初の「いなか」はどうだった!?
新年度だー!気分一新だー!と思っていたらあっという間に5月も終わろうとしています。変やな。20代の頃よりも3倍速くらいで時間が過ぎるな。
怒涛・・・本当に怒涛でした・・・。年度末。毎週、毎日、家庭内は日程調整の連続で、家庭内では収まりきらず(主に娘のシッター)、周囲の手を借りまくった2・3月でした。
Eyesでは去年度の2・3月に初めて
「1ヶ月」:Eyesとしては初めての短期!
「宇和島」:松山・今治以外の地域は初!
「滞在型」:合宿状態です。これも初!!
の形でのインターンシップに挑戦しました。
受入れして頂いたのは、こちらのみなさんです。
この4か所に、長野・東京・千葉・大阪・京都・愛媛から8名の大学生が1~3人ずつチームになり参加しました。今回が初の「地域」滞在!という子もいたし、チームの場合は宿泊場所も空き家を借りたりと、慣れない環境な中、切磋琢磨していました。
今回の受入る企業側の目的は、「日常なかなか手が届かないこと、挑戦したいと思っていたことに挑戦・試行してみる!」というものでした。
中間研修の様子
こういうインターンの場合(特に大学生向けは)、企業側は社会貢献・広報活動の一環で受け入れていると思われがちですが、それではお互いに疲れるだけです。その企業も専従職員が1~3名程度の小規模事業所ですが、いなかで、1人もしくは家族でやっている事業に「さらにもう1人雇う難しさ」を両者に体感して頂きたいなと思って今回の実施に至りました。
あらためて説明すると、企業側は今後も事業を継続・発展させ、人を雇用するとなった場合の事業の作り方、教育の仕方、整えるべき環境等々を、想像するだけではなく実際に行ってみることで見えること。
また、大学生側は、地域で働きたい、働き甲斐があれば給料や環境は二番目でいい、と言いながらも、実際に自分1人を受け入れることで、地域にどのような影響・難しさ・良さがあるのかを体験してもらうこと。
これを実際に人が動いてみることで感じられた1ヶ月だったと思います。
この様子は愛媛新聞にも取材いただきました。
大学生からは
「地域に若者が増えること(自分が移住すること)は喜ばれると思っていたが、自分が地域に対して何もできないこと、逆に動き方によっては、負担になることもあるということに気付いた」
という言葉が出たり。また企業側にとっても、
「移住者や若い人に戻ってきてほしい、やる気のある子と働きたいと思っていたが、1人を受け入れるだけでもこれほど大変だとは思わなかった。環境はその場その場ではなく今から準備したい。」
という言葉も出ました。
地方創成、若者移住、と色々な言葉が独り歩きしていますが、その地域が必要としているものは、必ずしも他の地域と同じではありません。どんな環境で、誰が、どんな役割を担い、その地を次世代につないでいくのか、は、やってみないとわからないことがたくさんあります。背伸びや真似ばっかりじゃない、その地に合った方法をこれからも見つけていきたいと思いました。