6月は縄文時代にタイムスリーーーーップ!!
- 執筆者 福嶋美佳
- 所 属特定非営利活動法人地域おこし
2019/05/24
こんにちは。NPO地域おこしの福嶋です。
新潟県唯一の国宝が、十日町市博物館にあるってご存知ですか? もしかしたら、教科書で見たことがある方も多いかもしれません!
はい、ドーン!
こちらの「火焔型土器」をはじめとする928点の縄文時代の出土品が、国宝に指定されています。特にその中でも、写真の火焔型土器、通称「ナンバーワン」は傑出した造形美で国内外から高い評価を得ています。
最近は縄文ブームがにわかに起こっているらしく、昨年では東京国立博物館で特別展「縄文―1万年の美に鼓動」が開催されて30万人以上の方が訪れたそうです。海外でも人気があり、なんと昨年フランスで開催されたJaponismes2018「深みへ-日本の美意識を求めて-」展でも火焔型土器と王冠型土器が展示されました。
そんなまさしく「国の宝」が出土したのが、十日町市中条地区にある笹山遺跡です。
笹山遺跡を舞台にして、毎年6月第一日曜日に「笹山じょうもん市」が開催されています。1999年6月7日に国宝に指定されたことを記念して2000年から始まったイベントで、今年で20回目になります。地元の振興会と団体が中心になって開催していて、ひじょーーーーにローカルなまったりした雰囲気のいいイベントです。
特に最近は、「火焔型土器」を2020年の東京オリンピック・パラリンピックの聖火台に採用してもらおう!という活動もしているので、大変熱が高まっています。
麻の縄文服を着た縄文人(という設定の地域の人たち笑)がそこらじゅうにいたり、縄文食を食べられるブースがあったり、復元竪穴式住居の中に入れたりと縄文の気分にひたれます。
復元竪穴住居の中で焼き魚。火を使っていい遺跡は珍しいそうです。
地元の小学生たちも授業として参加しています。アンギン編み体験中。
本物の縄文土器(国宝ではない)を触れることもできます!
と思いきや、地元小学生たちが地域の踊り「大の坂」を踊ったり中学生の吹奏楽部の発表があったり、各町内の出店があったりと縄文とはちょっとずれるけど、地域の楽しい一大イベントという雰囲気もあります。
まぁ、とにかく楽しければいいのです(笑)。やっている人が楽しい、来る人が楽しいのが一番です。もちろん私も「じょうもん市」を楽しみまくっている一人です。笹山遺跡がある地区に住んでいるので、「じょうもん市」には前々から関わらせてもらっています。昨年からは地域の女性たちで結成されている「風の心ダンサーズ」に加えてもらい、縄文ダンス(笑)を披露しました!
ド素人のダンサーチームですが、プロのダンサーさんに振付をしてもらったので、なかなか本格的な見応えのある踊りなんです! その後いろんなところで踊る機会もいただき、地元ではちょっとした有名ダンサーチームになってたりして??笑
そんなローカル感たっぷりの「笹山じょうもん市」、今年は6月2日に行います!
ぜひ縄文に興味がある方はもちろん、そうでない方も、お気軽に遊びにきてくださいねー!!