「九島くるりんウォーク2014」&「島の市」
2015/06/18
- 執筆者 村上将司
- 所 属九島地区地域づくり協議会
初夏になり、島の中で満開だったミカンの花も散ってしまいました。ミカンの花が咲いている時期は九島全体がミカンの香りに包まれていて、フェリーを降りたら酸っぱいような甘いようなミカンの香りがふわぁ~っと漂ってきます。
散ってしまって今はちっちゃな実がたくさんなっています。これからはその実が大きく美味しくなるよう、摘果や水やりなど手間ひまかけて育てていきます。
ミカンの花の香りに島中が包まれます。
さて今日のテーマは「九島くるりんウォーク2014」です。九島地区地域づくり協議会で昨年11月に九島のみんなでやったウォーキングイベントです。いまさらですが、その時の様子を!
まず、九島の宮内さんの手書きの企画書からスタート!
「近隣のウォーキングイベントに参加しよるけど、自分らも九島でできると思うんよ」
ということで、手書きの提案資料1枚から早速実践に移すことになりました。
手書きの企画書がイイ感じ
この宮内さん。これまで仲間と一緒に「九島楽園案内人」として島内サイクリングのガイドや、「あやか園」という休憩所を九島の山の中腹につくったりなど、来島者のおもてなしを色々とやってるんです。(「あやか園」は、園をつくった「あけみ・やえみ・かよこ」さんの頭文字☆)
宮内さんと「あやか園」の一人、かよこさん
また、せっかく島外から来てもらうイベントやけん、以前から「カフェをやってみたい」や「手作り品を売ってみたい」との声もあったので、合わせて「九島 島の市」も同時開催することに。
九島はこれまで島外を対象としたイベントってほとんどありません。やけん、島外から大勢に来てもらうのはとにかく初めてやけん「とりあえずやってみんことには、どうなるかわからん」っていう勢い。この勢いって大事。
さて打ち合わせ&役割分担です!「九島くるりんウォーク」とタイトルが決まり、いつもの役員メンバーでササっと役割分担決定。なんだかんだでこのスピーディーさが素晴らしい!難しい会議とは違って、みんなが『やりたい』ことやけん、どんどん意見が出るね~。
「コースは3つがいいわい。神社仏閣巡り6㎞、海岸周回10㎞、農道周回13㎞。」
「とりあえず市にも協力してもらって広報誌でお知らせせんといけんやろ。あとはチラシ、ポスター、口コミ。ハガキとFAXとメールで事前受け付けやね。」
「各コース2名ずつでガイド。○○さんと○○さん…の6人で決まり。各コースに「お接待所」を用意してミカンやまんじゅう、お茶でお接待だ。」
「あんまり来んかったらいけんけん、「定員100人」にしといたら駆け込みで来るかもしれん。」
「消防団には後ろ付いてきてもらって、診療所の先生にも待機してもらっとかんといけん。」
「参加者はフェリーに乗ったこと無い人も多いやろうけん、宇和島の港にも案内人を置かんと。」
「アメ買っとくけん、島ん中の子供やじいちゃんばあちゃんに道で配ってもらおう」
などなど。
んで、「くるりんウォーク」の募集スタート。
はじめっから結構な勢いでお申し込みが!
年齢層は50歳オーバーがほとんど!
明らかにネットやFacebookではないグループだ!
口コミが驚異的な勢いで広まってる感じだ!
田舎のネットワークは凄まじい!そして素晴らしい!
いなかパイプさんでも https://inaka-pipe.net/event20141124/
1週間で100名を突破し、「申し込んでくれたんやけん断れんやろ~」ということになり、結果的に2倍以上の214名のみなさんからお申込み!当日は島の人口が約2割増しになっちゃいます!
また、「九島 島の市」も打ち合わせ。公民館祭りや納涼祭などでうどんやサンドイッチ、焼き鳥を九島の人向けに販売したことはあったけど、島外の人向けに「産直市」みたいにして売ったことがありません。出店者がどれだけ集まるか不安やったけど、募集してみるといろんなモノが集まる集まる。
魚やミカン、レモンや野菜など九島で採れたものの即売から、干し柿やザボン漬け、愛情こもった手作りいなり寿司、特製焼き肉のタレ(これが驚くほど美味しい!)、スイーツやコーヒーももちろんあり、手作り小物もおばちゃん達グループのもあれば若奥さま達グループの物もあって多彩!
このタレがビックリするほど美味しい!
前日準備も、みんないつも運動会や納涼祭の時は出合って準備しとるけん、動きがスムーズ。
ササッと良いようにレイアウトして準備完了!
前日も遅くまでスイーツづくり
当日を迎えまして、心配していたお天気は見事に快晴!11月末にしては暖かい!さぁ準備万端整いまして、あとは9時20分 宇和島港発のフェリーに乗ってくる参加者を迎え撃つだけになりました!
やっぱり愛媛の宇和島 九島はミカンでしょ!この量でこの価格!
手作りスイーツに手作りのれん
「あやか園」あけみさんとやえみさんも。「楽しいね~」って言いながら準備しよったのが印象的
公民館副館長の西尾さん。売ってんのか食べてんのか、多分ここが一番特等席(^^)
つづきはまた次号!