好きなことをやりながら生きていく!を実践してみる。
- 執筆者 小川知香
- 所 属一般社団法人いなかパイプ
2021/03/19
いなかパイプ的リモートワーカー
はじめまして。いなかパイプ所属、小川知香と申します。現在、徳島県三好市で暮らしています。
2018年から2年ほど四万十で暮らし、いなかパイプで働いていました。その間、産休、育休などを経て、四万十を離れた今は遠隔スタッフとして関わらせてもらっています。
コロナ禍でこうなった、というよりは、たまたま、このタイミングで四万十を離れることになったのですが、遠隔でもやれる仕事はあるからやってみる?ということでこのスタイルになりました。
結果的に2020年4月から、流行りのリモートワークというスタイルでいなかパイプでお仕事しています。
川とともに暮らす
今住んでいる三好市は、吉野川という川があります。日本有数の激流で、夏はラフティングツアーの人で賑わいます。
そんな私も、2011年から夏はこの吉野川で、ラフティングガイドとしてお仕事していました。同時に、2011年から2017年までの7年間、この吉野川を拠点に活動する女子のラフティングチームに所属し、世界大会には6度出場、2017年の日本開催の世界大会では優勝、世界一にもなりました。
メンバーはみんな何かしら仕事をしていて、週6日、主に朝、練習をしてその後仕事に出勤する。という生活をしていました。
吉野川はダム湖もあり、激流と静水がすごく近い場所にあるので、年間を通じて練習しやすい恵まれた環境でした。
激流吉野川。世界大会の練習でフリップ(転覆)!
池田湖、と呼ばれるダム湖。冬もここで漕いでいました。
世界一になったあと、チームを引退し、結婚を機に2018年に四万十に移住しました。
四万十でも夏は四万十川でカヌーガイドやファミリーラフティングのガイドのお仕事をしたりもしました。
四万十川は吉野川と比べると穏やかですが、その雄大さが素晴らしく、個人的には、激流を楽しむなら吉野川だけど、ファミリーで川を楽しむなら四万十川がおすすめです。
また、四万十川には支流がたくさん流れ込んでいるので、台風などで水が増えると、普段降ることのできない支流が下れたりするのも楽しみの一つでした。
四万十川。ポツンと見えるのは私と友人。
四万十川の支流、目黒川。台風後の増水時。
なぜ私がこんなに川にどっぷり浸かった生活をしているのかはまた改めてお話できればと思うのですが、いずれにしても、私にとって川は生活の一部であり、なくてはならないもの、です。
サーフィン大好きな人が海の近くに移住するように、私(と、何なら夫も)、漕ぐ環境に適した川が近くにあること。を基準に、四万十川や吉野川の近くで暮らすことを選んできました。
これからもここに住むかもしれないし、また別の場所に移住するかもわかりませんが、川の近くで暮らして、いつでも漕ぎに行けるような環境にいたいなあ、という思いはまだしばらく変わることはなさそうです。
四万十川ダウンリバーを楽しむカヌー館の仲間たち
いなかパイプでの働き方
そんな私のいなかパイプでの働き方。四万十にいた頃は、カヌーガイドや、道の駅などでお仕事をしていました。四万十を離れることになった際、一旦はいなかパイプを辞めます。と代表のレオさんに伝えたのですが、離れててもできる仕事もあるし、作るよ!ということで、継続することにしました。
※ちなみに、四万十にいた頃の働き方は当時のスタッフが記事にしてくれています。詳しくはこちら。
その頃はまだ育休中で、どうやって仕事復帰するかを模索していたところでした。自宅にいる時間が多く確保でき、やれる時間にやれるだけ。というペースで働けそうだったのも、自分にとってはやってみよう、と思えるきっかけでした。
今は昨年8月に始まったパイプウェブ編集部のライターさんの記事をアップしたり、情報発信やら企画やらをやっています。
ちなみに、同じウェブチームの古川智恵美さんも広島在住遠隔スタッフ。チームでは週1くらいのペースでオンラインミーティングをしたりしながら、それぞれのペースでお仕事をしています。
コロナウイルスの影響により、社会全体がガラッと変化を求められるようになった2020年に思いがけずリーモートワークというスタイルが始まった私。今は三好市の会社で週3で事務の仕事をしつつ、夏はラフティングのガイド業にも復帰しつつ、それらの仕事とバランスを取りながら、いなかパイプのお仕事をしています。
やりたいことをやって生きていく
好きなことをしながら暮らしていきたい。なんて、理想として思うことはありましたが、なんとなく、少しずつ、近づいてきているような気もします。
子育てしながら、漕ぎながら、仕事もそれなりに楽しみながら生きていきたい。なんだか贅沢のような気もするけど、私には、
「動き続けていたら、できるはず。」
という根拠のない自信のようなものもあります。
動き続けていると、なんか、流れが来るときがあるような気がして、流れが見えたら川と一緒、その流れに乗れたら速いんですが、これもまた川と一緒で、流れに乗るのって難しい。。。でも、そういう過程を楽しめるようになってきたように思います。
じょうずに川に浮かぶ娘。1歳1ヶ月。
そんな私にとって「ラフティングで世界一になった」と言う経験は特別で、これを経験できたことで、世界一になるって別に特別なことじゃないんだ、と言うことを知りました。
???って感じかも知れませんが、とにかく、世界一になるプロセスで色んなことを学び、そして、これから先の人生もこれと似たプロセスを繰り返し続けていくんだろうなという、時に眉間に皺ができそうな苦い想像を伴いながらも、希望を持って図太い精神で楽しみながら生きていくことができるようになった気がします。
何だか最後はよくわからない表現になってしまいましたが、この辺の自分なりの考え事をちょっと言葉にしてみたいなあ。という思いもあって書き始めてみたいなかマガジン。言葉にしつつ、自分でも頭の中を整理していきたいと思います。
ということで、今後もマイペースに記事をアップしていきたいと思います!ので、どうぞよろしくお願いします。