赤線調査隊!3 ―心臓破りのアップダウン―
2015/01/21
明けましておめでとうございます。
正月は実家のある京都にいたのですが、元日・3日と大雪に見舞われ、あやうく上勝町に帰れなくなるところでした。なんとか脱出し、4日には上勝町消防団の出初め式に出席することができました。今年度からの新入団員一年生なので、欠席するわけにはいかなかったので、間に合ってよかったです。
出初め式のあとは新年会。昨年から、これからもお世話になっていく集落の方々にご挨拶。酒の場によってつくっていく人とのつながり… とかなんとかいっても、最後には大の字でくたばってしまっていたようです。う~ん、まだまだ修業が足らん!
さて、今回も昨年末から連載でお届けしている「赤線調査隊!」の第3弾です。前回まででようやく旅の一日目までを振り返ってきましたが、このままではいつまでたっても終わらなさそうなので、少しピッチをあげていきたいと思います。
さぁ、二日目(9月29日)はこの4人のメンバーで出発。初日は8人だったのですが、あまりの過酷さのため、すでに半分が脱落してしまいました。ウソです。ど平日だったからです。早朝、といいたいところですが、実は9時出発とのんきなスタート。決して急ぐ旅ではないのです。
この日は農家民宿「わっか」を出発し、傍示(ほうじ)集落へと入っていくコース。前日に比べると距離はずっと短いですが、急激に坂道を上っていかなければならない心臓破りのコースです。
車道のすぐ脇を通っていく道が多かったです。道は細いけど最短ルートなのでスイスイ。赤線は非常に効率的につくられています。
天気もよくて気持ちいいなぁ~~~!!!
おっ!こんなところに秘密の抜け穴が…
傍示集落は彩(いろどり)発祥の地と言われており、葉っぱビジネスのおばあちゃんが多く活躍しています。
ご多分に漏れず過疎高齢化が進んでいますが、まだまだ元気な高齢者の日々の働きによって、なんとか景観が維持されています。
空き家も多く見受けられました。
いったん車道に出て… 赤線が分からなくなったり、途切れたりしたら、無理せず車道に戻ります。
ぜぇぜぇ… やっと上りきったようです… 高いところから見ると自分の場所がよく分かります。ヌキ隊長の相棒、スペシャル「ゼンリン」地図が頼りです。
あぁ…また迷っちまったよ…
おっ、こんなところに赤線らしき道の入り口が!?なんと民家の家のすぐ脇です。写真下に写っているのは上勝町の特産品「阿波晩茶」雨と台風の影響で遅れに遅れた茶干し中。本来であれば遅くとも9月上旬には済んでいるはずなのに… 写真上に見える線は、収穫したスダチやユズを積み下ろすためのモノレールです。
すんませ~ん、お邪魔しま~す
(※もちろん家の方にちゃんと断って)
あぁ~、赤線を通って集落に抜けた時のうれしさといったら!!!上勝町の美しさが何倍にも感じられます。この日もうまい酒が飲めました!
次回、乞うご期待! 3日目は傍示~野尻(のじり)―炎のロッククライミング!―です。