花見、カツオ、野菜に手作り料理
2017/05/15
- 執筆者 川村かおり
- 所 属
高知県中西部、カツオの一本釣り漁師町 久礼(くれ)より川村です。こんにちは。
高知の桜開花宣言から少し遅れて、自宅すぐそばの町の名所の一つ、“大阪の桜並木”は4月に入ってやっとほぼ満開となりました。
ずーっと雨続きで気温も上がらず、しかーし予定では週末は花見。天気予報は次の週まで雨と曇りのマークばかり。
でも・・・。なぜか私、ちっとも不安ではなかったのです。なんか大丈夫な予感がしていたというか。
がっつり雨がたくさん降ったら絶対早めに晴れがくる! そんな気がすごくしていたので予定変更することなく、「雨なら中止?」という友人のラインも華麗に既読スルー。
案の定、天気は良好! しかも夏日! というくらい暖かすぎる一日。大好きな半袖でおいしく楽しく花見ができました。
東京付近の花見とこちらの花見で、テレビを見て改めて感じたのは、人が多く、活気のある都会での花見となると簡単に、やれバーベキューだ、カラオケだ! などはできないのだなぁということ。
やっぱり人が多い分スペースも限られてくるから、周りの人の迷惑を考えるとある程度のルールも必要になってきて、看板にはアレをしてはいけません、コレは禁止です、てな具合のNG事項もふえてしまうし、個人個人の常識に任せるわけにはいかなくなるのかな。
で、こちらの花見。もちろん市内のちゃんとした名所とかいったら都会と同じような禁止事項はあるかもしれないですが、この小さな漁師町のちょっとしたお花見スポットでは、個人の常識に任せてもそれほど揉めることもなく、場所取りも必要なかったわけです。
そんなわけで、昨年は夜桜(実際、まだ花咲いてなかったんだけど)花見で藁焼きタタキしちゃったりなんかしましたが、今年はほぼ満開の桜に午後の早い時間からスタートして、その日に漁師さんからもらったカツオ(幸運なことにカツオ漁も大漁だったとか)は刺身に。
あとは一人一品、食材持参のバーベキュー、日本酒、テキーラ、ビール、ウィスキーとバリエーション豊かな花見を満喫できました。
最近は小学校から英語学習が盛んで、低学年からすでに外国人の先生から指導を受けていることもあって、町には必ず何人か外国人の先生がいるのですが、2年ほど前からずっとその英語の先生たちと友人数人で英会話クラスをしており、そのつながりもあって毎年花見はアメリカやカナダ、オーストラリアからきている先生たちと一緒にやっています。
家で下ごしらえしてバーベキューコンロで焼くだけのピーマンのチキンライス詰めとか、タンドリーチキン、男性陣もちゃんとお料理をしてきてくれて、女性より男性のほうが例年、凝っていて手作りスキルがあがっているような気がするのは私だけでしょうか。先輩男子まで鶏ハム作ってきてて、しかもすごくおいしくて。
かくいう私も一応、丸々一匹苦労して捌いたカツオの刺身を披露しましたが、見事にお粗末な結果に(笑) 「あんた、できるって言ってたじゃん!」と見事に突っ込まれました。
いやね、ずっと大正町で何年もカツオの捌きを見ていたから大丈夫だろうと、それほどおっきなカツオじゃないし、それで挑戦したものの。でもはじめてにしちゃあ上出来だったんじゃないでしょうか? 私、自分に甘いかな(笑)
でもみんなおいしいおいしいって売れ行き好調だったのでよかったです。素材に感謝です。畑でとったばかりの土がついた玉ねぎ焼いたり、アスパラもありました。捌いたカツオのはらんぼ(おなかの部分)も塩焼きして、おいしいものがすぐ近くにあるって素敵です。
来年は男子に負けない手料理スキルをぜひともアップさせておきたい! そして! 何より、酔いから覚めたときに顔とか足に青あざができてないようにしたい(切実)