カーライフ・バランスについて考えてみた

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執筆者 安澤真希
所 属かつおゲストハウス

2019/07/26

 ちょっと前の話ですが、時事通信社のニュースを見ていたら、地方民の生活を根底から揺るがしかねない、とんでもない記事を発見しましたので、まずはそれの引用を。

 

 「政府・与党は、走行距離に応じた課税を検討していることが、わかった」。

 

 ズバリ「走行距離に応じた課税」です。冷静に考えてみてください。考えたところで、古今東西、摩訶不思議な課税であることに疑いの余地はありません。もう、ビックリしすぎて二の句が継げません。

 つまりこの自動車税の改革、あなたが車でどこかしらへ走れば走るほど、あなたにかかる税金も後ろに付いて回りますから気をつけてくださいね、っていうことです。

 

 これは搾取にも程があります。車を持っているだけで税金を取られ、ついには走っているだけで税金を取られてしまう国・日本。都会を離れたことない人や、車を所有したことのない人にはちょっとわからない苦しみかもしれませんが、地方在住者にとって車というものは、われわれ人間の“足”のようなものなのです。ただでさえ、その足に自動車税という“枷”がくっついてるのに、またしても謎の器具が足にくっついてしまうわけです。消費税の増税に加え、国は、いよいよ地方を潰しにかかっているのかもしれません…。

 これがまかり通ると、若者の車離れはよりいっそう加速し、地方にはますます人が流れなくなり、都市の一極集中が進むことになりかねません。地方創生とはいったいどこへ? 日本、大ピンチです!

 

カーライフ

 

 もし「走行税」が現実になったら、私と主人の車どちらかを売り払うことになるでしょう。

 なので、早い話が、みんなで車から自転車にシフトしよう!という提案です。それしかありません。というのはやや大げさなのですが、かといって軽い気持ちでもありません。

 土地柄、ただでさえ車依存の根強い高知県です。加えて、ガソリン代は高いし、物価も決して安いとはいえないし。ただ、百歩譲って高知市内に限っていえば、車がないと全く生活が成り立たない、ということはまずありません。何事もあれやこれやと欲張らなければ、自転車だけでも十分にスマートな生活が出来てしまいます。

 

 なぜならそう、高知市はコンパクトシティだから。買い物も、娯楽も、アクティビティも、車に頼ることなく自転車一台で足りてしまうのです。もちろん、海や山や川へ出かけるのであれば車は必要かと思いますが、あくまで生活するという水準であれば、何の問題もないのです。何の不自由もないのです。

 実際に、普段は自転車で生活して、必要であれば車をレンタルする、というライフスタイルを何年もつづけている移住者もいますし、それですごく困ったという話も聞きません。

 

 少しでも楽をしたいから車というチョイスになるわけでありまして、どこへでも自転車で出かけていた中高生のときのようなピュアな心持ちがあれば(まあこれが一番むつかしいのですが)十分に生活もできるはずです。環境にも健康にも絶対に良いことでしょう!!でもでもでもでもそれは高知市内に限った話。田舎へいけばいくほど車は不可欠。「走行距離に応じた課税」は、本当にどうかと思います。

 もし、走行距離での課税が現実味を帯びてきたら、車と自転車を利用する頻度やバランスを真剣に見つめ直さないといけないでしょう。世の中が新しい時代・令和で盛り上がる中、水面下でこの案が進んでないことを祈るばかりです。

 


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