黒尊渓谷の紅葉!見頃は?
- 執筆者 高濱望
- 所 属GUESTHOUSEオキオカ
2019/11/07
こんにちは。高知県四万十市西土佐に暮らしている高濱望です。いまだに昼間は日差しの強い高知県ですが、さすがに朝晩は冷えるようになってきました。
過ごしやすい行楽シーズン。もうすぐ紅葉も見頃になる、黒尊渓谷(くろそんけいこく)に遊びにきてみませんか?
GUESTHOUSEオキオカのある口屋内集落から、黒尊川沿いにずっと上流へ。愛媛県の県境も近い、黒尊渓谷の神殿橋(じんでんばし)周辺で、見事な紅葉を見ることができます。
天気のいい週末には、神殿橋にたくさんの人が訪れます。
一年で一番、黒尊に人が集まるころですね。立派な一眼レフカメラをかまえた人もいらっしゃいます。
東屋もあるので、お弁当を買ってピクニック気分も気持ちいいです。町中よりもすこし気温は低いので、防寒はしっかりと。週末は移動販売のお店が出ていることもありますが、基本的に周辺にお店や自動販売機はありませんのでご注意ください。
携帯電話は圏外です!通話が「不可」というのは通話してはいけないという意味ではなく、「不可能」という意味ですので悪しからず(笑)
ちなみにこの看板、親水公園から神殿橋までの道のどこかにあるんですが、見つけられたらレアかもしれません。覗き込んだ下の黒尊川の水がとてもきれいです。ここから山頂まで携帯電話は圏外です。落石によるパンクにもご注意ください。
黒尊神社に寄ってパワーをもらおう!
せっかく黒尊渓谷まで行くのならば、途中で是非寄ってもらいところが2カ所あります!
1.樹齢500年以上の杉の木がある「黒尊神社」
黒尊神社の大杉
黒尊神社は、山津見神社とも呼ばれ、熊野神社の流れをくむ格式の高い神社である。
この境内にある大杉は、樹齢500年以上(推定)樹高40m・胸高直径3.4m・根回り9m、枝下13mの威容を誇っている。他に、同年齢で直径1m以上の桧6本、アカガシ古木1本、樟古木2本がある。黒尊神社に係る伝説は、南路誌に次のように記載されている。
奥屋内村(宿毛庄今云下山郷)地253石1斗9升、イケノナロウエ、祭礼6月18日。
往昔は、黒尊山奥神田之岩屋と申処に在候処、慶長一七壬子年今の地に勧請、神田之岩屋は今此社より二里斗り谷奥也。或る記に曰く、幡多郡下山郷奥屋内村黒孫山に社在り、黒尊大明神と云う。神霊は此の山の大蛇也と云えり、霊験ありて請願を良く叶えり。(『西土佐村史』より引用)
パワースポットのような神秘的な雰囲気があります。
車で境内まで行くこともできますが、ぜひ徒歩で、衝撃の石段の角度にチャレンジしてみてください。登る距離は大したことはありません。
2.卵投げで願掛け「黒尊神社奥の院」
黒尊神社から3キロほど上流にある「黒尊神社奥の院」。
この奥の院の前を流れる黒尊川の淵に、卵を投げ入れて割れなければ、願い事が叶うという言い伝えがあります。もちろん生卵!大蛇の神様なので、卵がお好きなようです。
本当は川を背にして、後ろ向きに投げ入れなければいけないようですが、落下するところを誰かに見てもらわないといけないので、前を向いて投げても問題ない、と地元のおんちゃんが言っていました。おんちゃんが適当なのか神様が適当なのか……。
ちなみに私はこれまで3回ほど投げ入れたことがあります。そのうち1回だけ成功しました!!その時の願い事はまだ叶っていませんが(笑)
今年の「黒尊むら祭り」は11月9日(土)
黒尊神社と奥の院のちょうど間くらいの位置にある「黒尊親水公園」で、毎年恒例となっている地元主催の紅葉祭り。毎年大盛況です!今年も紅葉の見頃とうまく重なるといいのですが、例年よりも暖かいので、紅葉が遅くなるかも?なんて話も聞こえている今日この頃です。