『住めば都?田舎暮らし』

2012/08/06

はじめまして、田舎暮らし6年目に突入した川村かおりです。

サーフィンしに高知へ来て、今の主人と出会いました。主人は竹藪のこんなところでサーフショップをしています。

 

 

ホームポイントまでは車で5分。 普段はおだやかなポイントですが、台風の位置によってはこんな感じのいいポイントになります。

 

さて、あたしは高知へ来てから数年は東京へ戻りたくて戻りたくてしょうがなかったのです。

 

なぜって、

人間関係が濃すぎるし、噂話多いし(おもしろいものもあったけど)、夜は真っ暗だし、虫はいっぱいだし。ムカデも高知へ来て初めて見ました。 家の中には大人の手のひらくらいあるでっかい蜘蛛がいるし、
洗濯物は夕方早く取り込まないとまた湿っちゃう。電車じゃなくて汽車は1時間に1本程度、市内まで何千円もかかる運賃。

 

35年暮らしてきた私の暮らし方では通用しないのが田舎の生活でした。帰省できる機会をいつもいつも待っていて、田舎へ戻ってくると涙が出たり。

 

”夫をみとったら東京へ帰ろう”これが私の田舎暮らしの希望でした。

 

そんな私がなぜかひょんなことから田舎ビジネス起業家育成プロジェクトのスタッフになってしまい、
田舎で生活する、お金を稼ぐ、田舎にしかないもの、田舎の良さ、そんなことを考えなくちゃならなくなって!しかも田舎で働いて生活していく人を応援する側の立場になってしまって!
起業家を育てるためのセミナーとか勉強会とか関わっていくうちになんということでしょう(匠風に)?”田舎って、都会より贅沢なのかもしれないなー”なんて思うようになってしまいました。

 

いつのまにか東京に帰りたいって気持ちもなくなってきて、それどころか
いつか東京に暮らす息子たちが社会に出て都会に疲れたとき、息子たちの癒しの場所になる空間をここ高知で、作っておいてあげたいな、なんて!思いに変わってしまいました。
あたし、自分でもちょっと信じられません。

 

人間関係の濃さや噂話については、自分をしっかり持っていたら適度に距離をとれるし。夜、真っ暗なおかげで星がきれいでしかも、たくさんの蛍が飛んでるところってまるでプラネタリウムなんですよ!(興奮気味)虫がいっぱいなのは嫌だけど、あのでっかい蜘蛛って家の守り神だというし・・・洗濯物は姑や夫に、いい時間帯に取り込んでおいてもらうことにして。

 

あんなにあった不満もいつのまにか消えてってしまいましたアララ。

 

というわけでこうして『いなかマガジン』なるものを書かせていただくことになったのですが
都会の精錬されたカッコ良さを失わずに(そんなの持ってたのか?)、カッコ良く田舎暮らしをしているあたしの日常をこのマガジン上で少しずつお伝えしていけたらなぁと思っております。

 

川村宛のファンレター、励ましのお便りなんかもお待ちしています。

 

あ、言い忘れていましたが波乗りは今は全くやっておりません。 年に一回くらい、しかも夏のみです。
日焼けした肌がとても似合っていた若いころ、でも今じゃすぐにシワ、シミになる、それが一番怖くなってしまいました。とはいえサーフショップの嫁、あえてのサーファースタイルです。
お店ともども、今後もどうぞよろしくお願いしまッス!

 

FacebookTwitterLine