なんでも任されがちな若手の自力育ち術

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執筆者 佐々倉愛
所 属NPO法人Eyes

2015/07/14

 

 こんにちは!Eyes竹下です。梅雨の時期、毎日どんより天気だと気持ちまでどんよりしますね。この時期は転職を考える人も増えるそうですよ(笑)

 

四万十霧

四万十の自宅前の山はもののけ姫並みの霧です(笑)

 

 

 私も30歳を過ぎてから、Eyesを巣立っていった後輩達や同世代から仕事柄もあり、働き方の相談をよく受けます。「転職相談」というのとは少し違いますが、「働き方」つまり、仕事の進め方や時間の使い方、公私の分け方(いなかは分けにくいこと、分けたくないこともあるので)などなど、今の場所でどう状況・環境をよくしていくか?という相談が多いですね。ほとんど20代~30代前半です。ちなみに、お金は取りません。資格もないので私の視点であることを前提に伝えています。

 

 そんな中、都市部だろうと田舎だろうとよくある相談が、ここのところ続き、毎回同じことを言うので、ちょっと紹介します。題して、

 

【 ~忙しそうな上司に相談しにくい若手たち~ 】

 

ストーリーはこんな感じです。誰にでも少しはあてはまるかな~。

 

私は結構いろいろ任され始めた社会人3年目!そうなると・・・・

 

 →業務が多岐にわたり(事業をまたいだり)発生し出す。

 →優先順位が「緊急度>重要度」になる。

 →常に〆切に追われる。

 →いっぱいいっぱいになる。

 →上司にアイコンタクトを送るが察してもらえない。(ここでちょっとイライラする)

 →自分なりに成果を出そうともがく。

 →ちょっとボロが出てきたり、疲労困憊する。

 →自己犠牲精神が出てくるが、意外と報われない。

 →自分・上司への不満から疲れる。

 →隣の芝生が青く見える。(環境のせいにして転職を考えだす)

 

こういうスパイラルがすごく多いですね。(もちろん、本当に問題のある環境も多々あると思います!)経営者の方のお話を伺っていても、年齢に関わらず、

 

「私が忙しそうに見えるんだって。話しかけにくいんだって。」

 

と寂しそうに言われることも。ちゃんと「相談したいことがあるんですが」と相手の都合を聞いて相談する時間を持てば、実はじっくり聞いてもらえるもんですよ。

 私も一時期ありましたが、いい上司に恵まれ、改善方法を教えていただいたので、いつも相談された時にはまず伝えています。(それ以外の問題の場合は別の対処法。)言われたら当たり前なのですが…。特に、少人数組織で1年目だろうと関係ない!系の組織では大事にしたいプロセスです。私も余裕がなくなると、よくこの初心に立ち返ります。

 

竹内愛

 

 

10年前、まさに仕事始めでバッタバタしながら働いていた時期。この頃に教えていただいたことです!

 

【 ★ 上司に相談する前のワンステップを実践する! 】

 

①自分の勤務時間を把握する。(残業前提にしないこと)

②自分のタスクを分解する。(作業単位にまで)

③タスクを時間にあてはめる。(自分の能力の確認にもなる)

④余った仕事をどうするか相談する。(禁句:私がやります!(上司部下お互いに))

 

 これをできれば上司や同僚と客観的な視点を含めてされるのが良いです。

 私自身とても感情的な性格だし、人に認められることが大好きなので、上記を感情を抜きにして、【事柄】と【数字(時間)】だけで話すのはとても難しいことなんですが。。仕事で窮地に立っていると、普段理論的な人でもなかなか冷静に自分の立場を見たり、手放したりすることってできないと思います。

 ですが、④で話す際には、がんばりが足りる足りないの話ではなく、物理的に可能なように(さらにはトラブルの際の余力もあるのか)お互い冷静に話すことが大事~。でも難しい~。

  ね、冷静、冷静と、自分に言い聞かしているのがわかるでしょう(笑)

 

ということで、1年目だろうとドシドシ仕事を任されるいなかの少数精鋭の若者のみなさん。

都市部で大人数の社員の中、なかなか自分1人を見てもらえるわけではない若者のみなさん。

 

自分にできる努力をまずちゃんとして。お互いがんばろう!!!

 

愛媛県民球団株式会社

 

 愛媛県民球団株式会社、インターン修了日の一コマ。こんな笑顔のでる関係を気付けたのは、このインターン生・上岡さんが、自ら上司である常務にコミュニケーションを取っていくことができたからです。インターン生もがんばっています!

 

愛媛県民球団株式会社では次期インターン生も募集しています

 

 

 

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