ロッククライマーが高知に増殖中!

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執筆者 安澤真希
所 属かつおゲストハウス

2020/08/11

 ここ12年間で、ある宿泊団体が増えている傾向にあります。それはズバリ「クライマー」と呼ばれる人たちです。最近ではクライマーさんたちが一棟まるまる貸し切りなんて日もあったくらいです。

クライマー

 ロッククライマーの皆さんと、当日居合わせたゲストさんたちとパチリ! クライマーさんたちは総じて、イケメン、オシャレ、スタイル抜群、礼儀正しい、車がデカイの5拍子が揃った方ばかり! 

 しかしなぜ、このタイミングでクライマーが急速に増えたのか? 何かコレ!っという理由があるに違いないと思った私は、リピートしてくれいるクライマーさんたちに話を聞いてみました。曰く

「四国、特に高知はロッククライミングに最適なスポット(岩場)がたくさんありすぎる!! 時間がいくらあっても足りないほど!!

とのこと。な、なぬー! 高知の情報なら西から東から何でも御座れと豪語していた私ですが、こればかりは知らなんだと猛反省!! 海、山、川、街、酒、歴史・・・、そのほか高知の見所に「岩」というニュージャンルが加わったということですね!! 

 これはまったく新しい角度からの観光案内になりそうな気配がプンプンします。しかも、高知市からでも行ける範囲にその「岩場」とやらがいくつも点在しているというではありませんか。これは過去9年の私の情報網にも例がありません~!

松風

  クライマーのゲストさんがこぞって向かう、春野漁港にある通称「松風」と呼ばれる岩。下が砂浜になっていて、オーシャンビューというロケーションも◎

 一番難しいコースには滑り止めのチョークの後がたくさん。他にも、香美市香北町の「日ノ御子キャンプ場」より上流に行った川沿いの岩場も人気。こちらは巨大な石灰岩が点在!

 そして、高知県の海岸沿いにあるボルダリングのエリア一帯は通称「黒潮ボルダー」とも呼ばれているそうで、クライマー心をくすぐるようなゴツゴツした大きくて高さのある岩が点在しているとのこと。しかも、黒潮ボルダー専門のガイドブックまであるというからさらに驚き。しかも「Kuroshio Boulder Vol.1」「Kuroshio Boulder Vol.2」「STONE VALLEY」の3部作! これは、高知県在住クライマーの永尾貢さんがまとめたもので、在庫がないものも!

Kuroshio Boulder

Kuroshio Boulder Vol.2

STONE VALLEY

https://kuroshi0.stores.jp/items/5acd4707ef843f61fc00047b

 高知の岩場は、とにかく高さも大きさもすべてにおいてスケールが秀でていて、登り甲斐があるとのことらしいです。共感するには知識に乏しく、恥ずかしながらその領域はまったくの未踏の私でした

 しかし、クライマー心をくすぐる岩場がたくさんあることと、かつおゲストハウスを利用するクライマーたちが急速に増えた理由とは特に関係ないように思うのですが・・・、理由はこうでした。

 とかく◯◯クライミングと呼ばれるものは間口の狭いマイナーなスポーツらしく、横との隔たりもなく繋がりが早いのだそう。なので、どこか良い岩場やその拠点となる宿泊施設があればSNS等で情報共有をするため、同じ宿に泊まりがちなのだそうです。

 かつおゲストハウスに泊まってくれたクライマーさんたちも、ほとんどが知り合いもしくは顔見知り同士という間柄でした。ある時にはモンベルの社員さんグループも来てくれました。本当にありがたい話です。

 そして、高知にクライマーたちが集うきっかけも、先に紹介した著者でありクライマーの永尾さんの情報発信力、そして情熱! フェイスブックなどを通じて、日々四国のクライミング情報を発信しておられます。

 2020年東京オリンピックの競技に採用されたことで、少しずつ認知されてきている「スポーツクライミング」。その後押しもあってか、今まさに高知県もロッククライミングのメジャースポットとして全国から注目を集めているようです。

 なので、私たちもロッククライマー向けに「オススメの岩場の紹介」ができるように、知識を蓄えなければならない、ということですよね。9年目にしても、まだまだ気付かされることがある!! 勉強します!

松風

 おまけ写真。人気の岩「松風」の裏側。岩がパックリ割れていて、トンネルに! こちらも映えスポット♪

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