「山のホムサ」を続けていく為に、日々考えている事など

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執筆者 鈴木一恵
所 属山のホムサ

2023/06/27

 新潟県上越市のちょっと小高い里山「高尾」にて、田舎暮らしの事、古民家リノベの事、そこで始めたシェアスペースの事などなど、発信している「山のホムサ」の鈴木一恵です。

 古民家暮らし3年目ですが、同時にシェアスペースも今年で営業3年目となります。今回はシェアスペース営業中の私の過ごし方や日々考えている事をすこし書こうと思います。

 

 時々、外出時にお客様や山のホムサを知っている方にお会いすると「ホムサさん」と声を掛けられる事があります。

 始めのうちは、電話で「山のホムサです」と名乗るのも、なんだかムズムズしましたが(笑)最近は、流石に慣れてきて、「ホムサさん」と呼ばれることにも違和感が無くなってきました。どうぞこれからも「ホムサさん」と呼んでくださいね(強制ではありませんよ)

 

詳しくはホムサは猫の名です。この子です。

詳しくはホムサは猫の名です。この子です。

 

手探りの1年目

 1年目は特にこうしようと決めていた訳ではなかったのですが、こういう形態でシェアスペースを運営する事も初めて、どんなお客さまが来てくれるかも不明、分からない事ずくしだった為、とりあえず私は「営業中はシェアスペース内にいる」事にしていました。

 

 かといって、ゆったり過ごしてもらいたいのに、あれこれ話しかけるのもちょっと違うし(そもそも苦手ですし)私がウロウロ動き回っていても、お客さま同士ならまだしも、やっぱり落ち着かない人は落ち着かないだろうし、と思い、何かしらパソコンの作業を片隅でしていたり、細々した作業をしている事が多かったです。

 そうすると、話をしたいと言う方はすぐ見える場所に私がいるので声をかけやすい感じになって、これはこれでよかったなと思いました。

 

 その反面、シェアスペースは基本的にお客様に「自由にゆったり」過ごしていただく場所なので、同じ空間にずっと「お店の人」(私的にお店と言う意識はありませんがお客様からしたら)がいるのは、時に緊張するのでは?リラックスできないのでは??という思いもありました。

 

1年目のある時の配置

1年目のある時の配置。私のスペースがさりげなく片隅に。猫の方が良い椅子に座っているけれど・・・

 

いたりいなかったりな存在の2年目

 2年目から私は、営業中も時々一棟貸し民泊にする予定の旧自宅の改装へ行ったり、在宅時も常に1階にいる訳ではなく、2階のプライベートスペースで過ごす事が多かったです。なので、まあ、いたりいなかったりの人。ですね。

 かといってまるっきり、シェアスペースが家人不在、、、という訳ではなく、1年目はシェアスペースの一部として開放していた「中二階」を2年目は、「物販スペース&母の機織り部屋」にして、営業中はここに母か私がいて「なにかあればこちらにお気軽にお声かけ下さい」のスペースになった訳です。

 

 ですが、実は意外と人気のあった中二階スペース。もちろん個室ではないのですが、1階部分とは若干空間が異なり、ちょっと囲まれているのもちょっとしたプライベートスペース感があります。

 前に中二階を利用されたお客さまや、インスタなどの写真で見た方から控えめにですが

「あ、ここはもう使えないんですね、、、」

と言う声もチラホラ。そうですよね、中二階なんだかいいですよね。

 

1年目に人気のあった中二階

1年目に人気のあった中二階。夏暑いのと、なぜか時々蜂が現れるので要注意ですが。。。

 

忘れてはいけない本業を重視する3年目へ

 そんな訳もあり、3年目は再び中二階も開放する事に。機織りや物販スペースが食い込んでいますが、窓際のちょっとしたスペースもこれはこれで早速密かに人気です(猫にも)。

 そんな感じで迎えた3年目。昨年「時々改装の方に行ってた」と言いながらも、ノンビリしすぎて思うように改装計画が進んでいないので、今年はたぶん私の不在率は高くなると思います。

 そうは言っても、その日の気分でシェアスペースに頻繁に出没したりしていますが、、、(今年も進まなそうな予感しかしない)

 

旧自宅にて

旧自宅にて。中だけでなく、庭などの外回りもなんとなく構いだしています。

 

興味があっても無くても気軽に来れる場所に

 シェアスペースについて、いつも考えている事は「ゆったりと過ごしてもらいたい」と言う思いが前提にあるのはもちろんの事、密かに思い続けているのは、とにかく「押し付けたくない」と言う思いです。

 お客様のなかには、古民家に興味があったり、改装に興味があったり、動物に興味があったり、山暮らしに興味があったりされる方も多く、改装について

「凄いですね」

と言って頂いたり、高尾の自然を

「素晴らしいですね」

と言って頂いたり、うちの動物たちについて

「可愛いですね」

と言われると、素直に嬉しいですし、改装についての話を聞かれたり、知りたいと思う事をお話しする事は大歓迎です。

 その一方で、普通にノンビリしたくて、仕事がしたくて、いつもと違う場所に行ってみたくて、、、、

 

 理由は何であれ「山のホムサ」というシェアスペースを単純に利用したくていらっしゃるお客さまが、古民家や改装や動物や高尾に興味が無ければ行きづらい場所なのかな?と思ってしまわないように、こちらから少なくとも「押し付ける」ような事はしたくありません。

 気負わずに、ただただいらしてください。いいんです。古民家や、セルフビルドや、動物や、自然や、高尾に興味が無くても。いいんですよ。

 ここは「日常からすこし離れて、自分の時間を過ごす場所」なんですから。あ、これも押し付けてる??

 

 もちろん、興味があって、改装や高尾の暮らしや、山暮らしについてがお話が聞きたい方も遠慮なくグイグイ聞いてもらって構いませんし、私たちも喜んでお話します♪

 あ、猫に関しては人見知りなので、犬に関しては咬むので「グイグイ」はお控えください(謝)

 では、また(o^―^o)

 

山のホムサ

 

 シェアスペースの営業に関してや、日々の様子などインスタにてちょこちょこ載せているのでこちらも覗いていただけると嬉しいです↓

山のホムサ Instagramはこちら

 

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