四季爽々
2015/03/06
この記事を書き終えるであろう、2月も20日になり日中の温度もだいぶ春らしくなってきた四万十町。外に出ると花を咲かせている植物がいたり、蕾をはぐくんでいたり、今まであまり聞こえなかった鳥の鳴き声が聞こえてきたり、自然そのものが四季の移り変わりを教えてくれます。とは言っても、うちのような地域はまだまだ朝晩は寒い日が続くようなので油断は禁物です。
さてお話は少しだけ先月に遡ることになるのですが、四万十町は昭和にありますカゴノオトにて「音と光とグリーンカレー」という1DAYのイベントが開催されました。今回僕もお客さんとして参加させていただきました。内容は四万十に住まわれるクリエイターさん達の作品を公開しながら同時に制作の裏側を教えてくれるというもの。音源作りや映像制作についての知識が学べると同時にカゴノオトの美味しいグリーンカレーをいただけるまさに「一度で二度美味しい、いや、三度美味しい!!」イベントでございました。
いやぁ、改めて感じたのですが地域にクリエイターさんが沢山いることに驚愕です。イベント中実際にその場でランダムに選ばれたお客さんが一つずつ楽器を演奏し、録音したものを重ねていき、音に効果をつけて実際のCDが出来るまでの過程をライブ形式で公開したり・・・ カゴノオトの前さん演奏・出演の無国籍音楽のPV撮影の裏側を実際の映像を通して教えてくれたり・・・(もともとお芝居や映像に携わっていた僕にとっては特に嬉しいものでした(笑))
本当にどの作品や内容も素晴らしかったのですが、個人的に一番素晴らしいと思ったのは、今回のイベントを企画した前さんの提案で始まった自己紹介タイムでした。このイベントの参加者のほとんどが僕を含め移住されてきた方ばかりでした。勿論根っからの地元住民の方もいたのですが、当然参加者の中には初顔合わせの人たちもいます。そんな人たちを繋げるきっかけにもなるこの自己紹介タイムはまさに田舎での小規模イベントならではのスペシャルな時間だったように僕は感じました。縦にも横にも人と人とのつながりが大事になってくる田舎で新しい人と人との繋がりが生まるイベントができ、移住者と移住者、移住者と地元住民が関係性を築いていく。そんな新たな可能性すら垣間見える素晴らしい時間でした。
そしてお話は2月へカムバックするのですが、2月も駅伝に出ておりました。前回の記事をご覧になっている方はご承知かと思いますが、大の運動音痴だった僕が色んな人の力をおかりしてなんとか区間賞をいただいたわけなのですが、今回は大正駅伝へ参加させていただきました。消防団チームとして参加しました今駅伝、前回と同じように気合を入れて参加したのですが、結果は惨敗・・・1位で襷を預かりなんと10位にまで落ちるという大暴落ぶりを発揮しました。
悔しい!!久しぶりにこんなにも悔しい思いをしました。人からは「参加することに意義がある」と声掛や応援をしていただけるのですが・・・ ありがたさや温かさをかみしめながらもやはり悔しいものは悔しい!!自分自身基本的には
「何もないと思われている田舎で何にでも挑戦することに意義があり、それが人の命を燃やすことにもつながるんじゃないか」
という考えが土台にはあるものの自分なりに真剣に頑張って結果が出ない時というのはどこかみすぼらしい気持ちになってしまうものです。
早速次の日から来年に向けてのトレーニングです(笑) 以前にも書いたかもしれませんが、思い立ったらすぐに行動に移せる「時間」があるというのも田舎の良さかもしれませんね♪
以前にも書いたかもしれませんが、思い立ったらすぐに行動に移せる「時間」があるというのも田舎の良さかもしれませんね♪
雄大な四万十の景色を楽しみながらのランニング。四季の風を身に受け走るのはまた格別なものです。しかしランニングに限らず、何もせず只々何もない時間を味わう。自分の好きな音楽を片手にひたすら時間の流れや自然・空気を感じるというのもまた田舎ならではの贅沢な時間の過ごし方です。
皆さんもたまにはゆったりとした時間の中で命の洗濯なんかいかがでしょうか?日々しかと自然の恵みと素晴らしき時の流れに感謝をしつつ今日はこの辺で!一日お疲れ様でした!!