四万十川より透明度の高い黒尊川を紹介します!
- 執筆者 高濱望
- 所 属GUESTHOUSEオキオカ
2019/09/30
こんにちは。高知県四万十市西土佐に暮らしている高濱望です。今日は、ゲストハウスのすぐ近くを流れる黒尊川(くろそんがわ)の紹介をしていきます。
黒尊川は四万十川の支流のなかでいちばん透明度が高い!
四万十川にある35の主な支流のなかで、最も透明度が高いといわれているのが“黒尊川”です。とにかく実際に見ていただくのが一番ですが、定期的に行われる水質調査でも、清流度の数値はダントツなんです。
黒尊川の水は夏でも冷たくて気持ちがいい
四万十市西土佐の江川崎地区 が41度を記録して「日本一暑いまち」になったのは2013年8月のことだそうで。
確かに高知の夏はめっちゃ暑い! 暑いけれど、黒尊川沿いは木陰があるおかげか、暑い夏でもどこかさわやか。上流のほうにいくと、気温も2,3度は低く、日の当たらない水辺は少し寒いくらいに感じることもあります。
もちろん水もひんやりと冷たくて気持ちがいいので、暑い日にはとりあえず黒尊川へ!今の時期だともう冷やい(高知の方言で「寒い」の意)だけかもしれませんが…。
黒尊川には水辺に降りられる12の遊歩道がある
黒尊川沿いの道路から水辺へと降りられる場所に、“しまんと黒尊むら”さんによって設置された遊歩道看板があります。地元住民によって、遊歩道周辺の草刈りや水辺林の間伐などがされているからこそ、きれいな黒尊川を楽しむことができるんです。
遊歩道がどこにあるのかわかりにくいので、グーグルのマイマップを作りました。使ってみてください。
ただし現地に行くと携帯電話の電波が入らないところもありますので目安程度で。
黒尊川は子供も安心して泳げる
黒尊川は水深が浅い場所がたくさんあるので、特に下流では小さなお子さんも安心して水遊びを楽しめる箇所がたくさんあります♪
黒尊川にある誰も来ないプライベートリバーサイド
黒尊川は川遊びにはもってこいですが、下流でも十分に水がきれいで楽しめるので、わざわざ上流までは行かない人が多いようです。
でも是非、上流にも行ってみることをオススメします!
ゲストハウスのある口屋内から黒尊川沿いに車で20~30分も行けば、誰も訪れないプライベートリバーで遊ぶことができます。
特に「奥屋内下遊歩道」はロープをつたって降りるので、まず人がいません!看板もわかりにくい!あえて見つけにくくしているのかと思うほど…。穴場中の穴場なのは間違いありませんね。降りるときはくれぐれもご注意ください。
黒尊川はカヌーやラフティングの穴場
広く雄大な四万十川でのカヌー体験は定番ですが、黒尊川でもカヌーやラフティングが楽しめます。
ただし、水量が多いときでなければできないので、その辺はお天気と運次第。川の上からは、ふだんは決して見られない景色が見られます。
黒尊川では手長エビがつかみ取りできる!?
黒尊川には美味しい川エビがいます。手掴みしたよ!という報告が、黒尊川を仲間とパックラフティングで楽しんでいたうちの父からありました(笑)
川がきれいで透明だから、水の中の川エビを発見できたんでしょうね。
アユやウナギ、ツガニなど漁業権がなければ獲ってはいけない生き物もいますのでご注意ください。
最後に、大雨で増水した直後の四万十川の写真をご覧ください。
かなり濁っていますが、右奥のほうに口屋内沈下橋が見えているのでそれほどの増水ではなかった時です。2018年6月。
川の左奥あたりにご注目ください。川の端っこのほうの色が、青色になっているのがわかりますか? ここ、黒尊川の水の合流地点なんです。黒尊川は増水して水が濁っても、すぐに透明に戻るので、四万十川との水の色の差が出てきます。増水の後にだけ見られる光景ですね。
さらにこの翌日の写真がこちら。
あきらかに真ん中の奥のあたりから色が違います。黒尊川のきれいな水が流れ込んできて、四万十川と混ざり合おうとしているところです。
ちなみに、このときの黒尊川の写真がこちら。透明度がほとんど戻っていました。
川ってほんと色んな表情を見せてくれて面白いです。是非こんな黒尊川を楽しみにきてみてくださいね。