民泊での出会いから、高知の魅力を再発見!
- 執筆者 和田玲子
- 所 属シェアハウス土佐指南家
2019/12/04
女性専用のシェアハウス&民泊「土佐指南家」おかみのレイです。昨年7月の民泊スタートから、あっという間に過ぎて・・・その間にご利用頂いたお客様、ご尽力頂いた皆様に感謝する日々です。良いご縁に恵まれ、楽しく貴重な体験をおかみ自身がしています。
お客様をご案内していく中で、高知を見つめ直すことも、よくあります。見逃していたコトに気づく中で、その魅力を伝えたいと思うようになりました。高知の自然には、山・川・海があって美味しい食べ物があたり前となっていたことにハッとします。お客様から教えられた高知の魅力をしっかりと心に留めていきます!
利用されるお客様の中には、初めて民泊を利用するという方が多いようです。ドキドキして、利用を決めてくださったことを伺い、その気持ちに、精一杯、お応えできるようになければという思いが強くなっています。初めて高知を観光する方から、ご要望があれば、巡りたい場所をご案内させて頂くこともあります。
先日は、坂本龍馬を敬愛するお客様と桂浜から生まれた町まで半日で巡ってみました。
青い空、海とともに、桂浜からの眺めに感動した時間です。実はちょうど、桂浜の龍馬の銅像に接近できる高台が設置されている時期で、おかみ自身、初めて高台に上がり、龍馬と接近して見ることができました。まるで龍馬と同じ目線で太平洋を見ているような気分となり、最高の眺めでした!!
写真を撮影すると、青空と龍馬像のコントラストが美しく、まるで絵はがきのモチーフになりそうでした。お客様には、最高の思い出となったようです。念願の桂浜、坂本龍馬記念館に行くという目標が達成できて、何よりも嬉しい時間をご一緒できました。
お客様は、地図で見たら近く感じたそうで、高知市内から桂浜までもっと早く移動できるかと思われたとか。実際、クルマで片道40分ほどかかり、予想以上に移動に時間がかかり驚いたとの感想でした。意外と高知の観光スポットに行くのには、時間がかかるものです。特に初めて来られた方には、しっかりとお伝えしようと思いました。
交通機関も、都会ほどの時間間隔でこないため、1便逃すと次は数時間後という場合もあり、目的地への到着が予想以上にかかったとお客様からよく耳にしますね。
高知に数回訪れ、慣れているという方は、レンタカーで移動するという場合もあります。友人に案内してもらうという方法も、自分の行きたい場所に行く賢い選択です。
歴史、龍馬に関する資料を記念館でじっくり見て、ガラス張りの建物からの眺めは最高に綺麗でした。青い空と海、白い雲や波、言葉で上手く表現できませんが、自然美を堪能しました。お客様は、砂浜の松も美しいと感動されていました。
午前は桂浜と坂本龍馬記念館の観光の後は、遅い昼食で高知市内へと移動。かつおのたたきのリクエストがあり、おかみオススメの地元の魚屋さんをご案内。そこで、かつおのたたきを購入、さらに地元スーパーで高知独自の巻き寿司、パンなどの買い物をして、土佐指南家でゆっくり過ごしました。
空腹も忘れるくらい、見て歩いて、気ままに半日を過ごす観光でした。旅行では、地元スーパーに立ち寄るようにしているというお客様、観光コースとは違った、地元に密着したプランを喜んでもらいました。
お客様の笑顔を見ると、おかみをやって良かったと思います。この瞬間が一番、大好きで達成感を味わいます。お客様のご意向に近いアテンドができるように、会話やコミュニケーションをとることで距離が縮まり、自然と打ち解けていきます。また、不思議と好きな物など共有できるお客様との出会いが多く、嬉しい限りです。
人に伝えることで、自分自身の学びに繋がるコトが多々あります。歴史、地元にある小さな史跡などに町名由来などのヒントがあり、ワクワクすることがよくあります。
高知は、都会のように公共交通機関のアクセスがよくありませんが、あえて、都会のようにしなくてもいいのでは?のんびり、スローな時間を過ごすこともいいのではないか?とお客様との会話の中で話すことがあります。
高知に来る前までは、都会の喧噪にいたお客様が、数時間後、明らかに違う場所で過ごすことで癒やされたそうです。土佐弁にも興味があると、よく言われることも。時代劇で、「○○ぜよ」と使われているから、現代もよく使う土佐弁かと思っていたと聞いて、現在はあまり使わないことを伝えてお客様と爆笑したこともあります。
少人数ご利用の家庭的な民泊なので、じっくりとお客様と向き合い、ご要望にできるだけ応えるようにすることができます。土佐指南家としての特徴なのかもしれません。主宰もおかみも、人と話すことが好きで、交流会で3時間ほどが、あっという間に過ぎていたということも・・・
また、民泊ご利用のお客様同士が自然と仲良くなっていくということもあって、ホントに嬉しいですね。もちろん、ご自分のスケジュールで観光され、関わりが少ないこともありますが、ケースバイケースでお客様に寄り添うコトがおかみの役割だと思っています。反対に、お客様の居住地の景観、産品などを教えていただくこともあり、同じ日本でも文化や産物などに特色があり奥深さを感じます。
南国高知は、真夏のイメージが強いかもしれませんが、森林率84%、山並みの紅葉もあり、予想以上に寒くて驚かれることもあります。四季の移ろいをみていく旅行も、いかがでしょう?
ゆずの収穫も多い高知、実はお寿司の酢飯に、ゆず酢をたっぷり使っています。巻き寿司の酢飯、ゆずの香り、風味に魅了されたお客様も、いらっしゃいます。そのような、日常の当たり前からの発見、旅人を魅了する、食文化後世にも継承していきたいと考えています。また、詳細は追々とお話していきますね。
高知への旅行で、女性が安心してゆっくりと過ごす場となっていくように、努めていきます。興味をもたれた方、旅の癒やしスポットとして、ぜひご活用ください。民泊に関するご相談、シェアハウスの見学なども気軽に、お声かけくださいね。
土佐指南家は、みなさまとの出会いをこれからも大切にしていきます。