
料理人の本領発揮で、本当に美味しいものを作ってくれました♪
・一番美味しかったのはトノサマバッタの揚げたもの。いくらでもいける。
・もひとつ、イナゴソースを絞ったあとのガラを乾燥させたものがとても美味しかった~
・サワガニは時期的にアブラが無さ過ぎて殻の食感しかなかった
・山菜は安定の美味しさでした。
と、いうような、食事もしつつ、イナゴソースの今後の相談もしつつ、昆虫食の未来も語りつつ、今の政治や行政にツッコミつつ等々、というとっても濃い時間を過ごさせて頂きました。
あー、楽しかった、主催者だけど!
またやろうっと。